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●クリケットを見よう
![]() 『英国男子制服コレクション』のクリケットの絵を描くために、まだまだ寒い頃に日本代表チームの練習場所を著者の石井さんと訪ねた。そのご縁で、きょうは栃木の佐野にある日本で3つしかないクリケットグラウンドの一つまで出かけていったのでした。渡良瀬川の川辺です。 お世話になった選手であり日本クリケット協会事務局の仕事もされている宮地さんと、わたしが描いたクリケットの全身像のモデルをしてくれた選手の茅野さんとご挨拶、版画の原画をプレゼントさせていただいた。今回の対戦相手は英国のMCC。 MCC(Marylebone Cricket Club)はクリケット界の名門中の名門チームで、クリケットの競技規則「The Laws of Cricket」の著作権を持ち、編纂することが認められているチームです。 ![]() このチームのカラーである赤と黄色のレジメンタルタイはクリケット好きの憧れなんだそうです。なんて話は、元理事で今は顧問をされている伊藤さんから聞きました。きょうはこの方がずっと解説をしてくれての観戦で贅沢。大相撲での天皇皇后さま状態でしたのよ。そんなわけで、何度聞いても、何度読んでも理解できなかったクリケットのルールがなんとな〜〜〜〜〜〜くわかったのでした。本当にありがとうございました!!とにかく、一体どこで勝敗がつくのかすらもわからなかったので、よかったです。とはいえ、観戦しながら話ながら感じたのは、やはりスポーツとはいえ、これは文化であって、社交を大切にするという英国ならではのものなのだな、ということなのでした。 サッカーと違って外人枠というのがありません。だから、スリランカ人、パキスタン人、インド人がたくさん入っているチームもたくさんあるらしく、ノルウエー代表には一人もノルウェー人がいない!!なんて話もおもしろかった。日本にちゃんとしたチームができたのは1980年代ということで、新しいのですが、わたしはもっと昔から知っていたわけで、これは英国やそのほかの国の映画でしょっちゅう映像を見ているからなのですね。クリケットの日本での人口は2000人くらいだそうですが、世界でもっとも人口の多いスポーツがクリケットだっていうんで、驚きですよね。というのもクリケットは英国の国技で、英国がいかにその昔植民地を広げていたかがわかるわけです。ちゃんと試合をすると、5日かかると言われています。今回は3時間で終わるようなルールにしてあって、120球投げて(ほかにも決まりがあるのですが)終わるということになってました。 野球の原型と言われてますが、相当違います。戦うという感じよりもフレンドシップという雰囲気が強く、両チームのテントが並べられているのも特徴的だと思いました。クリケット・ティーという作品を描いた時にも思ったのですが、ゲームは勿論一生懸命なんだろうけど、途中でするティータイムもとっても重要。英国のクラブチームのクラブハウスには終わったあとで選手みんなが楽しむダイニングやバーがあり、そうゆうところでのコミュニケーションが大事、というのが英国人の考え方なんだなあと思いました。英国人は外交も得意だ。食事やバーを利用し、大事な話もたくさんそうゆう場での人と人との付き合いで動かしていったことだろう。話し合いをすること、会話を大切にすること、これは大事なことだ。自分の意見を一方的に言うのではなく、人の意見も充分聞く。自分の言葉で考え話す。こうゆうことは若い頃から教育されているのがヨーロッパの個人主義だ。白洲次郎のドラマでも描かれていたように、自分のことばで話せない人間は駄目なのだ。話す訓練がスポーツを通じてもなされている。試合後、お互いに相手を讃える姿を見て、なにやら納得して帰路につく。 佐野市は栃木県。タクシーの運転手さんがまるっきりU字工字みたいでおもしろかったわー。ラーメンが有名だというのでお土産に買って帰りました。天気も良くて緑の匂いも爽やかで、とても気持ちのよい一日を過ごしました。 ![]() 次のオリンピックはロンドンですが、国技のクリケットは種目にありません。強い国はインドだそうです。わたしの想像(と確信)ですが、植民地時代に普及し、その後子どもたちも裸足で棒を振り回して遊ぶくらいに一般的なスポーツになった。底辺がしっかりと広がって強くなっていったんですねー。英国ではそうゆう風には広がってはいないのだと思う。ブラジルのサッカーが強いのと同じで、子ども達に広がっていくことが大事なのだと思う。佐野のグラウンドでは、隣で子どもクリケット教室が開かれてました。佐野がラーメンとアウトレットのほかに、クリケットで有名になるといいな、と思いました。 ●「ネギ」を描く 家に帰ると次の仕事の資料が届いていた。K書房文庫本の表紙のためにゲラ刷りを読まねばならない。わたしの好きなタイプのアメリカのSFものです。出来上がったら紹介します。 晶文社、文芸部なくなっちゃいましたね・・・そういえば。晶文社だから買う、という時代があり、あのブローディガンをはじめ随分とお世話になった。装幀もわたしたちの世代のもの!という雰囲気で好きだった。音楽、アートを中心に欲しいものが多かった。今回はその中からSFものが・・・・ということで、晶文社のものが息を吹き返すということに読者だったわたしが作る側になって半ば恩返しのような気分になれてとても喜んでいる。しっかりイイものを作りたい、と思うっとります! ここんところは尼僧宣言したので、コツコツと暮らしています。きのう先日の個展の作品の最後の刷り増し作業を終え、家では新たに始まったイラスト仕事のUP。ホッと一息。このレギュラー仕事は『ぐるなび』さん(お世話になってますねー、食べ物屋探しにはかかせない)のお仕事で、食材ほか食べ物にまつわるイラストを描いてます。創刊号は「鮭」。第二回目は「ねぎ」でした。最近我が家のそばのサラダのお店で気に入っているのがあって、それは京野菜の九条ネギとジャコのサラダです。シャキシャキしていておいしいので、自分でも作りたいのだけど、近所に九条ネギは売ってないので、ここで買ってくる。ネギはいろんな種類があって、英国の歩兵5連隊の内のウェールズのマークは「ネギ」なんでおもしろい。ポロネギは下仁田ネギに似た太いタイプですね。フレンチでも良くつかう。あまり辛くないからフレンチではよくスープにします。アスピリンの効果は熱しすぎると無くなるので、風邪の時には気をつけてね。な〜〜んてことがコラムに書いてあった。わたしは今回は絵を描くだけではなくて、描き文字もやることになったので、ちゃんと読むからお勉強になっちゃいます。次は何かな?楽しみ ●キングからオバマ オバマ大統領がノーベル平和賞なんだそうで、『キャデラック・レコード』の中のレーベルCHESSがあったシカゴ出身。シカゴはダウンタウンで、モータウンのあったデトロイトはアップタウン(というのか、都会的という意味で)そのあたりは音楽の違いも出ているのだろうと思います。「ドリームガールズ」のきらびやかさとは違う奈落も見えて、やはり、音楽が命とはいえ、歴史・背景を知ると重みが増す。それはそれとして、オバマのノーベル賞から遡ること45年、1964年にキング牧師がノーベル平和賞をとっている。リンカーン大統領の奴隷解放宣言から102年後となる。 最近数字ばかり並べているが、歴史が着実に変わってきていることを最近ヒシヒシと感じていて、それも、半世紀生きてやっとのこと歴史の流れが見えてくる、という気がしている。年寄りの言うことはよく聞け、というのにはワケがあるのだった。だって、本当に最近やっと物事対極的に見られるようになってきたなぁと感じるもんねー。アラハン(とわたしは50代をこう呼んでいる。半世紀という意味で)から始まるのよ!大人の生活は! ![]()
by eggdance
| 2009-10-11 01:22
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