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![]() スペイン語だったので内容はよくわかりませんが、2曲目は「泣き女」というタイトルでした。わたしが知っている泣き女というのは、韓国にある立派な職業で、悲しいことがあった時に泣きたいのに我慢して泣けない人たちのために、先に泣いてみせてあげて、「泣いてもいいんだよ〜」と導いてあげる役目を担っている人なんです。韓国の人よりもさらに日本人の方が悲しい気持ちをおし殺しがちだし、苦笑いまでする人が多いので、日本にも泣き女がいて良いのではないかと思うけれど、見たことはないですね。いるのかしらん。悲しかったら、やはり泣いた方が良い。人は泣いて泣いて泣いて、そしてその内、気分は晴れて、次に向かえるものだから。 今回わたしが出した作品は「アマリリスのママンーあなたに会えた人はみんなしあわせ』という長いタイトルのものです。7月に母が亡くなってからオファーいただいて、もう母のことを描くことしか考えられなかったわけですが、それもお葬式のあと実家で偶然見つけたアマリリスの鉢を抱える写真の印象が強くて、これしか描く気になれなかったのでした。だからまったくもって個人的な作品となりました。 ![]() 父はナカナカ小難しい人でしたが、母と結婚したことで、楽しい人生が送れた人でした。また、わたしも母に出会ってベッタリと過ごした小学生に入る前後は、本当に楽しくて楽しくてしあわせでした。 ![]() ![]() 内容的にはこうゆう具合ですが、実はもう一つ見て欲しいのは、今回のこの作品の刷りが自分でも驚くくらいすばらしい出来であることなんです。個展と個展にはさまれて、この作品は1版目まではとりあえずできていたのですが、その後全然時間がとれず数日前になってようやく2版目を作り、刷ることができました。しかしそれも個展会場に向かう前の朝の2時間のみとなり、もう試し刷りはできない、本番一発勝負だ!というギリギリの状態になっていました。そしてこの渾身の一枚ができあがりました。2版多色雁皮刷りです。 1枚目ができたあと、欲が出てもう1枚実は刷りました。ここが版画アルアルでして、2枚目はピュアな気持ちが無くなって欲がでていたせいで、どうも良くないのです。銅版画はどの作品も同じだと思ったら大間違いで、やはりそこには1枚1枚に込められる気合というものが影響してくるのであります。2枚目の方が悪い言い方をすればシロウトさんが「いいね」といいそうなメリハリがありました。が、それはこの作品の意図ではないため、やはりわたしはこれにはダメダシをしたのでした。版画といえども1枚1枚ピュアな気持ちを込めなければダメなのよね〜だからわたしは普段でも実はあまり試し刷りしません。フレッシュなまま本刷りするのが本当は良いのではないか?と思っているからです。 版画をやっている方には是非とも作品を見て欲しいです。多少インクが詰まってないところもあるんです。でも、そのままにしています。これはこれでいいんです。全体で見た時に完璧に作品の意図が出せていれば。 というわけで、初日に自分の絵を見て納得し、ウンウンと頷きながら友人とビール飲んで帰宅してきました。 ![]() 今回知ってる方も結構いたのですが、中にわたしとしてはミュージシャンとしての認識の原マスミさんやイマイアキノブさんが入っているのも楽しいです。お二人とも見えてましたね・・・・。ミュージシャンで画家、というのは案外周りに多くて、わたしもそのはしくれなわけですが、全然違和感ないですねえ。わたしなんぞはここ数年やってないので、こうなったらもう目指すはキャプテン・ビーフハートですから! 展覧会は5日までです。 詳しくはこちらで http://nekoyanagioffice.blog.jp/archives/65908401.html
by eggdance
| 2016-10-31 23:57
| 展覧会/schedule
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