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ご無沙汰です。 もの凄く長くて濃密な時間が過ぎ、もう11月になってしまいました。 10月半ばに息子がサッカーで鎖骨を骨折、翌日は病気がちな家人の具合も悪くなり、いろんなことが起きていました。二つの病院に元気なわたしは行ったり来たり。さらに、11月には参加するグループ展が3つに、個展が1つあるため、制作をせねばならず、さすがに頭の中がグルグルになっておりました。それでもわたしは元気なんです。わたしが落ち込むのは一瞬のことで、真っ逆さまに落ち込むだけ落ち込んだあとは不屈の精神で復活する。大小の違いはあれど、人は毎日そういった山と谷の繰り返しで生きている。 ●富田恵子さんの作品 そんな中、どうしても見たかった富田恵子さんの個展があって、国立へ見に行った。マヤのコンペ受賞者展で一緒に受賞して以来あまり会わなくても心の友です。あの時に一緒に受賞したメンバーはずっと心の友。富田さんは銅版画なのでまた別のシンパシーを感じている。彼女のゴリッとした作品に板に貼付けた額装はピッタリで、アイディアに満ちため息だった。自分の作品をよく知ってる。見に行ってよかったなー 山本佳奈枝さんにここで会って、一緒に国立の公民館へ行った。マメ版画展は山本さんや坂田季代子さんがやっているホルスル工作室の企画でした。彼女たちはこの公民館で銅版画の教室をしていて、その生徒さんたちの展覧会を見ることができた。これもまた楽しかった。この公民館の地下でママクリオと何回かリハしたっけ。そうそう、「柳模様の物語り」の個展をしたギャラリー亀福さんは今はなくなってしまいました。残念。この時におこなった音楽付き紙芝居は本当に充実したもので、あれはまたやりたいな。 ●メダイを買う そこからアンティークショップ「ローズリング」へ向う。ここにはウィロウパターンがたくさんあって、ぶらぶら見るのは本当に楽しい。いろんな話をしながら「ああ、なんだか祈りたいわ」と言ったら、写真のメダイを勧められた。数年前に京都に行った時にも神社でたくさん手を合わせてきたのだけど、なにせわたしの宗教観が無節操な日本人そのものなので、なんでも構わんのだ。しかしメダイというのは考えたこともなかった。フランス製のかわいらしいものがたくさんあって、一緒に選んでいただいて小さくて仰々しくないものにした。一緒にかわいいプードルのペンダントヘッドも購入。現在この二つを革のひもに通して毎日ぶらさげているのです。祈ろう、さらば救われん! ●武満の応援歌 ショーロクラブの秋岡欧さんは、「Bronze & Willow」で2曲参加していただいたミュージシャンです。バンドリンとカバキーニョ。やさしい音だけれど、キッチリと力強い演奏をされる方です。そのショーロクラブのCD「武満SONGBOOK」は楽しみにしていたアルバムでした。 武満のドラマや映画のための歌ものはとても好きだったので、ヴォーカリスト数名で作られたこのアルバムはどう考えても良いに決まっている。バタバタしていて遅れをとったけれど、購入したあとはヘビーローテーションだった。なかでもおおたか静流さんの声はすばらしいなあ。歌い方も柔らかいけどストレートなトーンで好き。そして中でも「「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」が好きだ。武満の作品には谷川俊太郎の詩が多いのだけど、わたし、思うのだけど、自分で書いた詩の方が良いのだ。この詩は応援歌なんだそうだ。ゆるやかな応援。あしたはどうなるかわからない。晴れるかもね、曇るのかもね。生きているって、そんなことの繰り返しだもの、こんなくらいが丁度良い。こればかり良く聞いていた。沁みたなあ〜、とても良いアルバムでした、やっぱし ●友達が来てくれた。 神経が張っているとくたびれる。ああ、おいしいコーヒーが飲みたいなあ。そしたらコーヒー淹れるのがチョーうまい朝子ちゃんがウチに来てくれたのだ。HさんとNさんもおいしそうなものを持ってやってきてくれた。 ウチには大きいテーブルがあって、昔は10人くらいのパーティを良くやっていた。最近はぜんぜん人を呼べる状態になかったのだけど、ちょこっと片付けを始めているので、人が入る余地ができてきた。女子会。とりとめもない話をして、随分気分が楽になった。持つべきものは版画の友。 食器もよそ行きのものを久しぶりに出した。食器は使わねばね。藤田嗣治 展で買った猫の大皿と小皿もようやく日の目をみた。ウイローとハンティングシーンも出した。わたしの好きな柄だ。 話ができるというのは良いことなのだ。一歩前進だ。ありがとう、本当に。 ●ビーチボーイズ「SMILE」の頽廃 やることが多過ぎて、考えることが多過ぎると音楽なんてものは聞く気になれんものだ。そんな経験は昔もあって、5年聞かなかった時がある。けれど、聞いたら最後やっぱり音楽は良い。そうゆうものなのだ。けれども、わたしは「音楽に救われた」なんてことは思ったこともないし、音楽で人を救おう〜なんてことも思ったことはもっとない。音楽はただ、心が浮き立つ存在であり、心に厳しく刺さるものであり、サラッと過ぎることのできないものである。 楽しくなくても良いものだ。 そういえば・・・・ときのう渋谷に行ったので1年ぶりくらいにタワーレコードに入り、即ビーチボーイズの「SMiLE」を購入した。一緒に軽いヘッドフォンも購入した。ビーチボーイズを聞く時はヘッドフォンが必要だと思っているからだ。イヤフォンはわたしの耳に合った試しがなく、イライラするので外でもヘッドフォンの方が良いのだ。 家でさっそく聞いたアノ「SMILE」は、崩壊寸前の壮大な美しさに満ちていたよ。ボーナストラックにキャピタルの宣伝が入っているのだけど、「ハッピーソ〜〜ング」なんて言ってるんで驚いてしまうよ。一見ハッピーなアルバム仕様だけど、こんな退廃的なアルバムないな。「滅び」。ブライアン・ウィルソンのキラキラした滅びの美学のようなものが、ヴァン・ダイク・パークスの重ポップと混ざり合って異様に輝いていた。 きょうもヘビーローテーションで「SMILE」を。不気味なベース音。 毎日あれこれあるのだけれど、家族がいて、友人がいて、助けてくれない人はいない。 そう悪くない。
by eggdance
| 2011-11-05 22:20
| art&music
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