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●母、にわかに復活!
昨年の暮れから急に認知症らしきものが表出していた母のお話。 たまに書いていたのでご存知の方も多かろうと思いますが、父が亡くなってから一人暮らし歴30年。 立派にクールに過ごしておる84歳です。 ところが携帯電話、電子レンジ、洗濯機、ゴミ出し、化粧品の使い方、どれもこれもすっかりわけがわからなくなっていて、近所に住む姉とわたしは今年始めころに母を病院の「物忘れ科」に連れて行きました。 MRIと問診の結果、重症ではないけれど、やはり認知症が始まっていた。そこで薬が出た。 多分、今認知症にはこの薬しか処方されてないと思う。医者の話しでは、「これで治るというわけではなく、病状が進むのを遅らすことができる、という感じです。まれに治ることもありますが、ほとんどありません。」とのことだった。 (舐めるように子猫をかわいがるママンであります) 実は、この薬が母にはあっていた。かなり珍しいことだそうだ。 その後5ヶ月たとうとしているが、季節や年齢も間違わなくなり、洗濯機もレンジも復活した。お風呂のスイッチも大丈夫。記憶もしっかりしているし、今となっては「なんでレンジなんてあんな簡単なものが使えなくなってたのかしら?バカみたい」と宣うほどだ。 ゴミの分別も完璧! ただし、その頃の無力な自分の記憶もわずかだがあるので、自分に対しての失望感は否めなく、以前の女王様な態度はすっかり引っ込んで、ただただやさしい母になった。 薬が効いている。本当に良かった。きっともっと良い薬もその内作られるだろう。 ●こねこねこねこねこねこ〜 姉は毎日数時間母の家に行く。事務仕事をサササとして、おかずを作り、薬を間違わないようにその日の分だけ手渡す。猫を病院に連れていったり、掃除をしたり、細かいこといっさいをやってくれている。 時々変な声を出して「〇〇カンパニーですが、お宅のご家族は?」と『オレオレ詐欺』や『お母さん助けて詐欺』に備えて母に電話して訓練までしてくれている。母もだんだん姉に訓練されてきた成果が出てきて、個人情報を言うことなく、電話を切ることができていた。これにはビックリしたけれど、どの家庭もやっといた方が良いかも〜 わたしは週に一度泊まりがけで行く。やはり一緒にご飯を食べるというのは全然違うのだ。なんてことない話しをしながら実家の台所で料理をして一緒に「いただきまーす!」する。 部屋に料理の匂いがし、食べ物で会話がはずむ。これがとっても大事なことだとわかった。冷たい食事ばかりをしていてはいけないのだ。ご飯って大事ね〜。動物としゃべるのもいいけどサ、人としゃべるのもいいよ。 そんなわけで、クソ忙しい(はしたないわ!)わたしですが、人生の25%母のために使おう、と決意しているので行くわけです。毎週行っては家の中の片付けをしていたおかげで、ほとんどの部屋の片付けが済み、大難関の二階の母の衣装部屋にとりかかっていた時、それは始まった。 雌ニャンコno.1がその部屋で子にゃんこ3匹生んでいた! その部屋の襖貼りや障子貼りにとりかかっていたわたしだが、しばし取り止めだ。どうせバリバリにされる。 そしてさらにもう1匹いる雌ニャンコno,2も一週間遅れで子にゃんこを3匹生んだ。これは1階の母の寝室の本棚の空きスペースで生んだ。 今後は里親探しと子猫の世話に集中するべ! あまりにもかわいらしい子猫たち!毎週実家に行くのがさらに楽しみになっていた。 幸いFacebookに画像や動画をバンバン載せたら二組の里親さんがすぐに申し出てくれた。なんてすばらしい〜!二人とも絵の関係の友人だったので、それも話しがスムーズで良かった。 Facebookの功罪はいろいろありますが、今回はとてもこれで助かった。2ヶ月弱母は一所懸命世話をし続けましたよ。 「ママの仕事は猫の世話だよ〜!まかせたからね!」とわたしは母に言っていた。 自分がやらねば命に関わる、そういった責任感・・・守るべきものがいるということ・・・も一人暮らしの高齢者には必要なことだとわたしは思う。 ご飯の世話、トイレの後始末、すごくがんばっていた。といっても、とにかく母は元来動物の方が明らかに人間より好きなので、かわいいかわいいかわいい〜〜を繰り返し、舐めるように育てていた。たまに本当に舐めていた。ガッ 里親二人は5月30日と31日にやってきて、それぞれ、兄弟猫2匹と、三毛ちゃん(なんとオス!)を引き取きとりに来てくれました。どちらもやさしくて明るい家庭が目に見えてわかるので、母はウルウルしながらも感謝していた。ウルッ ありがとーみなさん!わたしからも、姉からもお礼を申し上げます。 そうそう、毎週わたしのしつっこい画像や動画を見てお返事くれたツイッターやfacebookのお友達たちにも、ありがとうを!いつもやさしい言葉をかけてくれて、ホッとしていた。 現在、2匹がまだいます。多分1匹は里親さんがみつかりそう。最後にもしも残った子がいたら、みんなで育てます! ●怖かったです〜わたしの薬体験 クソ忙しいのは、グループ展や、百貨店関連の展示、本の仕事などが重なっているのと、始まりも終わりもない家庭のあれやこれやが原因です。かなり疲れておりました。でも、まあ寝て治している。 そんな中、インプラント2本目の手術を1週間ほど前に行った。麻酔をした時にすでに息苦しさと頭のボア=っとした感覚を味わっていて、いつもと違うな、とは思っていた。 手術後、抗生剤と頓服が処方された。 抗生物質の方は絶対に飲むようにと言われていたので、できるだけ飲んでいたが、たまに忘れる時もあった。忘れてる時は気分が良いが、飲んだ時はどうも胃が痛くなるようだし、頭も痛くなるし、呼吸が苦しい。 そして一昨日のことだ。 朝の散歩から戻ってきて「あ、また忘れてしまった!」と慌てて飲み、11日から2週間の英国旅行なので、それに備えてネットでヒースロー空港の出国について調べていた(行きは二人だけど、帰りは一人なのでちょい不安なわたしです)ら、どんどん胸から上、汗が噴き出るように流れてくるではないですか!しかも急激に吐き気。 3、4度の嘔吐。その間タオル2枚ビシャビシャで、苦しい! 今思えば救急車を呼ぶべき状況だった。しかし、そんなことも思い浮かばないほどのたうち回って、ソファにぐったり倒れ込んで、とにかくハアハア言いながらこの状態が収まるのを待った。3時間ほどたったら、すべて吐いてしまったおかげで、胸の気持ち悪さはなくなったが、嘔吐する時に力を入れたせいなのか頭がガンガンする。 実はこの日はマンモグラフィの予約を入れていた日なのだが、這うようにして受話器をとり、キャンセルの電話を入れた。 さらに、丸善丸の内ギャラリーでの「絵本と挿絵の版画展」が初日の日で、6時からのパーティに行く予定にしていた日だったのだ。頭痛が治まれば行けそうだ、と思ったが今無理をして英国に行けなくなったら困るし、我慢しようかな・・・と思っていたらギャラリーから電話。版画についての質問だったのだけれど、この際欠席を伝えようと思った。残念!たくさんのハンガリアンズと版画アルアル話ししたかったよ〜ん ●母親ってのはこんなもん じっと我慢して汗を拭きつつゴロゴロし続ける。 息子たちが帰ってきて、「大丈夫?」と心配する。甲斐甲斐しくお茶を用意したり食器を洗ったりしてくれる。 そうなのだ。母親というのは軽々しく「痛い!」とか「苦しい!」とか言えないのでR。 なぜなら、もの凄く子どもは不安に陥るからなのだ。 「いや、それでも里美さん!そんなに苦しい時は苦しいと言わなくてはかえっていけないと思いますよ!」という親切なお言葉が聞こえるようですが、それでもなお、駄目なんですね〜 我が家のように父親も亡くしているとなおさらで、母親がどうにかなったら不安で不安で仕方ないハズなんですね〜。 というわけで、ある程度は我慢するわけです。 さて、一体この状況の原因は何だろう?薬以外考えられない。でいただいた薬「メイアクト」を翌朝調べてみたら、副作用に「嘔気、胃不快感、顔面蒼白、冷汗、呼吸困難 、全身倦怠感、食欲不振」等々と書いてある。 まさにまさに、まさにこれであ〜る!原因がハッキリすれば気分もサッパリだ。 もう抜糸も済んでいるし、もうウガイだけで結構だ。この薬はもう飲まないことにした。 この1週間この気持ち悪さのおかげで食欲がなく、気づけば3キロ減量だい! この機会にもう少しやせる所存です。 しかし、薬は怖い。治るための薬ではあるが、こんなことにもなってしまうことがあるのだ。 多分1本目のインプラントの時にも同じものが出ていたハズなのだが、その時はなんでもなかったわけです。 クソ忙しくて(またまた失礼!)知らないうちにもの凄く体力を消耗していたのかもしれない。それが原因かもしれないが、今後も薬を飲む気になれなくなってしまった。 頭痛がするからバファリンでも・・と思ったりするが、またあんな風になるのではないか?????という恐怖心があり、とても飲む気が起こらない。 こうなると飲みに行く前に飲んでいるハイチオールCも怖くなってしまう。征露丸ですら恐怖心になってしまった(わたしが普段飲むのはこの程度です)。だからといって今医者にいったらまた薬が出るだろう。それでまたあんな風になったら旅行どころじゃない。 「里美さん!旅行より身体でしょ!」という声が今聞こえますよ〜バンバンと!でも駄目だね 絶対今医者には行かないし、薬も飲まんよ! 病気したことないわたしは薬には多分過敏なんだろうと思う。 元々原始人的なのだから、今後はお茶と水と睡眠で治す。 旅行から帰ってきてもなおこんな状態だったら、いよいよおとなしく病院に行くことにします。 里子に行った兄弟猫のお母さんは、漸く猫部屋から1階に降りて来て、残っている二匹の子猫もかわいがっている。愛だね〜 母とこのニャンコとわたしと。母は愛よ、強い愛でできてるのっ! ●「絵本と挿絵の版画展」は11日までやってます。 わたしはきょう無事に見に行くことができました。 すばらしく立派な展覧会になってます〜本で見るのとはまた違う原画の魅力を是非この機会に堪能しにきてくださいね! わたしのはこんな感じでーす!
by eggdance
| 2013-06-07 21:45
| 単なる日記
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Comments(4)
熟読させていただきました!松本さん、体調は大丈夫ですか?オープンかつ率直な言葉の数々、はらはらしながら読んでしまいました。毎日の暮らしに対するその努力と誠実さに頭が下がります。でもくれぐれもがんばりすぎないように!どうにかなるよ、でたまにはだらけて怠けてください。子どもは不安なんだ、というくだりほんとによくわかります。そう思います。こどもは不安で、純粋で、一生懸命なものですもんね。でもすばらしいお子たちに囲まれてしあわせ。くれぐれも体調を整えて無理せずにイギリス行ってきてくださーい。
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eggdance at 2013-06-09 13:18
fbでも書いたのですが、同じ境遇の人の役に立てると良いな、という想いがじつはあるので、回りに支障のない程度ギリギリにオープンにしようと考えて母のことや病気のことについては書こうと思ってる次第です。
少しでも希望が持てればいいですものね! 子どもには「ママのいない間、楽しいな!と思って過ごしなさい」と言っておきました。いない間にどんだけおもしろいことやるかがお楽しみ。普通に怖々過ごしてないことを祈ってます! 体調はだんだん戻っているので大丈夫ですよ。ありがとーございます!楽しんできます
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kobo-tan at 2013-06-09 16:55
周りに支障のない程度ぎりぎりにオープンに、とは常々ぼくも思って実行していることです!ヘンに隠してもいいことないしウソになっちゃうもの、と思って。それでブログは「金がない」とか暗い話しばかりになっちゃうんですけど…でも、「共感」ってそういう姿勢からしか生まれないと思うんです。勇み足して、誰かを傷つけちゃったらこれはもうすなおに謝るしかないと思ってます。これは言いたいなと思ったときは、やはり言っとかないと、自分も世の中も、どんどん閉じていっちゃう気がするので。
こどもは、ほんと、なにを持ってくるか、なにを覚えてくるかがまず楽しみですね!「子どもをどう教育するか」なんて考えてる人の気がしれません。子どもなんてそんなに思い通りになるわけないもの。松本さんも、イギリスもそうだけど、2週間ぶりに会う子どもたちのほうが楽しみだったりして、ね。
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eggdance at 2013-06-09 19:40
ありがとうございます〜。
言わないと始まらない、ということは多いですものね。きょうも薬のことを書いたおかげで、歯科衛生士さんにアドバイスいただきました。 言い換えると「話せばわかる!」という感じもしてきますね〜。さらには世界平和!?!?!? ウチの子どもの2週間後をお楽しみに!また報告します。彼らが傷つかない程度に〜
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