カテゴリ
全体 作品/art music art&music foods 展覧会/schedule works 版eqip画展示企画ユニット willow pattern movie MaskingMask 単なる日記 NHK文化センター 紅茶/Tea 『B&W』Shopping 英国 松本清志 その他 BOOKS 検索
最新の記事
フォロー中のブログ
エキサイトブログ向上委員会 a+ discovery 「英国と暮らす」 R.ECHO帽子製作所 Hello from P... ハナトモのベルギー→スウ... 亀福物語 Antiques&Jun... ギャラリー・バザレ / ... Kirinji-KeiK... クリスチの栗捨てる日々 mamaclio more orange… EX LIBRIS BO... 最新のコメント
以前の記事
2024年 03月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 03月 2023年 02月 2022年 11月 2022年 07月 more... ライフログ
出版してます
銅版画
CD
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
●マヤ・デレンを見る前に
水曜日、イメージ・フォーラムの『鏡の中のマヤ・デレン』を見ようと思っていたが、直前になって予定変更。ここは会員になっているのでいつでも1000円で見られるので、別の日でもよかったのだ。でもこの映画はとにかくすぐに見たかったのでできるだけ早く・・と考え中。ケネス・アンガーやブニュエルよりずっと前のシュールな映像作家だ。今リーフェンシュタールの「意志の勝利』も上映中で、今年は画家タマラ・ド・レンピッカ作品(昔西武美術館で見た時は衝撃的だった!)も来るし、美しさと強さを兼ね備えた女にグッとくるね。堅苦しいヴィクトリア時代を経て、20世紀初頭に解放されて生まれたカッコいい女たちが好きだ。 で、結局時間と場所を考え、渋谷で『パブリック・エネミーズ』を見ることに。しかし・・・・1930年代のファッションは素敵だし、ジョニー・デップも素敵だけれど、感情移入できるほどに人物は魅力的には描かれてなくて、しかも銃撃戦が続くうちに心臓がドキドキしてきて耐えられなくなった。こうゆう人を殺すものに自分がもう耐えられないくらい嫌悪感を持っていることを感じた。昔のウォーレン・オーツの『デリンジャー』はテレビで見たような気がする。義賊の雰囲気はこっちの方があったような記憶。ギャング映画は「俺たちに明日はない(ボニーとクライド)』『明日に向って撃て』がやはりピカ一だと思うな〜。感情移入はこの2作には満々と注いじゃいましたよー。描き方が人間中心なニューシネマだからそうなっちゃうんだろうけど、主演のどの人たちも好きだったし、「明日に〜』はバカラックの音楽もよかった。バカラックさんお元気かしら? 話、戻るが、前衛映像作家マヤ・デレンは名前は知っていたが実際は一度も見たことがない作家の一人でした。そうゆう人はたくさんいる。なかなか見る機会がないです、前衛は。そして、彼女は今地震でえらいことになっているハイチに滞在し、ヴードゥー教に入信してドキュメンタリーを撮った。ヴードゥー教といえばわたしにはローリング・ストーンズがすぐに頭に浮かぶのですが、もう一つはミッキー・ローク主演の『エンゼル・ハート』だなー。なーんか怖かったアレ。 あ、いけない、また話は戻りますが、ケネス・アンガーの『ルシファー・ライジング』がここで繋がってくるわけだ。いうなればストーンズとアンガーの前にいた人なのだマヤ・デレンさんは。と、見もしないのに勝手に考えているのだ、わたしは。ここが直系なのではないのか?と想像している。映画が楽しみだ。 ●着々と進む きのうは用事を一気にこなすべく、段取りよろしく勇んで午前中から出かける。お茶の水詣で。 まずはギターの弦を買いに楽器屋へ。そこで先日聞きかじった軽め空洞ギターも見学。シンライン(半分空洞)のテレキャスターを持ってみたら、本当に軽くてビックリ!わたしのチャンドラーの半分くらいのような気がする。ただ、ここにあったフェンダーのものは全部木目のもので、かわいくなかった。定価約7万円。もっと安くてかわいいものが欲しい。 そこから三省堂へ行く。目指す葉2階の文庫売り場。オッ!新刊のところで「タイムアウト」の平積み発見。山は低くなっていて、上に『今週の第一位』と書かれているぞ〜い!よしよし。嬉しや。 次に向かいの文房堂へ行く。インク数本購入。ギャラリー見学。 つぎにメトロに乗って表参道『オーパギャラリー』の「マッチ展」へ。ガビーン!休みじゃん。はぁ・・・・ 予定は一つ満たされず。 左:Wedgwood『ダイナスティ』数年前に発売されました。 右:『チャイニーズタイガー/レッド』ウィンザーシェイプ20世紀初頭のものと思います。 『チャイニーズ・タイガー、グリーン』はもっとあとで作られたようで、調べた限りでは1970年代くらいから90年代初めころまで制作されていたようです。ブルーもあります。これも1900年頃からあるようです。現在はどれも作られていません。 でもあとの予定は満たされる。近くのカフェでしっかり昼食をし、北欧食器を楽しむ。そして13時になったら隣の「月光茶房」でおいしい珈琲。入り口入ったところにわたしの版画作品『夜釣り』が暗〜く飾られていました。これ、いい作品なんですよ〜。 『月光茶房」は珈琲も紅茶もおいしいし、音楽も好みのものがかかるのでたまに行きますが、最近はご無沙汰ぎみ。昨年は大やけどしたあとに行って、即効く薬『紫雲膏』を教えてもらって感謝でありました。こんどの日曜日のピットインでのノエル・アクショテにもきっとマスター行くだろうなー、わたしは一緒に行く人いないからマスター行くならいいなー、と思っていたら、ちょうどこの日は『月光茶房』も昼のライブになっていて、大隈ワタル、ホッピー神山というデユオだそうだ。時間的に無理かも・・・と悲しそうにしていたけど、途中からでもお会いできることを祈る。 さて、オーパギャラリーが休みだったのは残念だったが、そんなことスッカリ忘れるくらい嬉しいことが月光茶房であったのでした。それは、年賀状を手渡しした時のこと、マダムが「あ、これみたことあるんだけど・・・・あ、うちにあった!」と・・・ ●チャイニーズ・タイガーの一日 なんと、「チャイニーズ・タイガー」グリーンではなくて、もっと古くて由緒正しそうな「レッド」をお持ちだったのです!さっそく棚から出していただく。ゆっくりと品定めさせていただく。わたしは実際のものを手にとったのはこれが初めてでした。感動しますねえ〜。 ウェッジウッドのこのシリーズはブルーとレッドは100年くらい前に制作されたものらしい。グリーンはもっとあとで作られている。そして月光さんの持っているレッドの手触りの良さったらないのです。しっとりと手になじむ感じ、これが良いものの証ですねー。そしてマスターもおっしゃってたけれど、少し大振りで、そしてタイガーの絵が丁寧なんです。わたしが描いたグリーンのものはどれも筆のタッチはちょっとキッチュなんですよ。そこがまたおもしろいところなんだけど、このレッドは本当に美しかったです。しかも20年間大事にされているということで、手に持つと暖かみが伝わるんですよねー。いいなあ。 数年前に「ダイナスティ」シリーズとして復活したチャイニーズ・タイガーもお持ちで、並べて楽しみながらおいしい珈琲をいただきました。「ダイナスティ」は絵が大胆になってます。これはこれで素敵なんですが、チャイニーズ・タイガーの方がかわいらしいかな。わたしも絵が1枚売れたら購入しようと決意しました。 ダイナスティの淵飾りは「グリーク・キー」という連続模様がついてます。これは中国のラーメンマークみたいで、一見笑ってしまうのですが、古代ギリシャでも中国でもこれは連続する=永遠を表すということのようで、違うけど同じ・・・・という面白さがある。 今制作中のものにはたくさんのこういった象徴的模様をどこかに入れるということをやっている。なので、こうゆうものを見るのがとても興味深い。カップ&ソーサーはこれからもずっとこだわってみていきたい、と思ってます。 それにしてもウェッジウッドの手触りは良いなぁ、としみじみと思います。 ●からだボロボロトーク きょう、やっと「マッチ展」に行けた。昨年はオバマッチがヒット作品で、購入。今も机に飾っている。今年はワールドカップ年なのでサッカー日本代表のユニフォームのマッチ「国際Aマッチ」という安直なゴロ合わせ作品になってました。この安直さが好きです。コイデさんという作家の方です。工房のオバタッチ、中井ドンもいつものようにかわいいのが出てました。ほかにはマイケルのマッチなんかも良かったです。 石井さんと待ち合わせて一緒に見る。カフェランチはリゾットを。今年出版になる本はかわいい本になりそうです。わたしも数点描くのですが、個展と重なっているので今から準備しなくっちゃ大変なことになる、ということがわかった。ガールズトークではなく初老身体ボロボロトークをして別れる。 そのまま工房に行き制作のつづき。ボロボロの身体だが、良いものをたくさん見て触っての日々で、心は錦だ。 ●オマケ:ラジオで紹介してたもの。ロック名盤の切手発売!いいな〜これ http://edition.cnn.com/2010/WORLD/europe/01/08/british.record.stamps/index.html 『夜釣り』by MATSUMOTO STOMI えらく病的な作品ですが、気に入っております。これを購入された 目の肥えた「月光茶房」さんに幸アレ!
by eggdance
| 2010-01-15 23:14
| 作品/art
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||