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8月27日fri********************マン・レイ展
![]() 毎日毎日35度ってのは一体なんなんじゃい!そうこうしているうちに32度くらいだと、普通に感じてきちゃうんだから怖いよねえ。 そんな暑い一日、国立新美術館へ。マン レイ展。元々アメリカ人の写真家ですが、イメージとしてはパリでの芸術家たちとのおつきあいですね。わたしの好きな時代のパリなので、このあたりの本を見るとマン・レイの撮ったそうそうたる面子のポートレート写真をたくさん見続けることになる。 それと、パリ時代はヴォーグでファッション写真も撮っていたので、当時のファッション雑誌を見てもこの方のものはたくさん見ることになる。さらにはシュールなオブジェも数多く見るわけで、もう見尽くしたといっても過言ではない。今回の展示では見たことのないドローイングやリトグラフなど多数見られた。 しかし、どうもこのあたりはおもしろくはないのでありました。わたしとしては。オブジェみたかったかなあ。そして、ドローイングに関していえば、コクトーとつい比べてしまうところがあり、似たようなものであれば、コクトー(も別に好きではないけれど)の方が線のセンスが良い。というかあざとい。だから、このあたりで頭角をあらわすことはできなかったろうと思う。だから結局は写真に行く。線でいえば、わたしとしてはピカビアの方がもっとイイ線だと思うから、マン・レイの線には魅力を感じなかった。 ポートレートで一番見入ったのは、見慣れたサティではなく(サティはもう1枚笑顔の写真があるのだけど、それは展示されてなかった。が、それらはいつでも今となっては容易に見ることができるものだ)、小川洋子さんの小説『猫をだいて象と泳ぐ』に出てきたチェスのチャンピオン、アリョーヒンの姿だった。本も好きだったしわたしはチェスも好きだ。 チェスはマン・レイの友人でもあったデユシャンと共に流行。たくさんのチェスの駒を作っている。しかし、なんというか、デユシャンがチェスをしている写真よりもインパクトのあるものはないような・・・・。わたしの個人的な肩入れですが。 おもしろかったのは亡きあとのパリのアトリエを奥さんのジュリエットさんと共に映し出す映画『マン・レイ、フェルー街2番地の2』でした。30分ほどのものです。『デーモン&ナオミ』のスリーブに使われていたマンレイの目の写真(レイヨグラフ)のワンピースを着た奥さんはとっても派手で、インタビューに答える間に5回サングラスや眼鏡を変えていた。これはパフォーマンスとしてで、さすがにエルンストらと友達だった人なのであるあるある。 おみやげはいつもの通りクリアファイル。サティの「梨の形をした小品」のリトグラフ作品のがあったので、それにした。それとサティのポートレート。この日はマン・レイの誕生日ということで、入り口でジェニファー・ジョーンズのポートレートも貰えた。ジェニファー・ジョーンズはなんといっても『慕情』だな。香港を舞台にした恋愛ものですが、涙無くしては見られない。主題歌も好きだった。マン・レイは戦争の時にアメリカに戻りハリウッドのスターの写真も撮っていたのでした。しかし、結局は一番ワクワクした日々を送ったパリに戻っていった。だよね・・・そりゃああの時代にパリに生きていたら、あれ以上のワクワクはなかなかほかでは得る事はできないだろう。 歳とってからの写真は淀川長治に似てた。三角眉毛で。 8月28日sat********************国立で愛の家族 毎日「しろねこ」イベントのための猫写真のスライドショー作りに追われていた。1冊本を作るために撮影された猫写真は膨大で、それを削除につぐ削除をしてなんとかか800枚くらいにした。これで30分だ。ふうふう言いながらやる。 そこへ新たなお仕事が入った。これはとても素敵な本のお仕事で、北欧の民話をまとめたもの。とりあえず読まねばならぬ。分厚いゲラが届いた。 一部をバッグに詰め込んで、国立へ。この日も暑かった。5月の個展でもお世話になった国立のアンティークショップ、Roseringさんに向う。個展で知り合いになった方に絵の注文を受けていたのがやっとできあがり、それをお渡しするのだ。その前に大学通りにある「銀杏書房」へ。洋書絵本が充実していて、見やすいし良い書店ですねー。チェコの(アメリカに行ってしまいましたが)絵本作家Sisさんの見た事ない絵本が店頭に出ていたり、英国の少年雑誌があったり、センスが良いですねえー。こうゆう本屋が近くになったらな〜。あとでRoseringさんに聞いたらここは「ギンナン」というのだそうで、わたしは「いちょう書房」だと思っていた。ギンナンの方がかわいいけど、漢字は同じなんで紛らわしいな。 そこからブラブラとたまに練習に使わせてもらっている公民館の前を通り、はらドーナッツを通りすぎるとRosering。このはらドーナッツが目印だったんだけど、今月で閉じてしまうらしい。ちょっと駅から遠いもんな・・・・。 注文の版画は家族の版画でした。こうゆう個人的な依頼というのはたいていはお断りしてるのですが、以前2件だけ受けたことがあります。それにはちゃんとした理由がある。1件は近所の犬の版画で、飼おうかやめようか悩んでいるところに道ばたで遭遇。ちょうど我が家の前の犬が死んだ直後のことで、強くわたしが勧めたということが理由。飼われなければ保健所行きだったのだ。その子はとてもかわいがられて、わたしにも懐いていた。しょっちゅう会うので気心が知れていたので描く内容もすぐに浮かんだのでした。もう一つは、やはり犬でした。知らない犬はやはり描けない、と言ったらお呼ばれしまして、一日この子の様子を見て、過ごしました。癖や好みがわかると愛おしくなってくるでしょ。そこまでいかないと描けない。よく写真見て描く、という商売の人見ますが、わたしには絶対できない。しかしこのワンコはその後絵を描く前に亡くなってしまったのだ。ああ、思い出しても泣ける。 で、今回はどうして描いたかというと、依頼主の個性にどんどん引き込まれたからで、この方の言葉が独特なため、もっと聞きたいあなたのお言葉・・・という想いからやることになってもうた。でも、しっかりと依頼の目的があったのと、わたしのイメージをなにより大事にしていただけたことで、やって良かったと思えた仕事でした。多分もうこうゆうことは二度とないとは思います。悩みながらも楽しい制作がこの2ヶ月続いていたのでした。とても喜んでもらえて、わたしも嬉しかった。依頼の言葉のひとつは「愛の家族」です。なかなかストレートにこうゆう言葉は言えないよね・・・・・ この版画は11月のグループ展に出せるかも・・・ 8月28日********************ファイヤー・キング展 電車の中でゲラを読みながら大急ぎで家まで。近所のギャラリー「ファーストライト」でこの日からファイヤーキング展なのだった。代々木上原の駅前にファイヤーキングカフェというのがありますが、ここはズラ〜〜ッと見事なミントグリーンのこのカップ&ソーサーが並んでます。勿論これでコーヒーが飲めます。アメリカのこの食器はある時期から日本でブームになってドッと値が上がったのでした。アメリカンな雰囲気はわたしにはありませんが、バービー世代に引っかかってるんで、50年代くらいには郷愁があります。ちょうど連ドラの「ゲゲゲの女房」の台所を見ると昭和が見えて楽しいのと同じように。母の時代ですが、物が増えてきて楽しい平和な時代でした。 我が家にファイヤーキングの食器はありませんでしたが、60年代の高度経済成長期に家庭に入り込んできたのがタッパウエアとパイレックスとステンレスのお鍋でした。ゲゲゲの女房の東てる美がやっていたように奥様がパートをするのも流行になり、こういったものを家庭に人を集めて営業するのが流行ったんですよねー。母も近所の家に呼ばれていって、タッパもパイレックスも買い込んだ。ステンレスの鍋は何故かお中元に贈ってくる方がいたんだよね〜。ステンレスの会社の人だったと思われる。 食パンは1斤パイレックスのパンケースに入れていて、その都度切っていたものだった。バターケースもパイレックスだった。キャセロールなんて作りもしないのにキャセロール鍋もパイレックスのを買っていた。お弁当箱も一気にアルミのものが処分され、タッパウエアになった。 ![]() ミントグリーンのものが一つ欲しいと思ったけれど悩みに悩んで時間切れ。次の日に再度行って、やはりパイレックスのマグカップにしてしまった。ミントグリーンのはどうも自分には合わない感じがしてきたから。このパイレックスマグにビールを入れたり、コーヒーを入れたりしている。 ![]() そうそう、現在ウチでは水だしコーヒーにしてるんですよ。ずっと家で作業しているので、タラタラと2時間かけて4杯分を入れていても、そんなにイライラはしないのです。気がつくと出来ている。そして風味がぬけなくていいんですねー、これって。そのまま冷蔵庫にとっておいてもいいし、レンジで暖めても美味しいままです。
by eggdance
| 2010-09-04 23:39
| 作品/art
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Comments(2)
ファイヤーキング〜、以前数年に渡ってアメリカンアンティーク屋さんのwebのお仕事してたので、我が家ぽちぽちとありますよ。
写真のPYREXのバタフライ、私も持ってる!毎朝使ってます。
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