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悲しくてやりきれない
なんとも言えない気分の加藤和彦の死だった。 ちょっとショッキングだった。自殺と聞いた時すぐに「何ももうすることがない、って感じかもしれない」とマツキヨと話していたのだけど、やはり遺書もそんなことが書いてあるらしく、そうなんだろう・・・・と。勝手に納得もしたが、いたたまれない気分だ。 少し前にたまたまきたやまおさむ(北山修)のWebでのインタビューのシリーズを読んでいて、その落ち着いた語り口調に感心してた。あの素晴らしい歌詞を書いていた人、おかしな事をやっていた人は、やはり心の奥深くを優しい気持ちで思える人だと思った。やっぱりフォーク・クルセダーズのメンバーは凄かったなあ、とつくづく思っていた矢先だった。きたやまおさむと加藤和彦は最近はつきあいはあっただろうか?相談できてたらよかったのに・・・・なんて言っても仕方ないんだろうけど、昔ファンだった者としてはそんなことも考えてしまった。 加藤和彦はいつも先端をいっていた。音楽も好きだったけど、「ライフスタイル」という考え方もグンを抜いて早くにスタイリッシュにきめていた。「キッチン&ベッド」がそうだった。でも、わたしはやはりフォークルのファンでした。加藤和彦が作ったベッツィ&クリスの曲も好きだったし、北山修の詩が好きだった。ロックだった。日本の音楽で初めてお小遣いで買ったLPアルバムが実はフォークルだったのだ。『ハレンチ』と『紀元貮阡年』。テレビでは大橋巨泉のやっていた音楽番組で何週にもわたって「帰ってきたヨッパライ」が生放送されて、ビートルズ並みの興奮度だった。毎回おもしろかった。北山修の落語のLPまで買っていたが、常に新しくてしかもカッコいい加藤和彦が好きだった。スリムなスタイルにグラムロックファッションはピッタシだったし、ロンドンな雰囲気がまた素敵だった。ミカバンドがロンドンに行って、日本人として嬉しかった。メンズファッションにおいても、こんなにカッコいい人はいなかった。よく読んでいた「GQ」にもイギリス人のようなコラムが載っていて、愛読していた。 悠々自適におしゃれな生活をすることはできるだろうけれど、あの方の一番のキモであるところの『音楽』に対し、「もう何もすることがない」と思ったら、きっとものすごい空虚だと思う。おいしいものもおしゃれも、音楽にはかなわない。なんだか胸が締め付けられる思いだ。 そして、あの素晴らしい音楽をありがとう、と心から言いたいです。
by eggdance
| 2009-10-17 21:34
| music
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