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![]() 詳しくはコチラをご参照ください。 FALLでのご紹介もぜひご覧ください。 http://falldays.exblog.jp/22801838/ ![]() 今回はオキュパイド・ジャパン、がわたしのテーマです。 第二次世界大戦で敗戦した1945年から1952年の7年間、日本はアメリカの占領下にありました。 「占領下の日本」=オキュパイド・ジャパンです。 その間の輸出品には必ず「Made in Occupied」「Occupied Japan」と入れねばなりませんでした。 昨年の末頃からモヤモヤとした歪みが肌で感じられるようになってきた日本。なんなんだろうかこの感じ・・・つじつまが合わなくなってきたこの感じ、どこから始まったんだろう?などと歴史を考えてみることが多かった。大戦前の日本と今の日本のこと、おもてなし番組の多さの気味の悪さ、モヤモヤとどうしてもアメリカと日本のことを思うに至っていたのでした。 オキュパイド・ジャパンと書かれたかわいらしいおもちゃや陶器の人形や食器等々、あれらはアメリカのお土産品としても作られていたし、アメリカ向けのもので、今ではコレクターも多い。あれを作っていた人たちは一体どんな気持ちだったのだろうか・・・と以前から知ってはいたけれど真面目に考えることがなかった。 そういえば、大好きな国立のアンティークショップ「RoseRing」にはたくさんのオキュパイドジャパンの陶器のお人形やかわいらしいソルト&ペッパーの陶器の入れ物が並んでいた。そしてマダムがこう言っていたのを覚えていた。 「一所懸命日本に里帰りさせてあげてるのよ!」 そうだ一つ買いに行こう!と思った次第です。 年末に今回のテーマをオキュパイド・ジャパンだ!と決意したので今年になってさっそくRoseRingに出かけて行き、マダムにいろいろ話を聞いてきた。 貧しい時代だからとにかく作るしかなかった。稼がねばならないがやはり屈辱だっただろう、と。 あのノリタケも作っていた。が、良い材料も手に入らなかったため、ノリタケというロゴを入れなかったものも多い。とのことだった。 上のピエロちゃんの置物を購入した。小さなお花を入れるようになっていたので、桜の花を描いてみた。 「外国の製品みたいに見えますね」とわたしが言ったら、たくさん見てきているマダムが「そうかしら?わたしには日本製にしか見えないわ」と言った。そう言われてみれば、そんな気もする。 ![]() 調べているうちに悲しい気分になっていた頃に、大森のギャラリーで85歳の芸術家に遭遇し、どんな気持ちだったか戦後のことを聞いてみた日がある。するとこんな事をおっしゃった。 「そりゃ、戦後の焼け跡は大変だったよ、だけどね、なんだかワクワクしたのも事実なんだよ。なぜって、これ以上ヒドイことなんかもうありえない!って思ったからさ。これからはとにかく良くなるだけだ!と思えばワクワクするのさ」 なんだかとてつもなく衝撃。どん底を味わったあと、ヒトはワクワクするか立ち直れなくなるかどっちかしかないよね。日本人は焼け跡で虚無的になる人もたくさんいただろうけれど、逞しく働き続けた人々がたくさんいて、経済成長につながった。日本人は明るいし真面目だからなあ。 てなことを思いながら数点の蔵書票を作った。その後今読んでいるのはコレ。 ![]() 拾い読みしつつ11日に突入予定〜
by eggdance
| 2015-03-06 20:11
| 作品/art
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