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●伊勢丹は終了です
伊勢丹新宿店の作品展がきょうで終わりました。伊勢丹さん、お客さん、アートフレームコーナーのみなさん、ありがとうございました!伊東屋にも伊勢丹を見てきてから来てくれた方がたくさんいらっしゃったし、伊東屋さんから伊勢丹さんに「行って来まーす!」と言って立ち去る方もいて、わたしは楽しかったですが、二つとも行ってくださった方には本当に感謝です。半日わたしと過ごしちゃって、悪いですねえ・・・なんちて ![]() 飾ってある額を撮影したのでガラスに光っちゃってますが・・・・ 『クリケット・ティ』です。縦36.5cm ●結構盛況 11日間の個展、きょうで2/3が過ぎました。 4日目に突然10年会ってない友人が来た。たまたま人がいなかったので波瀾万丈の人生を語り倒してもらった。感慨深し。5日目には、いつも来てくれるヴィデオアーティストのTさんが。彼はわたしが「どの程度生きてられているか」を検査しにくるのだ。「よしよし、生きているな。じゃね」と帰っていく。会えないながらも、芳名帳代わりのカードに沢山のメッセージを書き残しておいてくれる人もいる。この日は大阪からもはるばるKさんが来てくれた。昨年の京都以来、ばんばん東京の個展やワークショップに来てくれている。「楽しまなくちゃ!」という精神がイイね。疲れ気味の男子が多い中、女子はみんな元気だな。随分前に工房をやめてしまった人たちも訪ねてくる。版画の話をする。銅版画はそれなりの場所と時間がないとなかなか続けていくのは困難なので、やむを得ずやめてしまう人が多い。でも、今回の「モッズなオレ」という塩ビのシリーズなど、マイナスをプラスに転じるやり方がきっとあり、「仕方がないからこれで我慢する」ではなく「何を使っても自分だったらおもしろいものができる」と自信を持って頭を使ってみて欲しいと思う。一休さんみたいに、ウ~~~~ン、と唸って考えてみれば何かきっと良い方法が思いつくものだ。 新刊本が売れるのは当たり前と思うが、「フード記」の方も結構売れていて共著の身としては嬉しや。この本は(版画のノリは微妙だけれど)、内容的には万人楽しめると思うので、男性も買ってくれるのが嬉しい。この日もおじさんが買っていった。 この日は、終わってから銀座でも新橋よりのギャラリーバー・カジマにより、まさなりみゆき嬢の犬のしっぽの個展を見にいった。ここはグループ展&ライブをさせていただいたところだ。オヤジトークの客を横目で見つつ奥のギャラリースペースへ。みゆき嬢は日本犬のみと思っていたら、エアデールテリアとかスコッチとかもいて、「オーベーカ」の風が・・・・。立体はどんどんおもしろくなっているなあ。お面は彼女にほのかに似てた。ファーでできたいろんなしっぽが壁にくっついていてなんとも良くて見入ってしまった。実際に装着もできる。かなりじっくり見る。が、連日の疲れとほかにもドッと疲れるできごとが重なっていたので、目眩がしてしまい、ビールを飲んで彼女を待つつもりだったがあえなく撃沈。途中で大枚1000円のドリンク剤を腰に手をあてて飲んでしまった。 ●クリケット・ティー 6日目、たくさん寝たので復活。睡眠が特効薬だ。工房の堀内先生が来てくれた。サラッとできているようで非常~に悩みの多かった作品『クリケット・ティー』について、しばし語り合う。クリケットは英国お国技で、映画でもよく見るけれど(「ブライアン・ジョーンズの伝記ものでは、彼は広い庭でやっていたね)、なんとなく知ってはいても、ルールは何度聞いても読んでも把握できない。しかし、どこかで「試合の途中20分程度のティータイムがある。」と読んだ時には、嬉しくてひっくり返りそうになり、ルールなんてどうでもよくなってしまったのだった。 そうか、クリケットというのは、スポーツというよりは、スポーツを通しての普段の生活においてのエチケット、人とのコミュニケーションにその重点が置かれているのだな、とわかってしまったからだ。実際には公式試合ではこうゆうことはないらしいけれど、普通に楽しむゲームでは、イソイソと試合前からテント(タープ)とテーブルセッティングがとり行われる。緑の芝生の上で優雅にゲームをし、途中ダラダラとソーサー片手にミルクティーをすすり(ソーサーがついているところがイイね)、(パサついた甘いばっかりの)ケーキやスコーンや、細く切ったサンドイッチなどをつまむ。長くなるとランチもとるらしい。3日も続くゲームもあると読んだことがあるので、そうなるとディナーも?いや、これはないと思いますが。 このシチュエーションが楽しいので、これを描こうと思ったのが写真にある版画です。 これをとりあえず試刷りまでした所で、工房のS講師と堀内先生が別々に「よくこんな構図描いたわね」「なんでこうなってるんだろう」と口々に首をひねるのだった。わたしにとっては、これは、クリケットティを表現するために必要なすべての要素を描いたにすぎないので、一体どこに疑問があるのかサッパリわからないのだ。ギャラリーでさらに堀内先生は「なんでここに木があるのかしら・・・でもあなたには見えてるのね・・・なんでこんな遠くにこんなに人が・う~んあなたには見えてるから描いてるだけなのだろうけどねえ」とブツブツつぶやく。 「きっとありえない構図なんでしょうね。見て描いたわけじゃないし。わたしは絵の教育はちゃんとは受けてないので、何が疑問なのかサッパリわからないんですけどね。」と言ったら、「それでいいのよ。その方がおもしろい。やたらと基礎にこだわる人がいるけれど、絵はそれだけではない」とおっしゃるのだった。わたしもそう思う。基礎を知っていることは大事だけれど、とらわれていては駄目だろう。 未だにどうして2人の先生がこの絵の構図について「不思議」というのかわたしには理解ができない。お客さんがいなくなると、ホッと椅子に座って遠くからじっくり眺めている。 わたしにはテントの下の楽しいティータイムがあるだけだ。そのテーブルにのっているケーキの種類や、縞縞のコーニッシュウエアの沢山のカップ&ソーサーたちを見て、満足するばかりだ。 ![]() 今回のテーマに沿って、スコーンを何人かにいただいてしまった!しかも「ベノア」の。あの電車男で有名になった紅茶のベノアです。ホイルに包んでオーブントースターに入れてクロテッドクリームをつけていただきました。、紅茶はカメラマンの横山さんのロンドンみやげのものを。おいちぃ〜
by eggdance
| 2009-09-08 21:47
| 作品/art
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