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ここのところ毎日毎日、予定メモに終了のチェックを入れることを目標としているかのような日々なのであ〜る。
優先順位と、締め切りを見据え、「何事も段取りやでぇ〜」という友近の「段取りオッサン」キャラのように脳みその半分くらいを段取りすることにあてているようだけれど、それがうまくいくと時間は有効に使えるので、まずは段取りやでぇ〜、とわたしも頭を使うのでありました。 ●とにかくの優先順位は勿論締め切りのあるお仕事で、「スウェーデン民話名作集3」のための15の作品がすっかり終り、その後のフランス関係の本の装丁も無事に納品。滅多にやらなくなったイラスト仕事もその間にできてしまい、あとは北欧の制服本に載せる版画のみとなった。我ながらがんばったなぁ〜 北欧が2冊続いて季節はすっかりクリスマスだし・・・とある日ぶらぶら京橋のあたりを歩いていたら、北欧の工芸専門店の前に立っていた。つい先日テレビでスウェーデンのリネンが古くから質がよくて王室でも使っていて云々、リポーターが何度も「気持ちイイ」というのを見て、ああ触ってみたい〜と思っていたのだが、まさかそのすぐあとにここで出会うとは思わず、喜びいさんでヘラジカ模様のリネンを1枚買った。肌触りが良くて、デザインも良い。洗うと縮むけれど、毎年ちゃんと糸の収縮率を計算しているので、売られている大きさはそれに合わせて大きめになっている。完璧に1度洗うと表示のサイズになる、ホホーーーーと感心しきりであった。 ![]() 2階には北欧の古い食器や玩具などがところ狭しと置いてあり、古いアラビア社のティーポットも何点かあった。 わたしが欲しいと思っている取手が竹製のものはやはり高くて手が出ないなあ。この竹製の取手というのが北欧には多いけれど、日本の影響でしょうかねえ?と鎮座ましましているご主人に聞いてみたら、中国の影響だそうだ。陸続きの勝利。日本も結局中国の影響なのだろうから仕方ないね。 ●11月27日(火曜日)メメント・マツキヨ マツキヨの遺骨は分骨することに決めていた。大きい方はマツモト氏のご両親のいる下田のお寺で法要は済ませていたが、小さな方はずっと家に置いていた。わたしの父は55歳で咽頭癌で亡くなっており、相模野の霊園にいる。母が「キヨシさんもここで一緒に拝みたいし、しょっちゅうここだったら来れるから、別荘にすればいいのよ〜」と言ってくれていたので、ようやく先月の27日に納めにみんなで行って来た。 考えてみると、父とマツキヨはなんだかすごく性格が似ていた。絶対に怒らないし、人の悪口も言わなかったし、文句というものを言わなかった。が、心の中ではイヤな奴は徹底的にやっつけていたフシがある。マツキヨに「よく文句言わないでいわれるね」と一度聞いたことがある。答えはこうだ。 「そうゆう場合オレは頭の中で完全犯罪を犯している。徹底的にそいつをおとしいれることができるまで考えて、完全犯罪が成立すると、それでスッキリするのだ。だからその時点でもうどうでもよくなる」 父もそうゆう感じで、実は恐ろしいところがあったのであ〜る。二人仲良くお墓の中でマニアックは話しなどしていてくれればよい。いつか母が加わり、姉や兄やわたしもそこに入るような気がする。 ![]() (27日は前日の大雨が嘘のようにピーカンだった) ●ジョン・アーヴィング「あの川のほとりで」を大事に大事に読んでいた。アーヴィングの本はいつも終りに近づくと「勿体ないなあ、もう少しゆっくり読もう」てな気持ちになる。 最後の方で、主人公が父親の遺灰を瓶に詰めて、思い出の土地を目指すシーンがある。わたしも27日はそんな気分でバッグにマツキヨを入れて電車に揺られながら小さい旅をした。さようなら さようなら、だけど、より近くにいるような感じになるのはどうしてなのだろう 人間の脳はかくも情緒的なのだった ![]() ●きのうもひとり「さようなら」をしてきました。今井次郎さんの告別式に行きました。 ウンと知ってるわけではないけれど、ここ数年実はなにかと連絡をとったり会いに行ったり会いにきてくれたりだった。マツキヨが亡くなったあと同じように急に病に倒れ、思うところがたくさんあった。次郎さんもそのことがわかっていたのでモゴモゴとそんなこんなの話しをした。 1月のポポタムでのドールズショーは忘れられない。客がわたし一人だったから、サシでやりとりで笑って仕方なかった。ナンジャコレ・・・・な時間を過ごし、元気な次郎さんを脳裏にやきつけることができた。 告別式のあとヴァイオリンのゆり子さんらとお茶をしながら、わたしは初めてゆり子さんと次郎さんの出会いのことを聞いた。う〜〜ん、笑った・・・・・・。 出棺の時も誰からともなく拍手と笑いがおこり、次郎さんらしいお別れだった。さようなら次郎さん、楽しかったです ●12月1日(土曜日)画廊巡りー井桁裕子「加速する私たち」 井桁裕子さんの人形を見に外苑前の「ときの忘れもの」へ。「加速する私たち」 もの凄いスピードで凛とした顔をして前へ前へと加速する女。井桁さんとは今年の2月に群馬でお会いした。イベントで会い、夜みんなで呑んで、朝ホテルで二人で朝食をとった。作品はストイックだけれど、全然ネガティブではなくて、井桁さんが(ご本人も言っておられたが)根が明るいせいか、希望に溢れている。苦しい気持ちをしっかりと受け止めて、なおかつ前に行こう!と加速する様子に単純にわたしは共感する。 人間が本来持っている生命力を感じ、爽やかな気分にさえなった。 ●井桁さんのを見たあとはピーコックの中にある「かわかみ画廊」へ指田容史子さんの版画を見にいった。 指田さんは、数年前に銀座で偶然見たDMのオブジェ作品がグサッときて その足で見に行きたまたまご本人がいらしたのでお話をした方でした。身体の記憶、と言ったか・・・まさに身体を記憶した洋服のオブジェでありまして・・・これがまた見たいのだけど、今回は版画だったのでみられませんでした。 ただ、このオブジェをポリ凹版という手法で作品にしたものがあり、このオブジェみたいなあ・・・と独り言を・・。 「オブジェもあったらいいのになあ、見たいなあ」なんてことを言ってしまい・・・オーナーさんも「わたしもそう思うんですよね〜」てなことになり、なんとその後ご本人からメールをいただくことに。 「オブジェも1点置くことになりました。」ええ〜〜!?本当に〜!?やったー、また見られるんだわ〜 というわけで8日までになんとかもう一度見に行きます。 ●指田さんのあとは月光茶房によって腹ごしらえを。 月光茶房の原田さんご夫婦も井桁さんも先月の展覧会「死者の日」に来てくださっていて、この日も二人ともその時をことを話してくれた。1ヶ月以上たつのに、あの展覧会の話しをする方は今もたくさんいて、ああ、本当に良い企画の展覧会だったなあ、「死者」についての想いというのはみんなの心に共通するもので、その共通したものが同じ空間に混ざり合ったなんとも濃密で、そして暖かい・・・いや、熱気さえ感じられたあの場所が、今もみんなの心に忘れがたく残っているようです。こんな展覧会は初めてですね。すばらしかった このあと八王寺のオリンパスホールにチーフタンズを見にいくことになっていたので、アイルランドのバンドのCDをかけてくれた。あれは何というバンドだったかしらん ●漆作家の清水由美さんの初めての展示をそのあと渋谷西武に見に行った。 清水さんは、20年くらい前に仕事の関係で知合って、仲良くなった。その後結婚したと思ったら、偶然にもご主人はマツキヨの仕事の関係の方だった!!世の中は本当に狭いのだ。 清水さんの師匠は三好かがりさんと言って、なんとロンドンのV&A美術館にも展示されたことがあるってんですばらしい〜のですねー。日本の工芸ってすばらしい! その日本の工芸の作家がたくさん載っているサイトReVALUE NIPPONはおもしろい。 元サッカー選手中田英寿(自分探しはつづいているらしい・・・)が、日本の文化を巡る旅をしていて立ち上げたサイトなのね。 ![]() 以前わたしは小川和紙の作家田村智美さんと一緒に仕事をしましたが、小川和紙も載ってるし、最近facebookで写真を見ている内に常備するようになったお酒「真澄」も発見! 同じようなサイトでThe Cover of Nipponというのがあって、これもおもしろい。ここに田村さんの紹介ページがあるんですよ。 日本の工芸は美しい。先日根津美術館に漆の柴田是真の展覧会を見に行った。 わたしは雑誌「太陽」で是真にぶっ飛んでしまい、その後このアヴァンギャルドさこそ文化を作るのだな!!!うーん納得!と目から鱗となり、実物を拝む日を心待ちにしていたのでありました。 清水さんも見にいっていたので、いつかは是真のような作品・・・・特にいいなあとわたしが思った「頓骨(とんこつ」(残った食べ物を持ち帰る小粋な小さい入れ物で、多分帯にぶら下げる)を、是非清水さんにも作ってもらいたい!とお願いして、今回は赤いグイ呑みを購入してきた。彼女は昔日本酒の利き酒女王にもなった方なのであります!美人だから、本当に女王みたいなのだ。今度一献いたしませう〜〜 ●11月30日(金曜日)日本の工芸といえば・・・・この夏2度にわたり九谷焼の絵付けをしてきた絵本作家の早川純子さんのお皿を1点買いました(ギャラリー福果)。 これはかわいい。and 九谷が生き生きしてみえて良い! 伝統にあぐらをかかないところが最近の九谷はすごいと感じているのだ。KUTANI SEALSという、あらかじめできている絵柄のシールを自分でアレンジして貼ってオリジナルな九谷を作る、というプロジェクトを発見して以来、感心しきりなのでありました。早川さんの絵本のキャラが、こんなに大胆に絵付けされて、どうですか?九谷って懐広くて深くて凄いんじゃあ〜りませんか? さっそくこのエクトプラズムみたいなところに栗まんじゅうを置いてみたりしました。九谷の目一杯の柄とは違って余白があってわたしは好きです。早川さんもそれを意図しての第二回目の絵付けだったそうです。進化してるんですね〜 ![]() 神保町にでかけたので、古い知人の古賀智子さんの銅版画個展も見てきました。大胆な花が変わらず魅力的でした〜 ●最近実感していることの一つは、年齢を重ねてきて、立派な作家になった友人が増えていることだ。そりゃそうだよね〜 友人達の活躍を見るのはたのもしいし、楽しい。 わたしもがんばるっ! ハロー&グッバイ グッバイ&ハロー チーフタンズやらライヒやら感動つづきの音楽話しは次回に!
by eggdance
| 2012-12-05 18:14
| art&music
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Comments(2)
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こんにちは、吉田です。
言い忘れてましたが、ネットではvixenと名乗っております。 関東平野を徘徊する女狐です。 井桁さん、、、って、 どこかで見たようなお名前、と思っていたら、びっくり! わたくし、その展示会場「ときの忘れもの」の建物の 2階で仕事をしているんです! 展示はもう終わってしまい、残念。 ピーコックの中にある「かわかみ画廊」での 指田容史子さんの版画、そして、オブジェは ぜひ拝見しに行きますね♪
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女狐〜〜〜!
オフィスがあそこの上とは!!ビックリしてしっぽがもげそうです。見られなくて残念〜。次はきっと2年後ですよ・・・ きのう母が手術になってしまったので(無事成功しましたが、ちょっと通うことになりました)結局指田さんのオブジェ見られなくなってしまいました。これも残念・・・ファイルが置いてあったので、是非見てみてくださいね
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