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![]() それは結果的に「スリランカ3部作」となりまして、DMの作品『Noctune for J』と上の作品『眠れぬ夜ネコミミ鳥は語る』と、もう1枚最後にできあがった作品です。スリランカでの「居心地の良さ」について、1カ月以上たって、ようやく結論が見えたわけだ。それは、建築家ジェフリー・バワの作った「内と外の境界線の無い場所」にあった。いずれもう少し詳しく書きたいと思いますが、今はあしたからの個展を前にしてちょっと疲れているので、サラっとしておきます。 2年前に『カーテン』という個展をやった。あれはカーテンの内と外についての考察でありました。ふわふわしたレースのカーテンひとつであっても、カーテンのある場所とカーテンを開いた場所ではまるでシチュエーションの意味合いがかわることが面白かった。しかし、そこには居心地の良さがあるわけではなく、内と外について妄想したり意味づけをするゲームのような面白さ、つまりは内と外を決めることは知的な行為だな〜と今から思えばそんな感じであります。そこには居心地の良さは特にない。 バワのホテルや家には屋根が無い部分があるとか、廊下にマングローブが生えているとか、雨樋が外から内に入っているとか、プールが海や湖と水平線で繋がっているとか、内でもなく外でもない世界が広がっていた。これはスリランカの気候ならではのことかもしれない。真似しようったってそうもいかないけれど、絵にすることはできるのだ。 バワのすごいところは、内と外の境界のない世界を実際に作ってしまったことにある。絵であれば天地も内外もひっくり返そうが捻ろうが思いのままだが、建築となればそう簡単にはいかないではないか。きっとこの人自身がどんなことに対しても分け隔てをしない人だったに違いない。 上の絵では、雨樋が外から内に入っている。雨は外に出すと決まったわけではない。誰も決めてない。部屋には池があって、植物の根も張っているのだ。家の中で根が張っていてもいいではないか。月が4つあったって良いではないか。寝たって寝なくたっていいではないか。それが朝だって夜だったって良いではないか。誰も寝たがらない夜にはネコミミ鳥がやってきて、対話をするのだ。それで良いではないか。 あしたの初日は11時から7時ころまで在廊しております。 あさって火曜日は12時ころから。 とりあえず、そんな感じ〜 30日までほぼ毎日行ってます。 ネコミミ鳥に会いにきてね。 お待ちしております。
by eggdance
| 2017-04-16 22:09
| 展覧会/schedule
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