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2013年もあしたでおしまいです。
時はタッタカタッタカ過ぎていってしまうので、何をしていたのか覚えられなくなってきている。Facebookのまとめ機能というのがあって、勝手に2013年をまとめてもらったら、ザックリと今年が見えてきた。 https://www.facebook.com/yearinreview/satomiinjelly(見られない方にはすみません〜) 今年はなんといっても ●母と子猫の物語 昨年の暮れにとある手術をした母が、急激に認知症の症状発症。おそらくは良く言われているように、手術時の麻酔が原因で、1月〜5月は姉と覚悟を決めて実家の整理片付け大掃除でがんばった。これから寝てることが多くなるかもしれないし、寝室を一番居心地の良い場所に移そう!とするためにはパズルのように全部の部屋を片付けねばならず、大変なことになった。しかし、病院でもらってくる薬がとても合っていた母はどんどん復活していったのでありました。それでも、毎週おさんどんに出かけていき、ある日ふうふう言いながら襖貼りをしていたら飼っていたメス猫2匹が別々の部屋で同時に赤ちゃんを生んだ。3匹づつ。さてどうするか・・・ ずっと7匹くらいは平気で育てていた母だけれど、もう無理。そこでドンドン写真をWebに載せて「どなたか里親に!」と声をかけたところ、全部の子猫がわたしの知合いのアーティストたちに引き取られていった。 本当に大変だったけれど、そのかわいらしさに母も姉もわたしも日々の大変さなど忘れて明るく過ごした。 動物って・・・・赤ちゃんって・・・・・なんて気持ちを和らげてくれるのだろう〜 写真は最後に引き取られていく「タマちゃん」(と今呼ばれています。友人とご両親と暮らしています。お父さんが母と同じくらいのお年のため、とっても気にしてくれていて、たまに母がトンチンカンな電話をしているらしい。これもまた嬉しい)を最後に動物病院に連れていった時のもの。最後の一匹だったので大事に大事に抱っこしていた。 母も元気です。子猫たちもそれぞれ大きくなって時々写真を見せてもらっている。みんな幸せになって良かったね!そしてありがと〜 ●銀座「あかね画廊」、新宿「伊勢丹」個展 個展は4月のあかね画廊と、12月の伊勢丹アートギャラリーが大きな個展となりました。ほかにもいろいろなところで個展,グループ展に誘っていただき、半分は初めての場所だったので、初めて見ていただくというチャレンジと可能性があって良かった。 丸善ギャラリーの「絵本と挿絵の版画展」や新宿区のアートイベントでワシントンホテル内の部屋に「柳ホテル」を作りサプライズでお茶をサーブしたのもおもしろかったな〜 (これは、スウィートルームでお茶のサービスをしながら歓談しているところです。お客様はまったく存じ上げないその日宿泊の方です。サプラ〜〜イズ!) 2回目の「作家Zakka百貨展」企画では、初めてシルクスクリーンをやった。参加者の多くが版画家だったので手拭い作りを呼びかけたらいろんな手法で作ってくれた。あれはとても素敵だった。 ギャラリー、企画していただいた方、おきゃくさま、企画に参加してくれた作家、みなさま、ありがとうございました!! ●サボテン「FLOOR et SATIE」のアナログレコード発売 いきなり大阪のem recordsから連絡が来て、80年代初頭のサボテン1st.アルバムと、エリック・サティの曲(ジムノペディはありましぇん)をエレキで演奏したものやEPで出ていた曲等々が2枚組のレコードとなって7月に発売になった。 http://www.emrecords.net/records/00130.html 先月は在庫切れになっていたようですが、今はまたあるそうなので、是非一家に一枚! サイトから数曲アヴァギャでかわいい曲が聞けるようになってました〜 ●ロンドン・スコットランド 本の取材と称して、(ほとんど勝手について行った。)6月から7月にかけてロンドン、スコットランドのさまざまなところに行った。とある取材に同行だったので普通の旅行では入れないところにも行き、大変おもしろかった。また、カメラマンが英国と日本のハーフ男性だったので、食べ物もいろいろ試せたし、パブでもパブクイズなる楽しい経験をした。田舎の風景もすばらしかったし、エジンバラでのミュージックパブも素敵な思い出だ。 ああ、また行きたい、あの寒空へ・・・・ ロンドンでは、友人たち数人と会うことが出来、しかもみんなが一緒に集まってくれてわたしに力を貸してくれた。(これに関しては、その後進展はないのだけど、そのうちなんとなくなんとかなるような気がします) ありがとー!友よ ●「スウェーデン民話名作集」 の4巻目ができあがり、ついに完結となった。 1冊に12〜15の短編があったので50作品以上制作したことになり、本当に充実した仕事をさせていただいた。印刷物の仕事は銅版画は時間がかかるから大変なのだけど、出来る限り銅版画でこれからもやりたい。 だって〜、好きなんだも〜ん〜 ●スタジオへ 8月の暑い日、スタジオを持つことになった。あれよあれよと決まり、9月末から版画は自宅そばのスタジオでやれるようになり、10月にはずっと通っていた原宿の工房を去ることになった。 長年お世話になった工房でした。先生、みなさん、ありがとうございました! わいわいやるのも楽しいし、意見を聞いたり(あまりわたしは無いですが)、ほかのメンバーに技法を聞いたり、なんてことができるのは共同の工房の良いところです。若い頃は一緒に遊びに行ったりということもたくさんあったし、楽しい思い出がたくさんあります。 カベ塗り途中に傑作が描けた!が、すぐに消された でも、家族がいたり、締め切りがあったり、母の世話をしたりだと、もっと自由な制作時間が必要だし、家の近くじゃないと歳とってきちゃってだんだん疲れがたまってくる、と感じていた。だから、「今でしょ!」とスタジオは即決したのだった。 非常に作業はスムーズになったし、大きな作品も自分のペースでできるようになったし、自分の好きな音楽を聞きながら楽しくやれている。ありがたい〜 ●まとめてみるぅ〜? そうさなあ、地元でしょうか。地元と家族かな。NHK「あまちゃん」を見てもそう思ったけれど、自分が住んでいる場所と一緒に過ごしている家族や近所の人たち、みんなに支えられやさしい気持ちで応援したり応援されたりする。困った時に手を貸したり貸してもらったりする。 また、若い頃と違って声をかけることがだんだん出来るようになってきたなあ、と感じている。話しかけるのは気力がいる、面倒だ、と思うような性格だったハズだけれど、ひと言声をかけることがちょっと楽しいと感じるようになった。これは「オバサン」特有だな、と思うのだけど、そうゆうのって結構いいよね。 と、少し心が広くなった・・のかも〜 伊勢丹の個展も実りが多く、終ってからダッラ〜〜ッとしたかったのですが、次の仕事の締め切りが冷や汗かくほどに迫っており、お正月も遊んでられない。とにかくやらねばならぬ! 来年はマツキヨ氏回顧展のような・・・まあ「マツキヨ祭り」ですが、そんなのの企画が一番の難関。オリジナル創作楽器の電気類のシステムが動くかどうかを実験せねばならない。 それから、またエキップ企画の版画展もありまして、それから、ほかいろいろ半年分決まってしまいました。 制作や企画で今年以上に忙しくなるかもしれないけど、マイペースにやるど〜ストーンズもヨ・ラ・テンゴも見にいくどぉ〜! あ、そして、大事なこと。 原発反対! 秘密保護法からの流れで憲法九条が改正(改悪)されるのに反対です。 ではみなさま良いお年を!
by eggdance
| 2013-12-30 23:55
| 単なる日記
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