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機が熟す、とはこのことか〜、というお話。
●銅版画スタジオ in Jelly Factory 今月20日からアトリエを持つことになりました。ヤッタ! 基本的には銅版画スタジオであります。今のところはカッコいいエスプレッソマシンだけがここの住人です。 ![]() ポツネンと鎮座しておりますよ。 数年前から考えていたことではあるのだけど、四六時中版画制作がしたい〜一人モクモクと閉じこもってストイックに制作したい! しかししかし、ながら族の上におしゃべりなわたしは家でも工房でもどうしてもだらけるからどっちももう無理!という結論に至りました。今までは、小さい作品は自宅で、大きい作品や急ぎの仕事の時は原宿の工房を工房費を毎月払って使わせていただいていたのでありました。 この「使わせていただいて」というバカ丁寧な言い方をするのにはわけがある。というのも、わたしは工房費を有効に・・・というのを通り越して工房費以上の頻度で使っていたからなのだ。年に1回くらいしか来ないのにずっと工房費を払ってる奇特な方もいらっしゃいまして、わたしなんぞはその方に材料費を払っていただいてるんじゃないか?とたまに拝んでみたり まあ、とにかくありがたく使わせていただいた年月、楽しいこと悲しいことたくさんありました。 17年!その間に生活においては二番目の子どもが生まれ、そして相棒が亡くなり、大きく生活は変化していきました。音楽の方も独立独歩我が道をゆく方式でやり続けそれなりに成果を見、銅版画はさらにやればやるほど楽しくなりもう止まらず状態。自分でやるだけではなく、銅版画の作家たちをたくさん知るようになってからは、企画をする楽しさも知った。 制作はストイックに、個人主義全うのクローズした状態へ。それ以外は楽しくオープンに、社会と共に生きるのだ、って感じ。 という意識が自然に湧いてきていたこの1、2年だった。 もしかしたらあの震災からわたしだけじゃなく誰の心の中にも「動かねば何も始まらない。」という言葉が絵空事ではなくリアルに響くようになったのではないか。 ●震災とマツキヨ また、震災と共に相棒マツキヨ・デラックスの死が大きなキッカケともなった。「死は突然やってくる。明日はどうなるかわからんのよ。死ぬまで生きろ!」 メメント・モリ・・・死を想って生きるのだ。 創造すること、創造する人が大好きだったマツキヨが遺したものは創造することに役立てよう。と、予算を組んだことも大きいことだ。 もうひとつ驚くべきことにテレビの影響もあったような気がして自分でも驚いている。 朝ドラ「あまちゃん」と林修先生の「今でしょ!」 2011年の震災と2012年のマツキヨの死のあとにわたしの中で大きな変化があったことは隠しようもないし、隠す必要もないことだ。そんな中、自分の体力と気力について、「今でしょ!」という言葉が妙に響いた。もっと若い時でもないし、もっと歳とってからでもない、今なのだろうな。そして、「あまちゃん」の夏ばっぱが言うように「考えるな!何も考えずに飛び込め!」の言葉に胸打たれた。 もしかしたら人が何かに飛び込んでいく時は、すでに何も考えてないのだろう。つまり、もう考える必要もないのだな。なぜなら、そこに至るまでのとっても大事だけれど自分では特に気づいていない自然に行われている細かな選択の積み重ねで成り立っている日々の営みというものが、それが人と人とを繫げてくれる結果になって、考える必要もなく「今でしょ!」に至るのだ、ということなのだろう。 「あまちゃん」も選択の連続で、正しい時もあれば間違った時もあるけれど、間違ってしまっても「心」でもって修正ににじり寄ることはでき、さらに何も考えず(本当は自ら導いている)飛び込むことでリアルな結果を導き出せるだろうことを教えてくれる。 大袈裟かもしれないが、毎朝これを見ながらやる気がふつふつと出てきていたことは「否めない」。クドカンすごいな・・・・ というわけで、自宅のそばに降って湧いたように良いお話があり、個人のアトリエを持つことができた。今現在はイタリア人エスプレッソマシン野郎と二人暮らし。メジャー持参で棚制作を考えたり、作業動線の確認をしながらプレス機の設置場所、ウォーマーやアクアチントBOX、作業机の置き場所なんぞを考えて楽しく過ごしている。汚れないように壁に板を付けたいのだが釘を使わずにとりつける方法を現在考え中。 とりあえずはエスプレッソマシンとプレス機とテレキャスターギターのハードで厳つい見たクレに関わらず優しくて美しい中身を持ったチョーイカした野郎たちがわたしの恋人だ。 プレス機野郎は来月なかばに白いタキシードを着てわたしの元へ現れる予定。 待ちわびるわたし あなたがいなくちゃ生きて行けないわ!(早く刷り増しせねばな・・・・・・現実に戻るの図)
by eggdance
| 2013-09-25 09:51
| works
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