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![]() なんとも懐かしさの漂う写真です。 マツキヨ、松本清志(今後は志をつけて書くことにします)が亡くなってはや10日が過ぎました。 17日のお通夜と18日の告別式と、本当にたくさんの方が来てくださったこと、感謝にたえません。また、亡くなる前に家に来てくれた方、亡くなったマツキヨに会いに来てくれた方にも感謝いたします。ゆっくりとお話できたこと、嬉しかったです。また、気にかけてくださっていたみなさまにも心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。 この写真は多分1981年〜82年ころのもので、マリンタワーが写っているので、横浜馬車道の今野アートサロンでの【MUSIC GALLERY】または、サティ弾きの島田璃里さんの「迷宮のエリック・サティ連続公演」のころなのだと思う。写真を撮ったのは演出家でビデオアーティストの津村克史さん。きょうたくさんの写真を送ってくれたのだった。 真ん中にいるのは璃里さんのご主人でもあるパフォーマーの浜田剛爾さんで、昨年まで国際芸術センター青森の館長でした。お二人が私たちの結婚証人でして、ずっとなにかと行き来していて、最後の時にも家に来てくださった。なんだか楽しかった。感謝。 車を運転している(運転しているかのように乗っている)のは作曲家の吉村弘さんです。数年前に亡くなってしまいました。マイクを持って街を歩いて音を拾っていたっけ。神奈川近代美術館(葉山館)(鎌倉)の開館時と閉館時にちょうどいたとしたら、吉村さんの音楽が流れるのを聞くことができます。年賀状はいつも絵のような楽譜でできていましたっけ。 左奥のヒゲの人は椎啓さんで、音響システムを作っていた。マツキヨとも演奏していたが、美学校小杉武久音楽教場の第一期生だから、今井和雄さん(わたしのCDでは「ヒバリ」のギターをカッコよく弾いてくれています)の作ったマージナル・コンソートのメンバーでもある。今は国際芸術センター青森にいる。 右の奥でヒョロッと笑っているのはやはり第一期生の峰岸政春さんで、家族ぐるみ仲良し。今はちょっと病気しているけれど、いずれ復活することを祈っている。またバカ話したいなあ。その前でニコニコしてるのがマツキヨです。20代前半。 この翌年くらいにサボテンで会って、その次の年に結婚した。 この頃知合ったアーティストたちの顔がたくさんのお葬式で、もしかしたら結婚式の時よりもゴージャスだったなあ、結婚式では集合写真撮るけれど、お葬式は撮らないのは残念なことだなあ、などと式場から引き上げるときに思った。グンジョーガクレヨンのみんなや突然段ボールのみんな、サボテンに関わっていた方、マツキヨのチェロとビデオの作品「トランスレーション」最後の場所だった円盤の田口さんほか、音楽関係の方、Webの仕事で出会った方々、そして、わたしの銅版画の友人たちともマツキヨは仲良しだったから、いつもマツキヨが何かあるとまずはこの友人たちが駆けつけてくれたことは本当に頼もしくて嬉しかったのでした。亡くなる数日前にもコーヒーを淹れにきてくれたっけ。「いい香りだな」と言ってたっけ。ありがとう! ![]() それからそれから、子どもが生まれてから17年間ずっと家でパソコンの仕事をしつづけていたので、ご近所や子ども関係ともわたしより認知度高かったので、本当にみなさんにはお世話になりました。 子どもたちの学校の友人やサッカークラブの友人たちもたくさん来てくれて、子どもたちもエラく感動していた。ありがとう! マツキヨが好きだったオーネット・コールマンの「Friends and Neighbors」というアルバムのように、まさに友達やご近所さん、子どもも大人も集まって、声を出したり音を出したりものを作ったりの楽しいピクニックバンド(がしたいと言っていた)をやってるかのような生活そのままに、素敵な人たちが集まってくれて、57年の生涯、短いことは短いけれども楽しいことがほとんどだったと思う。 ![]() (チャーリー・ヘイデンの息子さんが写っているのもいいね) 亡くなってからお葬式までに時間があったので、その間に棺に入れるものを考えた。なんといってもMacのパソコンとチェロだろうと思ったが、どちらも棺に入れられない。そこで大森の画材屋の友人に紙粘土を持って来てもらって作った。パソコンのモニターにはアマゾンのページが見えるようにした。どこにいっても「オレのコンビニ」アマゾンが見えていれば嬉しいに違いない。 ![]() ![]() こうゆうことを考えるのは実に楽しくて、悲しいやら楽しいやら。とにかくモノを作ってる人が好きだったわけだから、きっとこれで良いのだろう。 「Bronze&Willow」に関わってくださったみなさん沢山のお花をありがとう。最後までつき合ってくれた野田っちにも感謝の気持ちでいっぱいです。 静かにそしてすべてを言い表してくれた友人代表の細密画の三品隆司さんの弔辞は大事に大事に胸にとっておく。ありがとう。最後の1ヶ月は桜の写真を幾度となくメールでマツキヨに送ってくれましたね。見ることはできなかったのだけど、わたしが言葉を尽くして解説しておりました〜 ほかにもお礼を言いたい人たちはいっぱいですが、このへんで終わりにいたしますね。これから先もきっとお会いすると思います。その時々で、またマツキヨのことを思い出してもらえたらいいなと思います。 「何かを残そうなんて考えたこともない。楽しいことをやることしか考えてない」とカッコいいこと言ってたマツキヨですが、家の中も外もマツキヨ・・デラックスが集めたもので溢れかえっておりまして、毎日隠されていたアレヤコレヤをどうするかで思案したりして忙しいことになってしもたのでした。 たとえば、時計50個とか、万年筆のスペアインク100個とか、椅子の脚10セットとか、カメラとか8ミリとかヴァイオリン10個つくれそうなくらいのカナダ産の板とか・・・・思案しております。 でも、これもまた結構楽しいのです。 変なものいっぱい出てきて笑えます。 次回は、介護保険について書く予定です。 とてもお世話になりました。 ではでは おやすみなさいませ。
by eggdance
| 2012-04-24 00:57
| 松本清志
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