『作家Zakka百貨展2016-vol.5』は吉・キチ Bang Bang!!!ラブラブ Bang Bang!

今年も『作家Zakka百貨展』の季節がやってきました！作家が本業とは違うものを本気で作るザッカの展覧会がやりたい！と自ら発案してからはや５年たちました。本業バリバリの人も実はたくさんお誘いしてやってます。年々レベルが高くなってきて充実してきているなあ、と実感。老若男女誰でもが楽しめる展覧会を目指しております。

毎回コンセプトを変えてやってます。今年は『吉・キチ・Bang Bang!』。共同企画のギャラリーファーストライトの水越さんと、「何かハッピーでラッキーなものがいいよね、そして好きで好きでショーガナイもの（＝キチ）をバンバンやってもらいたい！」ということで決まったコンセプトです。熊本の震災も企画思案中にあったため、とにかく「ハッピーになるものにしよう！」ということになりました。（チャリティもあります）
キチキチ！とくれば、チキチキ。どうしたってさぁBang Bang!でしょう〜
わたしは「チキチキバンバン大っ好き！」なのです。ヴァン・ダイク・パークス、じゃなくてディック・ヴァン・ダイクが好きなのです。ちなみに、「チキチキバンバン」は「007」の作者イアン・フレミングが唯一書いた子どもむけ小説なんだよね。改造自動車はここにも！
そんなわけで、今回は同じく企画者のエキップ永島さん（いつもデザインしてくれてます）ではなくて、毎回参加してくれている銅版画の中井絵津子さんにいつもと違った弾けた感じで文字をデザインしてもらってDMが出来上がりました。かわいくできあがりました♪(´ε｀ )

毎回大勢参加しています。今回は２１名。誰がどうの、というよりもたくさんのザッカをたのしんで見て回って、気に入ったものを見つけてもらいたいな〜

わたしと永島さんの（本当はもう一人いる）ユニット「エキップ」のブログに永島さんがぞくぞくと参加者の紹介をしてくれていますので、ぜひご覧になってくださいね！
http://eqip.exblog.jp/

Facebookをやっている方にはそちらにもイベントページができていますので、見てみてね。
https://www.facebook.com/events/1744140885828962/



それぞれ、すもう吉とかクマ吉とかヅラ吉（なんてのもある！）とかコーヒー吉、かご吉等々で突き進んでおります。
実はわたしは、今年は家族の不幸などでなかなか集中できず、始めに考えていた「洒落吉」（おしゃれグッズ）が途中で頓挫。なにごとも勢いが大事なので、１ヶ月間くらい気持ちが離れたら何もできなくなってしまいました。
しかーし、ある日友人がメールをくれて、少女時代、ティーバッグの中（カラの）に手紙をいれてコッソリ交換していた、という話をしてくれたのが、とっても印象に残りまして、「あ！コレだわ、コレが作りたい〜〜」となったのでした。
一番上の写真はラッキーな生物ばかりの４作品。
『亀吉』『蝙蝠＆蜘蛛』『猫とコオロギ』『しらす干しの中のイカ』です。
裏側もそれぞれいいでしょ！
すぐ上のは春に作った『おじさん（作家）と猫』シリーズの４点です。
『画家カンディンスキー』『ブコウスキーと寄り目の猫』『旅するセリーヌとベベール』『バロウズ』と、好きな作家と画家シリーズとなっています。

それぞれ革に銅版画でエンボスを刷っています。
布です。袋になってます。中には絵柄に合わせたタグがついたティーバッグが二つ入ってます。ブレンドはこれから考えます〜〜
袋についているタグは革。紅茶を飲んだあとは中に何か隠したりして使ってね。
『作家（おじさん）と猫』シリーズのセリーヌのはこんな感じです。パリから逃げるようにヨーロッパを旅するセリーヌにずっとついていった猫のベベール。バックはヨーロッパの地図にしてみました。このシリーズの革のタグは、いつもわたしが使っている『柳』のエンボスです。「Matsumoto」の「M」にもなっておるのであります。

お茶を出してしまったあとは、ペッタンコになるので、ブックマークに使ってください。できたらこの中にラブレターを小さく畳んでいれてください。そして、本に挟んでプレゼントして欲しい！誰かわたしにくださ〜い・・・・・


まだまだやることいっぱいですが、とりあえずこんな感じで制作しております。
みなさまのお越しをお待ちしております。


＊ジョン・ケイルをブルーノートに見に行く。楽しみ！
アルバム「Paris1919」に入っている「A Child's Christmas in Wales」は、言わずと知れたウェールズの詩人ディラン・トマスの本から作られている。演奏は無いだろうけど、ディラン・トマスが好きなのでこのアルバムはしつこく聞いたものだった。わたしが持っているこの本は洋書2冊で、日本でも訳されている可愛らしいイラストのものと、Fritz Eichenberg/フリッツ・アイヘンバーグというドイツからアメリカに亡命した木版画のイラストレーターのものがある。木口木版ではないのかしらん。ドイツ人らしい重厚な挿絵で、大事にしている。