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BS世界のドキュメンタリー「海を越えたアメリカン・プリンセス 第1話」見終わった。『ダウントン・アビー』のコーラがまさにそのモデル(案内役もコーラだった)。稼ごうとしない英国貴族はアメリカの富豪の娘を探し、アメリカの富豪も地位と名誉を求め貴族社会へ。とはいえ、どのパターンも恋愛結婚だったというのでまだしも。コーラもロバート伯爵とラブラブで終わったし。 チャーチルの母もアメリカ人だったのね。 ![]() チャーチルのお母さんのアメリカ人のジェニーさん。 そしてダイアナさんの曽祖母もアメリカ人で、お嫁に行った娘の父親は遺言で「ヨーロッパには行ってならない、ロクなことにならん」みたいなことを残していたと!確かにロクなことにはならなかったけれど、ついには英国の世継ぎが生まれたわけでなにをかいわんや。![]() こうゆう絵を資料としてた〜〜くさん見たわ〜 わたしも数点イラストを描かせてもらった9月に出版の「ヴィクトリアン』の衣装本にも多分出てくると思うけれど、当時それなりの娘がそれなりの婿を見つけるための「ザ・シーズン」という社交の時期に、アメリカの富豪の娘たちは当時のファッションの最先端パリのデザイナーシャルル・ウォルト(本当は英国人チャールズ)のデザインのドレスを1シーズンで90着も作っていたそうな!貴族の収入が減った一つの原因は収入源だった小麦がアメリカから入ってきたからだそうで、アメリカ無しでは何事もすすまないという皮肉。もとは英国からの移民だし。 このウォルトさんは当時のパリでナポレオン3世の妻ウージェニーに可愛がられてオートクチュールの祖となった人なんだよね。リヨンの手工芸を復活させるのなら、という条件だったそうだが、リヨンのすばらしいレースや刺繍をふんだんに使ったヴィクトリアンのドレスはそうゆうことだったのかなあ。リヨンも復活しドレスも大ヒットしたわけだ。その後一斉を風靡するポール・ポアレも最初はこの人のメゾンにいた。その後シャネルが出てきて、すっかりファッションは現代風になるわけですね。 このあたりが本に載るのかはわかりませんが、今回の執筆者の一人であり村上リコさんが訳した『エドワーディアンズ』ヴィタ、を読むと、まさにそのシーズンのことが事細かく描かれているので、大変おもしろいのでした。ヴィタというのはヴァージニア・ウルフの友人であり恋人だった正真正銘の貴族なので、その生活の内情の詳しさは今でももちろんおもしろいし、当時の貴族に憧れる中産階級の女性に圧倒的に支持されて売れたらしい。 『ダウントンアビー』のシーズン3が終わって、シーズン4がどうやらスカパーのみらしいって暴挙を聞いてゲンナリなきのうでした。昔っからNHKは外国ドラマ最後まで買い付けてくれないよね〜一番それでイラッとなったのは大富豪ドロヌマドラマ『ダイナスティ』で、主人公のいけ好かないマダムが邸宅にいる中、火事がおきてジャンジャン!次どうなるのよ〜〜〜!!!とハラハラしていたがそのまま無くなってしまった時だった。今でも最後のシーンが焼き付いている。 しかし、「ダウントン・アビー」はシーズン2までがおもしろかったかな〜。3はとっくのとうにヴィクトリアンではないからで、第一次世界大戦までがわたしは好きでした。 『エドワーディアンズ』を読むと、社交界のことも、貴族の使用人の生活や意識についても良くわかるし、たとえば「ダウントンアビー」で主人のお付きのものが旅行にいった邸宅でご主人の名前で呼ばれることや使用人の食卓での並び順がどうなっているのかとか、それをどうやって決めるのかとかもよ〜くわかるので、興味のある人はおすすめします! 『海を越えたアメリカン・プリンセス』でダウントンアビーの著者だったかがダウントンのヴァイオレットおばあさまが自分のとある親戚の女性がモデルだと言っていた。彼女たちは小さい頃から会話の訓練のために庭に出ては何の変哲もない木の下で止まってこれについて何かしらの話をするということを日々していたそうだ。頭が良いとかそうゆうことよりも兎に角社交シーズンに大事なのは会話を途切らせない技術なのだそうだ。ヴァイオレット様は名言が多かったね。 きょうはこのドキュメンタリー3回のうちの2回目。きょうも楽しみ。
by eggdance
| 2015-06-02 13:28
| 英国
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