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大変なことが起きた2011年が終ろうとしています。
今年はとりあえず終るけれど、当然ながらすべてのことはつづく。 今年はすべてのことが異常だった。 グループ展が11あった。 個展は4。田村智美さんとのコラボレーションが1つ。全部合わせると16だった。 その内、EQIPや自分がプロデュースしたものは4つあった。 請われて展示できることは勿論しあわせなことだけれど、自分が好きな作家を自分がプロデュースするというのもとてもしあわせなことでありました。 やむなくお断りした展示が2つありました。来年はなんとか実現したいです!!! ライブは1つでした。企画展オープニングで結構しっかりソロライブもしてしまいまして、これもカウントに入れてしまえば2つです。キルトの本のイベントでバグパイパーと一緒に日本語で「アメイジング・グレイス」を歌えたのも良かったです。Ustreamのおかげで東北の方にも見てもらえた。 来年はもう少しちゃんと音楽やりたいもんです。 今年最後の版画作品の紹介はこれです。 「この上はいつも春」 縦が36cmくらいの作品です。 これは12月に制作した今年最後の大きめ作品です。 今年は命にかかわる重大事が日本国中あったわけですが、すぐ近しいところでもいくつかありました。もっとも身近だったのは家人のこと。数年前に倒れてからも我が家はいつも通りですが、4年たってこの10月にまたまた危機がやってきました。 けれど、今は現状維持です。 わたしはどんどん忙しくなるのですが、だからこそというのか、やりたいことをやりながらも順序だてて生活を整理することを考えるようになりました。みんな大変です。でもみんなして苦しくなることはない。我が家はみんな楽しく闘病し(楽しいわけはないんだけど)、受験勉強し(二男)、仕事し(わたし)、バイトやらサッカーやら(長男)しています。 でも、パニックになったりもします。そんな時、この絵を描こうと思いつきました。 だんだん寒くなってきて街はひんやりしてるけど、音楽をやるわたしたちは木の上にいて、いつも暖かい気分ですよ〜、何年も何年も楽しい日々を送って来られてきてますよ〜 松本氏は元々アヴァンギャルドなチェロ奏者なのです。なので、チェロの人を描きましたよ。女の子はギターを持っています。このギターはアコースティックに見えるけれど先っちょ見てね!エレキになってんのよ。わたしはエレキが好きだから。 楽器も人も木と一緒になっていて、ここは暖かいのです。いつもいつもです。永遠にです。 この絵ができあがってホッとしました。いつもこんな気分でいたい。わたしだけじゃなくて、見てくれる人もそんな気分になってくれたらいい。 そしたら、ある方が先日の伊東屋さんでこの絵を買ってくださいました。その方は薬局の方でした。最初はどなたか気がつかず、お買い上げになられたあとで「実は近所の・・・」とおっしゃった。白衣を着ていないとわからないもんですねえ。 この薬局によく薬を貰いにいくのですが、待ち合い室にすばらしいシルクスクリーンの作品があり、わたしはいつもこの絵を眺めてホッとなっていました。きっと絵がお好きなのだろうと思って、一度忙しくて薬を取りにいけなくなった時に「こんなことしてるもので行けなかったのです、すみません」といってDMを渡していたのでした。 その方が「自分の好き嫌いだけで選んでるんじゃないんですよ。待合室で患者さんが見て和んでもらえるような絵を捜してるんですよ。こんな風な気持ち、いいなあ」とおっしゃったのでした。 いやもう、嬉しい・・・・ 今年最後に描いた作品で、今年最高の言葉を聞いた。 今年一年、一生懸命やれるだけのことやったなぁ〜、でもって、こんな風な作品を作れて、本当に良かった。 たくさんの悲しいことがあった人たちに、わたしからこの絵を。 その悲しみはいつか暖かい春と繋がっている。 と、わたしは信じてます。 みなさま、良いお年を! そして、ありがとう!
by eggdance
| 2012-01-01 00:07
| 作品/art
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Comments(2)
そうですね〜、あちこちでいろいろあった年でした。
なかなか想いは伝えきれないから、 「ハイこんな感じです」って 見せる事が出来る仕事は素敵なのかもしれませんね! そして、「それをしなさい」と与えられたお役目ってやつなのかもしれませんね、松本さんの場合きっと。 その手の中に、素敵な時がこれからも包まれますように。
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eggdance at 2012-01-01 09:55
昨年は素敵な出会いがたくさんあって、保坂さんにもようやく(!?)会えました〜。保坂さんの絵にはやっぱりその時々の気分が見えていて、同じような気分の人はきっとその絵を抱きしめたい、と思うのだろうな〜〜って思います。今年はその気分どうなるかしらん?楽しみです
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