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一ヶ月もご無沙汰してしまいました。
あまりにも忙しいと、もう「忙しい」と書くこと自体が恥ずかしくなるもんですわね〜。 ![]() いつのまにか桜が満開になってしまったではないか・・・ ●ここ1ヶ月、毎週1日は実家に泊まって、母のおさんどんと、家の大掃除に勤しんでおります。 母はスレスレの認知症で(自分でそれがわかっているのでスレスレということです)、生活に特に困ることはないけれど、認識しているだけに洗濯機の使い方やお風呂の入れ方など、自分が間違ってしまうのではないか?と臆病になってしまった。これはこれでとても切ないものがあります。 何度も説明します。時々イライラしますが、できるだけ根気強く説明するので、翌日には喉がカラカラになるのでした。 facebookに載せたらたくさんのコメントがきて、わたし自身感動した写真はこれ。 ![]() 箪笥の上に置かれていた可愛らしい青いスーツケース。父からのラブレターがごっそりと入っていたのだ。 「僕は貴方と共に生活し乍ら音楽をきき、藝術を語り、時代を批判し合ふ事の楽しさを夢見る。」 はぁ〜、ロマンチックやぁ~! これ以上見てはいけない、という気持ちと恥ずかしいという気持ちですぐにしまってしまったが、この恥ずかしいという気持ちは、二十歳ころの父の青臭さだけではなくて、この1枚を読んだだけでなんとなく自分の文章と言い回しが似ている気がしたからなのでした。なんだか、わたしもこんなことを誰かに書いたような気がする・・・書いてないけど書いたような気がするのは何故だろうか。 たとえば、純真な思い、希望に満ちた文章のあとに、その夢見がちなところこそ「僕の罪であった」などと、自分を貶めて(おとしめて)みたりするところなど・・・・ああ、なんてイヤラシイ・・・・自分もやってるような気がする。 そんなこんなで大掃除は考えさせられることが多い。 父の洋服類を遂に処分した日のこともfacebookに書いたが、今思い出すために見て見たら消えていた。fbというのは便利だけれど、月日がたつと、ところどころしか残ってないのね。これはイカン、やはりブログにちゃんと書いておかねばいけなかったかな、と反省した。 そんなわけでその時のことも書く。 父が無くなってからの30年間の想いというものだ。 最初の10年は辛くて閉じ込めて考えないようにし、次の10年は忘れようとし、その次の10年はどうしていいのかもうわからなくなっていて、そして誰かに背中を押されてようやくキッカケを掴む。 母もようやく肩の荷が降りたような顔をして、「ゆっくりどこかに行って羽根を伸ばしたい」と口走った。 父の洋服類は姉と3人で整理して、それぞれに思い出深いものを選んで一箱にまとめることになった。この選んでいる時間はとても楽しく、それぞれに「このスーツ作った時は待たされた」とか「ゴルフの服は派手だった」とか「サラリーマンなのに蝶ネクタイしてた」とか語り出し、良い時間を過ごせた。 人一人が死に、その残像や思い出をニュートラルな気持ちでうけとめられるようになるためには、これだけの時間が必要ということなのだ。 30年は長い。 一人の人に対して30年。その間にも大事な誰かが亡くなり、また誰かが亡くなり、積み重なって肩の上にまとわりついている。そうやって人は悲しみ、後悔、辛さを背負っていくわけだが、それと同時に愛もたくさん感じ、そうゆうことすべてを背負って人は大人になっていくということなのだね。 お年寄りがアッケラカンとして見える時がよくあるが、それはそういったものをたっぷり吸い込んだからこそなのだろう。 もうすぐマツキヨ・デラックスが亡くなってから1年になる。 まだたったの1年なのだ。 わたしは30年間どうやってすごそうか。たっぷり浸かって、たっぷり生きるのだ。 ●「未亡人の一年」 そんなわけではないが、アーヴィングが好きなので、「あの川のほとりで」のあとにこの本を読んだ。 どちらもやっぱし名作だな〜〜 どこがこの人の好きなところかというと、それはいろいろあるけれど、どれもこれも家族の逃れられない血のようなものが描かれているところと、それと、生きている中で、どのポイントでも、それが後々重要なことに繋がるということを嫌って程見せてくれることだろうか。 その一瞬の選択だったり、その時一瞬にして感じた感覚、感情だったりがその後の人生を必ず作っていくのだ、ということに背筋がゾッとなったりする。または人生って熱い、暑苦しい!と驚愕したりするわけです。 だから、普段の生活で見たり聞いたり起こった事がどんなことでも愛おしくなってしまう。 この一瞬を感じたことがもしかしたら30年後にわたしに感動を与えてくれるのかもしれないではないか! と言いながら、毎日すごくたくさんわたしは寝ている。 疲れたらすぐに寝る。 寝てる間に活性化されて、目覚めた時にはグッドアイディアが浮かぶことが多い。 だから寝よう〜 なんだか卒業生に贈る言葉のようになってしもたではないか! そんなつもりは無かったが、実は長男が高校を卒業しまして。 あしたはもう入学式です。 月日はこうやって流れていく。
by eggdance
| 2013-04-01 22:01
| 松本清志
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