カテゴリ
全体 作品/art music art&music foods 展覧会/schedule works 版eqip画展示企画ユニット willow pattern movie MaskingMask 単なる日記 NHK文化センター 紅茶/Tea 『B&W』Shopping 英国 松本清志 その他 BOOKS 検索
最新の記事
フォロー中のブログ
エキサイトブログ向上委員会 a+ discovery 「英国と暮らす」 R.ECHO帽子製作所 Hello from P... ハナトモのベルギー→スウ... 亀福物語 Antiques&Jun... ギャラリー・バザレ / ... Kirinji-KeiK... クリスチの栗捨てる日々 mamaclio more orange… EX LIBRIS BO... 最新のコメント
以前の記事
2024年 09月 2024年 08月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 09月 2023年 08月 more... ライフログ
出版してます
銅版画
CD
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
きょうは夕方青山ブックセンターに行き、「ムード・インディゴ〜うたかたの日々〜」公開記念トークに参加してきました。
一番新しいボリス・ヴィアン「うたかたの日々」の翻訳者野崎歓さんとアラン・ロブ・グリエの「消しゴム」新訳をされた中条省平さんのトークです。 きのうやった菊地成孔さんと野崎さんのジャズから見たヴィアンのトークにも行きたかったのだけど、そちらはすぐに定員いっぱいになっていたようで残念ながら行けずでした。 40年代から50年代にかけてのアメリカ、ケルアックとジャズとビートニク、そしてアメリカからフランスに渡ったアメリカ人ジャズミュージシャンと実存ヒゲ者たち、そして映画、文学・・・あたりはわたしのオタク心をくすぐるあたりでして、是非どちらも行きたかった。 きょうのロブ・グリエの話しは本当に面白かった。わたしの卒論は何度も書いているけど「ヌーヴォー・ロマンとヌーヴェル・ヴァーグ」で(ちゃんちゃらおかしい半端なものだった!)、そのどちらもおもしろいと思いつつも心底面白がることはできず、書いたはイイものの、悶々としていたのだった。それがきょうお二人がハッキリと「カッコいいからみんな無理して読んだよね〜、でも、やっぱり小説ってのはモノのことをつきつめて書いてもおもしろくなく、アンチロマンはやはり限界あるよね〜ヴィアンは小説をやめてしまったけど、最後のロマネスクだったよね〜。最初に書いた「消しゴム」だけは面白いよね〜。ゴダールはカッコいい、その当時はトリュフォーは思想がない!とクソミソに言われていたが、やっぱりトリュフォーは愛があって良いよね、それを日本で初めてちゃんと言ったのは山田宏一さんだよね〜」なんて話しは本当にスキッとして面白かったですわ〜 わたしもゴダールやロブ・グリエは好きなのだ。でもいつも、本当にわたしは好きなのかなあ・・・?と自分のことなのに勘ぐる。 とはいえ、やはりゴダールは好きだな。それにロブ・グリエの「消しゴム」はおもしろく読んだのだった。「嫉妬」も出てきたので並べてみた。 きょうロブ・グリエの人となりをたくさん聞いて、さらに好きになった。ヴィアンは「滅びの美学」とわたしも思う。きょうの話しのように日本人に人気があるのは東洋的ニヒリズムに通じるからなのだろう。とわたしも思う。それよりもとにかくきょうはロブ・グリエの奥さんの話しとか(ロブ・グリエから教わったSMがその後の彼女の仕事となったのだそうで、うひゃ〜おもろすぎ!)、マルグリット・デユラスの「ラ・マン」の裏話の信憑性についてとか、小田実に手を振った話しとか、初めて聞くことばかりでアッという間だった。 「うたかたの日々」は「日々の泡」ヴァージョンも読んだが、見つからなかった。このような当時の洒落モノが出て来る小説はどんどん今に合った訳を作った方が良い、と常々思っていたので、野崎さんの新しい訳も読んでみたいな、、、と思って帰りに買ってサインもしてもらおうか(サイン会をしていた)と思ったが、今本買っても読めそうにないので躊躇して辞めてしまった。 映画を見よう!「ムード・インディゴ」はデユーク・エリントンの曲のタイトルで、本にも出てはこないんだよね、でも、ケルアックとビバップ、ディジー・ガレスピーがあればヴィアンはデユーク・エリントンらぶらぶだったわけで、こうゆうタイトルになったんだね〜。映画が楽しみだね〜 http://moodindigo-movie.com/
by eggdance
| 2013-09-25 23:12
| movie
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||