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●神保町
お茶の水駅の聖橋出口を出て、あたたかいのでブラブラとゆっくりと坂をおりて行く。『かげろう文庫』で立ち読みをして、あこがれの白水社前を通り、ガラスに貼ってあった「ベケット」のかっこいいポスターを見る。ベケットの不条理モンが好きだ。「モロイ」と「マロウンは死ぬ」と、何かほかにも好きなものがあったハズ・・そうだ!「ゴドーを待ちながら」だった。これくらいしか読んでないが、どれも好きだった。顔がイイのも10点加算される。白水社はこむずかしくて好きなのだ。わかんなくてもね。いや、わかんないところが良い。 そこから文房堂に行き、版画インク、イエローとコバルトを購入。その上の階で、ヨーロッパの挿絵展というのを見る。ライトブロックという写真製版による版画があって、ビアズリーのがそうなのだ。亜鉛板でやる。やってみたいのだけど、工房でできないのだろうか・・・。アリスのジョン・テニエルのもたくさんあった。その上の階では額を見る。たまにデモノがあるのだ。それからその上の階のギャラリーに行き、犬展でお世話になったまさなりみゆきさんや、銅版画の岡田里さんらが参加しているエコバッグ展を見る。このギャラリーは工房展でつかっているところです。バッグのほかにもそれぞれの人の(30人くらいだったかなあ)作品が並んでていて、おもしろかった。まさなりさんは立体の日本犬なんですが、中に「ちーちゃん号」というのがいて、かわいかったわ。まさなりさんは絶対日本犬なんだな〜 ●ブエノスアイレス そこを出ると昼ちょっと過ぎだった。向かい側の古い額屋をのぞいたら、デモノがありまして。購入。それから、まさなりさんが働いているけやき書房の方へ歩き、植草さんが通っていた珈琲屋の神田伯刺西爾のちょい手前の右の路地を入り、喫茶店「ラドリオ」の前のタンゴ珈琲屋『ミロンガ』い入る。神保町は楽しいなあ。ここで、コーヒーとケーキを食す。スピーカの前の席に座り、飾られているバンドネオンや写真など見つつ、読書。神保町のレトロ喫茶での正しいスタイル。一息ついたら、棚に置いてあるチラシを物色。谷根千の一箱〜の時期になる。いつも東京にいないので、行ったことがない。谷中に知り合いもできたから、行ってみたいもんだ、と思うのでした。 かかっていたタンゴはSPのようにジリジリと雑音が入っていて、相当古そうだった。わたし以外の客はおじさんばかりで、アイスコーヒーと言わず「冷たい珈琲おくれ」とおっしゃいまして、粋でござんした。 タンゴは好きだが、あまり古いのになると、いささか埃っぽくてカビ臭くて飽きてしまう。やはり、ピアソラという人は革新的だったのだなあ、と改めて思う。 そこを出て、神保町の駅方面へ。さぼうるの隣のギャラリー『福果』で「チブ・ホーフヒムストラ」のオブジェとドローイング展を見る。このギャラリーは現代美術作品の展示が多い。いいものをいつもやっている。 ●グラスゴー 工房へ行き。刷り増ししていた「英国フード記A to Z」の表紙を板からはがす。実は先週からイギリス人男性が来ていて、隣にいたので、見られたら何か指摘されるかも・・・と思っていたが、全然問題なくあの表紙を見ていたのでホッとした。ギターを抱えている人物に必ずみなさん目が行くようで、「オオ、ジョージ・ハリスン?」「NO」「ポール・マッカートニー?」「NO」この時点で次は絶対に「ポール・ウエラー」と言うに決まっていると思ったら、「ピート・タウンゼント」と当ててくれたので、思わず握手した。 そのほかのキャラについても話が広がるので、この表紙描いてよかったな〜と思うのでした。バグパイパーを見て、「グラスゴー出身」だと言うので、スコットランドと日本は友好150周年なんだってね、記念のコンサート見たばかりだ、と(英語でなんとなく〜〜〜)言ったら、「スコットランドでは大変なイベントで、誰でも知ってるが、日本ではまったくポピュラーじゃない話だ」と悲しそうだった。そんなもんです。 食べ物の本なのだ、コレは。と話すと、「ポリッジが好きだ」と言う。うーん、英国丸出しだなあ、って当たり前なんだけどね。ああ、おもしろかった。またね〜 さて、「レッドクリフ」に出ていた孫権役のチャン・チェンがなかなかカッコよかったよねー、という話になってから、映画「ブエノスアイレス」を思い出していた。 レスリー・チャンが亡くなった時のことは、あまり興味もなかったのによく覚えている。香港のファンがみんなマスクをしていたからで、たしか鳥インフルエンザが蔓延してたのだ。なんだかニュース映像が殺伐としていて、怖かった。この映画にはトニー・レオンとレスリー・チャンとチャン・チェンが出ていたわけで、スター勢揃いだったわけだ。「レッドクリフ」にこの中の2人が出てるんで、レスリー・チャンが生きていたら、孔明はこの人、というのだとおもしろかったかなあ、なんて思ったりした。実際には金城武が良かっただろうけど、話題はこのトライアングルになっちゃったに違いない。別の興味から見に行く人もきっと増えてただろうな。などと、電車の中でいろいろ想像してしまった。 というわけで、「ブエノスアイレス」のサントラも聴いてみる。 ザッパとピアソラとカエターノ.ヴィローゾでまとめられている。ピアソラの曲の中に「Milonga for 3」というのがある。きょうはミロンガに行って良かったわー。 このサントラCDは豪華で、ポストカードがたくさん入ってます。初々しいチャン・チェンの写真と、渋いトニー・レオンと退廃的なレスリー・チャンです。欲しい人はたくさんいそうですが、わたしはタンゴバー「Bar Sur」の市松模様のフロアの写真くらいでいいかな・・・それにしても、色が悩ましい。 というわけで、アルゼンチンとグラスゴーと神保町の一日は終わる。 本当は、借りてるDVD見たいんだけど、きょうのところは頭の中が各国渦巻き飽和状態になってしまったので、あきらめた。
by eggdance
| 2009-04-16 00:18
| art&music
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