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●ふたたびビートルズ月間に
一日中仕事のための原稿を読む。 少し滞ってたビートルズ・イン・モノ月間に舞い戻っりながらのため、なかなか文字に目が進まないという不甲斐なさ。こんなことではイカン。しかし、ようやくビートルズの中でも特にフェイヴァリットな「REVOLVER」に辿り着き、モノだステレオだの関係なく、今更ながらにポール・マッカートニー恐るべしと思うのでした。 言い尽くされていることとは思うけど、一見ポップなこの方が、いかに実験的であったかを思い知る。能ある鷹は爪を隠す。「REVOLVER」はその勝利といってもいい。のちにわたしがやりたくなったほとんどは、ここに詰まっているのだなぁ・・・・と感慨深い。ロックでポップでアヴァンギャルドで、ブラスありフェイクあり、そしてなにより今までのアルバムから格段に楽器の音圧が高くなっている。モコモコした音のイライラ感がスッキリとなくなっている。これは『HELP!』から段々感じるようになった。『HELP!』ではステレオの方がいいなー、と思うものもあったなぁ、そういえば。リッケンバッカーの音がとかフェンダーの音がとかは詳しい方におまかせですが、あきらかにギターの音色はクリアにシャープに伸びがある。これはレコーディング機材が充実しだしたからなのもあるだろうけど、こうゆうことも演奏者ありきで、自分の経験からいっても、「作りたい音」がハッキリしていなければすばらしい機材も宝の持ち腐れで、また、欲しい音を求める飽くなき情熱こそが機材を発展させるわけであります〜〜〜。エンジニアも偉いが、ミュージシャンが意識が高くなきゃやっぱ駄目だ・・・つーことですわね。 ●写真で旅をしていた 「REVOLVER」よりもずっと前の『A HARD DAY'S NIGHT』もきのうようやく聞いた。これは1964年の映画のサントラですね。わたしはずっとあとになって買ってまして、この4人がフィルムの枠に収まっているようなジャケットでは買ってなかった。お金もなかったので映画の1シーンの汚い写真のヤツで紙もペナペナだった(多分これがお得だったんだろうと思う)。 ただ、わたしはオリジナルのジャケット写真は小さい頃から嫌ってほど半分だけ目に焼き付けていたのでした。それは世界文化社のハードカバーの旅シリーズの中の「イギリス(BRITEN)」で、さっき出してみたら昭和40年になっていたので、1965年の本。その中に最初の方にピカデリー・サーカスの大きな写真が載っているのです。コメントはこうなっている ***** ロンドンの代表的な繁華街。中略===観光名所だけに連邦諸国からのおのぼりさんや観光客の姿も多いが、ビートルズの広告から抜け出たような若者も結構やってくる。もちろんコウモリ傘を腕から離さぬイギリス紳士もやってくる。 ********* 街にこの映画の大きなポスターが貼ってある様子が載っているのと、もうひとつはピカデリーサーカスに映画のネオンサインが書き割りの4人の顔付きで飾られている様子が写っている。小さい頃から外国のものにどん欲だったため、この広場に写っている看板ひとつひとつをくまなくわたしは見ていたのでした。 たとえば、「GORDON」って何だとか(しばらしくしてお酒のジンだとわかる)、「SKOL」って何だ(ビールだとわかる)とか、わたしは非常にしつこくて、ゴードンに関しては父親が酒飲みだったので棚の中からすぐに見つけて判明した。SKOLについては看板に絵が描いてあったので飲み物だということはわかっていたがジュースだと思い込んでいた。父に聞いたが知らなかった。さっき調べてみたら、1964年の8月に発売されたビールみたいで、この写真はまぎれもなく1964年の8月の写真なのだ!映画は7月から上映されていて、ビ−トルズがアイドルになってしまって絶好調の時なのでした。わたしはこの本が大好きなので、長年にわたり見続けている。見るたびに新しい発見があって、古い写真本っておもしろい。 『世界的流行の実存ヒゲ。長髪スタイルのロンドンの若者たちは「モズ」と呼ばれている』 なんていう文章もあり、 『彼らの主流は、中産階級より少し下の家庭の子弟であ。そうゆう青年たちは、世が世ならば、植民地の官吏となることによって、出世コースをつかむことができたが、いまではそれも不可能になり、人生に挫折感を抱いていると思われる』 なんて文章で「老人国の若者たち」の項は締めくくられている。 小学生の時からこんなもんばかり読んで(見て)育ってしまったので、すっかり知ったかブリな嫌な子どもになってしまいました。でも、このシリーズ本のおかげで世界は身近に感じていたし、買ってくれていた親に感謝!ドイツ、フランス、イタリアとこのイギリスの4冊しか結局興味が持てなかったので、それ以外は家に置いてきて、これらだけ私物にした。ほかの国にあまり興味が持てないのは、今に始まったことではなかった。マッタクのヨーロッパ志向だった。 『A HARD DAY'S NIGHT』は、ジョンのヴォーカルがとにかくすばらしいな。そしてやっぱりアメリカの黒人音楽に刺激されてた部分が、今こうやって大量に聞くと浮き彫りにされておもしろい。馬鹿馬鹿しかったけれど、映画も初々しくて楽しかった。 ●散歩 きのうは悩み多きデザイナー氏とデートしとりまして、話の流れで「南に興味ないの?」と言われて考えてみたけれど、そういったわけで子どものころからヨーロッパ好きだった。香港が最南端。南で行きたいのはブエノスアイレス。タンゴですよ、タンゴ。そのほか行きたいと思うのは東欧。それとイスタンブールとモロッコ。 きのうのデートコースは渋谷の粋なパリィ〜風カフェと、青山の高級スーパーマーケットと、新宿のギャラリーでした。マーケットは紀伊国屋ですが、移転してから一度も行ったことがなかったので行ってみた。あのビルは平衡感覚失うのであまり長く見てられないわねえ。紀伊国屋スーパーは外国のものが手に入りやすいので、昔はここで英国のお菓子用のミンスミートなんぞを買った覚えがある。これを使えばアッという間に東洋人でも英国クリスマス菓子ミンスパイができますのよ。パンがおいしそうだったので、購入。新宿のギャラリーでは氏の知り合いの方の盆栽を見る。13年もののヒノキは、直径30センチくらいに収まっていて、ホホォ〜〜〜と感心する。自分が5ミリくらいの身長になったような気分でおもしろい。和でも洋でもないアートだった。 ブラブラと歩きながら話をしておもしろかった。尼僧生活でワビサビで生きてるこの頃なもんで、笑いすぎて申し訳なかった。が、人生は面倒くさくて楽しいものだよ・・・ネ。懲りずにまた尼とデートしましょう。 ●セルビアおめでとー! 我が愛すべき映画監督エミール・クストリッツアの祖国セルビアがサッカー、ワールドカップ出場が決定!旧ユーゴスラビア時代は強かったのだ。オシム監督時代だ。クストリッツアにとってもその時代は輝かしいものだった。サッカー大好きなクストリッツア作品には、必ずサッカーのシーンがある。そして、あのディエゴ・マラドーナを撮り続けていたここ数年。作品「マラドーナ」がようやく日本でも見られる。12月12日から。http://www.maradonafilm.com/ マラドーナ監督のアルゼンチンチームもメッシをもってしても危うい状況。それでもペルー戦、おもしろかった!劇的に勝った。雨の中喜びまくるマラドーナは憎めないカワイさがある。次のウルグアイ戦で出場が決まる。
by eggdance
| 2009-10-12 23:17
| music
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