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映画や展覧会など、いろいろ見ていたけど、全然書けてなかった。もう呟きの方が多くなっちゃったからどうでもいいっちゃいいんだけど、一応メモの気分で日記には残しているので、思い出せるだけでも書いておこうかな。いつから書いてないのかも思い出せない。
![]() ●最近見たもの聞いたもの ■キック・アス から書いてないかも。ああ、コレおもしろかった。主役は「Nowhere Boy」やった子。でもこの映画でよかったのはヒットガールとそのお父さん役のニコラス・ケイジだなー。あれ、これ書いたっけ・・・ケイジのDV問題がそういえばあったっけ ■シュールレアリスム展(国立新美術館) これも書いたかなあ。マックス・エルンストの「百頭女」のブレイクの原画が多数見られてよかった。そしてやっぱりデュシャンがきれいだ、という結論に至る。 ■うわー、記憶がない!という時は新しいのからいこう。 クエイ兄弟の「マスク」。原作レム。読んでない。いつもの妖艶な人形に加え、金属でできた殺人マシーンがこれまた精巧で美しく。新たな展開が期待できてよかった。勿論音楽はペンデレツキ。これがこんなにピッタリくる作家もいない。 ■「エル・スール」「ミツバチのささやき」(キネカ大森名画座2本だて) キネカ大森のラインナップが良すぎてクラクラする。思わずキネカカードという回数券を買ったが、わかりにくいんだよコレ。でもお得なことは良くわかったので嬉しい。ビクトル・エリセ監督はスペインの内戦を体験した人々の憂いを間接的に表している。昔見た時よりも今の方がずっとズッシリと思うところがあった。これは今回の震災を体験(直接じゃないけど、精神的に打ち砕かれた関東人の一人だ)した人たちに当てはまると思った。今生きている人たちは死ぬまでこの記憶をぬぐい去ることはできない。多分これから先多くの震災と原発で心身を喪失した物語りが作られることだろう。 ■シンプソン夫人の謎 「英国王のスピーチ」これはきのう書いたけど、このジョージ6世が即位する前の王についても思いめぐらせている。主人公の兄エドワード8世とシンプソン夫人の世紀の恋。これはウィキでも見ればすべて書かれているので見てみれば良いと思います。 わたしはアメリカ人シンプソン夫人は昔の「ヴォーグ」でたくさん写真を見ている。ウダ〜ッと長い顔で美人とは思えないのだけど、とにかくドレスはセンスの良い美しいものを着ていて、社交界の華だったということだ。あとで知ったことだけれど、何人もの愛人になっていたからイイくらしもできるしドレスも最先端を着たい放題だったのだろう。おしゃべりがうまいというのが魅力の一つだったそうだ。クレオパトラみたいだ。アメリカ人で、結婚してて、イギリスの社交界の中心にいるってどうゆういきさつだったのかなあ。 うんと昔、テレビで二人がフロリダあたりの邸宅のソファで並んで座ってる映像を見たことがある。二人とも虚ろな目をしていたので、きっと周囲に反対されていた頃のワクワク感もなくなって、空虚になっちゃったんだろうな、と思ったものだった。 とにかく、エドワード8世は社交的で洒落ものだったのでモテモテ。サッカー日本代表もユニフォームにしている幅の広い襟のワイシャツのことを「ウィンザーカラー」という。ザッケローニは良く似合っている。ウィンザー公(退位した後そう呼ばれる)が着ていたワイシャツだ。ネクタイもウィンザーノットという結び方がある。ちょっと太めの結び目のことを言う。当時のヴォーグにとっては、エドワード8世とシンプソン夫人はとっておきの被写体だったろう。 ■「HoSoNoVa」 細野晴臣の久々のアルバム。UstでLIVEを見てから買う気満々だったのに311ですっかり忘れていた。1ヶ月過ぎたころ先月半ばに漸く手に入れハードローテイション。1曲目「ラモナ」がもう「HOSONO HOUSE」の1曲目「ろっかばいまいべいびー」を彷彿させるのでグググと過去に引き戻されてしまった。女の名前が出て来るのはいいなあ。この曲はカバーなんだそうで、昔はディック・ミネが歌ったのだ、と自らの解説がある。さっそくyoutubeでたくさん見てしまった。いいな、ディック! ディック・ミネは父が大好きな歌手だった。日本人離れしたダンディさが良かったからで、父も白いスーツに白い帽子なんぞ被って会社に行っていたっけ。夏でも半袖を着なかった。本当におしゃれだった。そのディック・ミネの代表曲は「ダイナ」だった。自身で訳している。「人生の並木道」というヒットもあったけど、父がよく聞いていたので(エノケンのものよりも)わたしもコレは良く聞かされていた。考えてみたらエノケンもディック・ミネの訳詞で歌ってるわけで、ディックスゴいな、新しいな。 「ろっかばいまいべいびー」の中にはダイナという名前が出てきたものね、これと「ラモナ」はセットになっているのだろう、ディックへのリスペクト、と勝手に・・いや多分そうに違いない・・・思って気分が良い。 わたしが好きなのは今ラジオで良くかかっている「悲しみのラッキースター」ではなくて次の「Rosemary, Teatree」。 「Rosemary, Teatree」はオリジナルだ。このアルバムは細野さんが自らライナーノートを書いているところがとても良いな。作った本人が解説するのは非常に全うだと思う。そうゆうものはひとに任せて、というやり方もあるとは思うけれど、わたしなんぞは根がおしゃべりだし、自分の思い入れをねじ曲げられるのはかなわないわ〜と思う方だから、できるだけ人に頼らず自ら発信するようにしている。その上で誰かがレビューや感想を書いてくれたり、感想を聞かせてくれたらとっても嬉しい。一方通行だけはどうも嫌だ。(褒めてくれるのは良いけど駄目だしはほんっと傷つくから) 脱線した。で、この曲がわたしのセンチメンタリズムに油をそそいじゃうわけですよ、ドクドクと・・・そしてメラメラと燃えてしまうんです。この喪失感、この刹那は何だろうか・・・。だって、「It's a good day to die.」なんて歌詞ですよ。「命の後に残る香り」ですもん・・。はっぴいえんどの昔から松本隆より詩が良いです。(わたしの個人的趣味) わたしは源実朝好きなんですよ。死を思って生きた人。まさに「メメント・モリ」の人。いずれは殺されるだろうことを知りつつ花を愛で、歌を歌った王。この曲を聞くとどうしても実朝が脳裏に浮かんでくるのよ。細野さんにはそんな意図はなかったろうけれどね。共通項はダンディだ。 「出でいなば 主なき宿と なりぬとも 軒端の梅よ 春をわするな」 実朝が鎌倉の鶴岡八幡宮の銀杏の木のそばで暗殺された日の朝に庭で歌った歌。なんともはや暗示的。1月26日に梅はまだだったろうけれど、実朝には梅の香りが感じられていたことだろう。 さて、今夜は「ハリケーン・ドロシー」でも聞こうか。
by eggdance
| 2011-05-05 09:27
| music
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