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さて、今回わたしはさまざまな視点から楽しめる作品を作りました。 1)Laceーーーレースの模様自体を楽しむ 2)博物学ーーーヴィクトリア時代の産業の発達と植物学、医学、生物学等々の研究 3)版画ーーー2版刷りの発展性 レースを昨年、一昨年くらいから何かと描いてきていて、同時に参考資料もさまざまな角度のものを見ている内に最も今わたしがおもしろいと思っていることが、ヴィクトリア時代にギュッと詰まっていることを再確認したのでした。まさにヴィクトリア女王がレースを流行らせ、またレースの模様の中にはその時に流行ったものなども織り込まれているのでした。一番目立つ模様は「シダ植物」で、なぜそうなったかというと、ウォードという医師がある偶然から産業革命で大気汚染凄まじいこの時代に、庭のシダは枯れてしまうが別の研究で作らせたガラスケースの中に入れていたシダはたっぷり水を与えておくといつまででも生き生きと育っているではないか!という大発見をしたのでした。1851年の大英博覧会で発表。それが装飾過多な中流階級の室内装飾の中に取り入れられていったという歴史があり、大流行。というわけです。 そして3)の版画の技法で、多色刷りのためにわたしがいつもやっている『2版多色刷り』のおもしろさについてです。多色刷りは、1版でやる人もいますしわたしもそうゆうやり方にする時もあります。が、たいていは同じ大きさの銅板を色で分けるやり方にしています。色分けだけではなくて、最近わたしがやっているのはまったく違う絵を重ね合わせるということです。これは結構頭使うし大変なのですが、制作はとても楽しいんです。 今回はその分けたものがより際立つように、それぞれに独立して成り立つようにしました。そして重なった時に時代そのものを感じられるようにしたかったのです。 『ウォードのシダの箱』というタイトルの作品の一部です。すぐ上の黒一色雁皮刷りの作品は1版目で、ウォード医師が研究しているところだけの作品です。 そして、最後にこれが重なると一番上の時代を表す作品になります。 このパターンを5作品ほど制作しました。1作で3枚の作品を見ることになるので、これだけで15作品を見ることになります。毎回画廊での展覧会では同じことはしないことにしています。今回はこんな感じの新作約20点です。 なかなかおもしろいことになったなぁ・・・・と思ってますので、ぜひぜひぜひ〜〜〜!足をお運びくださることを祈っております。3人の作品がうまく一体化できるような展示にするつもりです。 17日にワークショップはおかげさまで定員に達しました。その時間も普通に作品は見られますし、声をかけていただいても全然構いません! そのほか、ヴィクトリア時代に初めてわたしを連れていってくれた『シャーロック・ホームズ』や『小公女セーラ』のティータイム柄ラベルのついた松本ブレンドの紅茶ももちろんまた作りましたので、よろしくお願いいたしまっす!田村智美さんの手漉き和紙のハガキやステーショナリー、テーブルセンターなども並びます。三浦さんのチクチク縫ったおもしろいものなんかも出るハズ! 詳しくはコチラで! または日向堂のサイトで!
by eggdance
| 2015-05-13 20:48
| 展覧会/schedule
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