カテゴリ
全体 作品/art music art&music foods 展覧会/schedule works 版eqip画展示企画ユニット willow pattern movie MaskingMask 単なる日記 NHK文化センター 紅茶/Tea 『B&W』Shopping 英国 松本清志 その他 BOOKS 検索
最新の記事
フォロー中のブログ
エキサイトブログ向上委員会 a+ discovery 「英国と暮らす」 R.ECHO帽子製作所 Hello from P... ハナトモのベルギー→スウ... 亀福物語 Antiques&Jun... ギャラリー・バザレ / ... Kirinji-KeiK... クリスチの栗捨てる日々 mamaclio more orange… EX LIBRIS BO... 最新のコメント
以前の記事
2024年 03月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 03月 2023年 02月 2022年 11月 2022年 07月 more... ライフログ
出版してます
銅版画
CD
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
●ファッションの重箱をつつく 洋服に関わる仕事が重なっている。 パソコンを前にして、ネットで資料を調べまくる。机の上にも本、雑誌などの資料本が山となる。ここんところは毎日毎日そんな状態なのだ。調べものは尽きることがなくて、おもしろくて仕方がない。(時間的に余裕があればもっと楽しいんだけどなあ)特に、男物となると目がランランとなってしまうのだ。とはいっても、MENS CLUBを後生大事にするような性癖はないのでありまして、ただただ楽しくディテールやら歴史やら映画のファッションなど探しては喜んでるのであります。 男物ファッションは30年代から50年代が洗練されているように思うけれど、まあ、年代ごとにわたしはおもしろいと思ってまんべんなく見てしまう。 わたしの仕事は、単に「ポロシャツ」を描く、というだけのものであっても、そう簡単にはいかないのだ。簡単に描けるだろうし、描いてしまうイラストレーターは多いと思うけど、わたしみたいなしつこい人間はそのままにしてはおけないのだ。そこがわたしのわたしたる所以なので、しつこいイラストレーターが好きな方には喜ばれるのであります。 先日銀座の大通りを歩いていたら、ブルックス・ブラザーズ本店の隣にユニクロを発見。ついでにユザワヤもニューメルサにできて、看板の雰囲気が銀座っぽくないので、しばし初老の粋なオジサンとしては(わたしの理想の姿)かぶりをふるしかなかったのでありました。 これも時代だからのぉ、受け入れるとしよう。 ブルックス・ブラザースのボタンダウンというのは、ポロ競技で、襟が風になびかないようにするためにとめるボタンがついているポロシャツ(とその時代に呼んでいたかは知らないけれど)にヒントを得て作られたそうで、そうか、やっぱり必要は発明の母なのね、と半端に納得したりするのでした。 ベン・シャーマンというと、モッズ時代からのミュージシャン御用達デザイナーですね。この方がブライトンの小さな工場で作りだしたボタンダウンは、アメリカのアイビーのとは違ったモダンなもので(で、モッズになるんだけど)、当時から最先端のオシャレさんが着ていた・・・つまりはロックミュージシャンが着ていたのだ。 あ、そうそう、ロックミュージシャンがファッションの最先端をいくのだ。ところで、日本のミュージシャンは衣装がダサい。ロックミュージシャンじゃない男が特に。ロックミュージシャンのダサさは気にならないのだ、わたしは。主張があるから「変なの〜」でも「気概」を信じるのだ。女ミュージシャンは趣味が合わない合う、はあるにしても、ファッション気にしない人は滅多にいないけど、男ミュージシャンは気にしてない奴が多すぎるのがガッカリする。Tシャツ着ればなんとかなると思ってやしないか?こんなハッキリ言って、アンタいいの?いっぱい敵に回すわよ。と多くの方に言われそうだけど、いいの、そんなこと。ええ、ええ、いいんです。 ベン・シャーマンのファッションがたくさん見られるらしいのが今上映中の「This is ENGLAND」。 というわけで、またネットで公式サイトを見てしまうわけです。80年代のスキンズの話なのね。音楽でいえば、スカとかレゲエのころで、スペシャルズが一番有名なのでしょう。わたしはこのへんはほとんど聞いてないので、音楽にはあまりシンパシー感じられないとは思うけど、パンクなノリとはうらはらな中途半端な80年代ファッションは見てみたいなあ、と思った。 80年代終わりころに初めてロンドンへ行った。その時一緒に行ったわたしよりずっと若い友達は、ロンドンのタワーレコードでスペシャルズのレコードを買っていたっけ。スペシャルズ風の帽子も購入してすごく嬉しそうだった。帰りのヒースローでは洋服に安全ピンをたくさんつけてた男の子が身体検査されてて、失笑されてた。そんな時代。 ちょっと休憩してました。またネットで調べものしてて横道にそれたものを見てました。それは、靴を見ていて辿り着いた、スコットランドのおばちゃんボイルさんの歌声のネットでのヒットが「靴投げ」を超えた、という記事です。わたしもテレビでこの方の歌聞きました。英国のテレビ番組はなんだかコアでおもしろいなあ。 それはともかく、宣伝もかねてバラシてしまうけど、今描いてるのは、単にポロシャツを描くとかボタンダウンを描くというような図鑑ではありません。もっとコアなトコつついた本なんですよねー。こうゆうのはちょっと見たことないと思うので、おもしろいと思います。はまる人にはチョー受けると思います。またしてもアメリカもんじゃなくて英国もんなので、ちょっとファッションもひねた感じというか、変な部分がしつこく頑固なんで、おもしろいけれどその牙城は堅牢で、絵に至るために重要な「こなし」になかなか至らないものがいくつも出てくるのですねえ。どうしてこんな風に作られているのか、なぜこんなもんを着るのか、といったようなことを理解しなくちゃ、絵というものは魅力的には見えないのです。それがねえ、上の方にも書いたけど、わたし、自慢じゃないけど半端なく調査しないと気が済まないのよね・・・・ この調子じゃ、なかなか終わらない・・・ ●休まない というわけで、一休みして、今度は違う服飾関係のお仕事にとりかかる。締め切りがあるというのもあるけど、気分転換にもなる。これがまた、ロックなテイスト。おもしろいんだけど、版画は手間がかかる、段取りが大事、ということで、銅版への描画、腐食の時間、直しの時間、刷りの時間、乾かす時間など考えて呆然となる。直しなしで一気にできる場合もあるので、それを信じて強気の予定表を作る。だいたい予定表作りというものが仕事では大事なのだ。ねえ、そうでしょ?「ジュルスケ帳」はタイムジュルスケで真っ黒になってしまった。 ゴールデンウィークは無し。 きのう打ち合わせしたカフェは原宿の明治通り沿いで、H&MとFOEVER21が並んだすぐそばだった。また行列。全然入る気が湧かない。その隣のビルの方がいいゾイ。上がサッカー専門店で、地下がパブ「HUB」なのですよ。暑くなってきたら、クイ〜〜〜〜ッと昼間エール飲んで、工房行けるゾイ。 7日からのグループ展のお知らせ。猫しかやらないギャラリーです。 新作のみです。銀座、月光荘もそばですよ。 ●5/7(木)〜13(水)会期中無休 AM 11:00〜PM 7:00 最終日はPM 5:00 終了 『銅版画8人展』ボザールミュー ◆銅版画展は今回が4回目。毎回銅販画専門の作家の方々と専門は別でも、銅販画の魅力にハマった作家の方々との作品をあわせて展示しています。 奥の深い銅版画の魅力に、作家それぞれの個性も重ねてお楽しみください。(サイトより) 出品予定作家: 太田悦子 久保田英津子 佐藤恵美 中島祥子 米田民穂 松本里美 山岡康子 山田ひろ子 (アイウエオ順 敬称略) 東京都中央区銀座7-5-15 銀座蒲田ビル 4F (TEL) 03-3571-0946/(FAX)03-3572-2388 ●JR・地下鉄新橋駅、地下鉄銀座駅B6出口よりともに徒歩約5分。 写真:5cm角くらい。小さい猫の女王エリザベスです。 5色あるのよ。
by eggdance
| 2009-05-01 22:34
| 作品/art
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||