天照大神詣で。一度は行きたいお伊勢さん〜

４日と５日続けておやすみになったので、念願のお伊勢参りに行ってきました。

６月の個展以来８月３０日の「作家ザッカ百貨展」最終日まで休む暇がなかったので、とにかくど〜こかとお〜〜くへ行きたい〜、と思った次第です。とはいえ、２日はエミール・クストリッツア＆ノースモーキングオーケストラをZeppTokyoに見に行ったし、３日日曜日は１ヶ月お休みしていた「丸っと1日銅版画ワークショップ」開催していたので、楽しいことばっかりです。あ、葡萄屋ギャラリー喫茶室での本格ティールームの仕事も今までやってきたことのリアルな表現となっておるのでありまして、とても楽しいです♪(´ε｀ )

　サクッと決めたので、安い交通機関など調べる気もなく、「大人、大人！」と値段関係なく時間本位で新幹線に乗り、料理が良ければどこでもOKな気分で旅館を決めてでかける。

腹が減っては戦はできぬので、まずは「伊勢うどん」を。太くて柔らかいのね・・・ひもかわうどんは感動したがこれはさほどでもなかった。しかし、濃い色の出汁なのに、しょっぱくはなかったよん。そしてしらす丼も食す。伊勢名産の牡蠣も時期ではないが佃煮がついていたので、これですでに伊勢名物は３つ制覇したことになる。一人旅ゆえ、物思いに耽るとか、懺悔するとか、だらしなく過ごすとか以外にはもう食べるしかないので、まあとにかく知ってる限りの地元食にこだわることにしたわけだ。

懺悔とか禊とかしたいわけではなく、、、神を感じたい、という気持ちではあった。式年遷宮の年には忙しすぎてどうしても行けなかったのが残念だった。その頃からこの２０年ごとに場所を移す、というやり方に感心していた。技術を絶やさないこと、これを受け継いでいくこと、これが伊勢神宮では長年にわたって続いているということで、なんてすばらしい考え方だろう、と思う次第です。２０年ごとに新しくなるから世界遺産にはならないのだが、立派な考え方だと思う。翌日外宮と内宮のちょうど間くらいにある神宮徴古館なども見学したのだが、前回の式年遷宮までは古いものは焼いてしまっていたそうだ。しかし今回から、それらのものは残して展示した方が良いということになったらしく、式年遷宮で使われた装束や道具などたくさんのすばらしいものが見られるのでありました。これは行って良かった！

古式にのっとって外宮から詣でよう！

「ブラタモリ」「ぶらぶら美術館」でガッツリ伊勢神宮は見ているので、特にガイドさんは頼まず歩く。外宮では左側を歩く。内宮では右側通行。いくつもあるお宮、全部が隣りに同じ大きさの空き地を持ち、その奥にミニチュアの社が置かれている。次の式年遷宮までこうやってちんまり印となっている。

この小さな社がかわいい。かわいいけれど厳かである。こう感じるのは日本人だけなのだろうか。日本人の様式美はシンプルで、守るわけでもなく攻めるわけでもなく、万物を受け入れるおおらかさに満ちていると感じる。日本人はおおらかだと思う。（良いことも悪いことも忘れっぽいともいえる）

宮の名前が美しい。

すべてのお宮を詣でるのだが、風の宮のあと思い立ってすべての宮の名前にちなんだお参りをすることにした。風に感謝する。大地に感謝する。多賀とは何かな・・・あとで調べてみよう。天照大神の父がいるとかだったか・・・。弟が祀られているところは「月夜見宮」。これも美しい。

外宮をお参りしたら汗ばみまして、赤福の茶店で「赤福氷」。これは美味しいぞ〜

抹茶かかってます。ほじほじすると赤福と白玉２こ入ってます。シロップも上品で最高でした。

バスに乗って内宮へ行きます。

ブラタモリ、ぶらぶら美術館で知ったやり方、この五十鈴川で手を洗うのが正式。澄んだきれいな川でした。

たくさん歩きました。月曜日だったのでさほど混雑もなく、いい感じでした。

女子旅サイトや雑誌などでは内宮の外にある「おかげ横丁」など古い風情を新たに作って話題となった楽しい店並が紹介されています。もちろんわたしもぶらぶらしましたが、松坂牛の串とかお神酒にする白鷹のお店で一杯とかやりたいところでしたが、さすがにお腹がいっぱいで和紅茶を一杯飲むだけでした。ここは観光客でいっぱいでした。わたしはもう枯れているので、こうゆうところでワイワイしたいと思わなくなっちゃいました〜〜

とりあえずお土産をここですべて購入。ほぼ食べ物。

これが好き。この前で儀式がある。華やかではなくて意味深で好き。

つづく