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きょうわたしは一生やるまいと思ったことを二つもやりました。
一つは、雪が降って原宿の工房が冷えきってスキー場のロッヂのようになることをみこんで、ジーンズの下にタイツをはいてしまったことであーる。これだけはしたくなかった。でも、あたたかかった、ちょっと悔しいが寒さに負けた。もうひとつはブルースギターを弾こうとしてしまったこと。 わたしがそんなことをしてはいけないだろう・・・が弾けるかどうかやってみた。考えたこともなかったので、当然どうやるのかわからず。改めて思ったのだけど、ギターってどうやって弾くんだろう・・・。わたしはどうやって弾いてるんだろう?とっても疑問に思いながらなんとなく指を動かしてみる。 なんでこんなことをしているかというと、来週のライブでは『Eel Pie Island Song』の間奏で牧野くんの代わりにわたしがブルーズギターを弾かねばならないからであります。このライブはフレイレフ・ジャンボリーがわたしの曲を何曲か一緒にやってくれて、そしてまたわたしが彼らの曲数曲に歌詞をつけ歌う(1曲はギターと共に)という構成(勿論自分たちだけでもやりますが)。『Eel Pie〜」に関しては、フレイレフのメンバー数人と一緒にやることになってますが、途中のところを弾かねばならぬ。元々牧野くんがいることを前提にして作った曲なので、自分がやるなんてことはまったく考えてもみなかったわけで、まして、ブルーズギターはねえ・・・信じられないわ、わたしだよ、わたし!サボテンのギター弾いてるわたしがそりゃないでしょーよ!そんなわけで胃痛に見舞われ悶々とした日々を送っておりましたが、やるしかない。それで自分でおかしくなってしまったんですねえ。ええ!?ギターってどうやって弾くんだろう・・・というまるっきり始めの一歩の疑問に打ちのめされてしまったのでした。なにしろほとんどすべて耳だけでやってる人間のすることじゃないでしょ、ブルーズギターは。スケールの訓練してないし。 牧野くんはアメリカンなブルーズフレーズがうまくて、はっきり言ってこれは初めてサボテンのサティの演奏に飛び入りで参加した時にすでにワシ、気づいていたのだ。別にそんなフレーズを弾いたわけじゃないけれど、なんとなくニオったのだ。サボテンではサティのを一緒にやるととてもいい感じだった。ほかにもいろいろやったけれど、嬉々としてやるものとそうでもないものが・・・・当然あり、そこはそれサボテンはなにかと難しい音楽ゆえに大変です。その後一緒にやってもらおうと思ったキッカケは、ブチ壊れていくフレーズが飛び出したり、きっとたくさんの曲を聞いて身につけたロックンロールのフレーズだったりブルーズのフレーズだったり、または、多くの実験的なギタリストの音の出し方や、はたまたホーボーっぽいスタイルやら、そういったものを熱心に、また素直に好きなものは好きと勉強する実直さと勤勉さが良いところだと思ったのだった。わたしの曲のようにいろんなスタイルがあるものの中できっと、最初っからうまくはいかないかもしれないけれど、それぞれに熱心に考えてやってくれるだろう、と思った。その熱心さと勤勉さがもうすぐ出るアルバム『In the surburbs』に素直に出ているなあ、と、いただいたCDをお正月に聞いて思った。牧野くんを知ってる人はたくさんいると思うけれど、ずいぶんたくさんの時間二人で練習してる(我々はギター練習がとても好きです。それとしゃべってる)ので、その中で知ってることというのもある。これは秘密だ。聞きながらわたしなりに楽しくいろんなことを思ってます。とにかく、ギターが好きなのがいいのね。それに尽きるのかもしれないし、それでいいじゃないか、とさえ思います。わたしも好きだから。わたしは8曲目の「unesoteric march』が好きです。何度も聞いてしまいました。それと3曲目『weird sigh』。牧野くんのやさしい感じと無国籍感が出ていて好きです。 と、ギターのうまい人のことは心配ないわけで、心配なのはわたしの方なのだった。はてさて、臭いブルーズというのがおかしくなってしまうのは、どうも津軽じょんがら節に聞こえてしまう時があって、これがもう紙一重といっても良い場合を良く耳にするから笑ってしまってどうしても自分でこれをやろうという気になれないのだった。わたしにだってカッコいいと思えることのあるブルーズギターというのは勿論あって、あんまり知らないけれど、最初にカッコいいと思ったのはブライアン・ジョーンズだった。この人のはどう聞いても津軽じょんがら節じゃない。ロンドンの音がする。こうありたいものだと思った。このようなロンドンっぽいクールなR&Bまたは、アメリカのルーツミュージックのブルーズギタ=だったらとても好きなのだ。しかし、前述のようにわたしにはその前段階から無理がある。わたしにあるのは耳だけで、「こんな感じぃ〜」というのからしか演奏することができない。こうなるともうパロディとしてしか考えられない。で、想像してみる。ペンシルストライプの細身のスーツにしてみよう。それからこんなフレーズ、あんなフレーズを弾く指の様子なども思い浮かべてみよう。それから全然音は合ってないのに弾きまくるエアギター状態でやってみよう。いやー、これがおかしいのだ。全然違うんだけど、たまに当たりがある。そして、ああそうなんだ〜、といつものことながら、自己流でカメのようなのろさでギターの作りについて考えてみたりするのだった。結局頑固なんで自分で発掘したことしか理解ができないんだろうと思う。これはもう性癖なので仕方なし。しかし、あまりにも頭の中で鳴らすフレーズというのがおもしろくはないということもわかった。うまくできたとしてもあまりおもしろくない。おもしろいギターというのはどんなのだろうか・・・。いつも最後はすべて壊れてしまえば良いと思ってしまうのは短絡的だろうか。もう少し真面目に勤勉に考えてみます。・・・・こんなギリギリで・・・
by eggdance
| 2008-01-24 02:12
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