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![]() 2018年はたくさんの災害がありました。また、世界中の不均衡があからさまにイヤな方向へと傾いていったような気がしました。世の中は大変なことになっていたし、わたしも稀に見る大変なことがあった年ではあったけれど、一つを除けばすばらしく良い年であり、8月からはまったく休む暇もなく、イノシシより速く走っておりました〜 今年ももう予定が詰まっているので、こんな感じなんだろうな〜〜 というのが今年の年賀状。 年末も忙しかったので、全然ブログにまとめることもできず。だんだんSNSにしか近況を書かなくなっているのは良くないなあ、と、ついに重い腰をあげる!(お正月は3が日何もしないことにしました、、ダラダラ) 稀に見る大変なこと、というのは9月に家の玄関ドアで左手人差し指をほぼちぎり落とす!という大事故に見舞われたことであります。見舞われた、のではなく自分でヤッチマッタ!!!です。ぶら〜んとぶら下がる人差し指の第一関節を、医療ドラマで学習した通りすぐに自力でくっつけて(!!)息子に救急車を呼んでもらい、東京女子医大の救急で手術してくっつけてもらいました。約2ヶ月ワイヤーが入り、添え木が付けられていたわけですが、この時期が昨年では一番忙しい時期だったため、ほんっと、死ぬ気でがんばることになりました= 今は第一関節が完全に曲がるまでに至ってないので、ちゃんとグーができるように日々リハビリ中。縫い目のところに少し痺れがあるので、ギュッと何かをつかむとか、押すとかが難儀であります。ギターが弾けるようになるまでリハビリ頑張ります!ピアノの方がまだマシですワ なさけない ![]() 9月に急遽二子玉の高島屋S.C.内の伊東屋に個展で呼んでいただき、そのあと10月にわたしの銅版画スタジオで月1〜2で行っている銅版画ワークショップの展覧会を行い、かぶさるように新宿伊勢丹での個展、そして終わってから制作時間3週間で青山ギャラリーハウスMAYAでの個展と、続いていたのでありました。 なんでそんなに個展をやるのか?と言われることもあるし、そんなにやってレベル下がる、なんて思われてるかもしれないし(下がってないで〜す)、いろいろ言う人思う人はいると思うけれど、人には人のやり方があるので、これでわたしは良いのです。 基本オファーは断らない。という方針なのですが、だからこそ期待に沿うように必ず新作を、そして違うコンセプトでやることにしている。そのおかげでか、わたしの場合は次の展覧会へのヴィジョンが繋がるようになっていくようで、これがわたしのように物語を作りながらイメージを広げている作家にとっては良いような気がしている。とにかく、銅版画というのは制作に時間がかかるので、何点もの作品を作りながら明日のこと、1週間先のこと、1ヶ月先のこと、半年先のこと、1年先のこと、と頭の中で繋げていくこともできるのだ。 それは結構おもしろいことで、何枚もの途中経過の銅板や試し刷り作品を見ながら、「次の個展ではまだここまで。そしてその次の個展ではこの部分が発展していくのだ」それはまだ誰にもわからない状態、というのが楽しい。だから次も是非見て欲しい!と思うわけです。毎回完結。だが、続いている、というドラマ形式なのだ。 9月の二子玉伊東屋は初めてのところだったので、どのあたりが良いのか良くわからなくて、数点の新作とともに、満遍なく本の仕事、面白いもの、綺麗なもの、人を描いたもの、人を描いてないもの、などを揃えた。店内の一角という場所だったけれど、通路に面しているので興味を持ってくれた方がなんとなく入ってくれて、それなりに売れて、良い展覧会になって嬉しかったです。何人かのお客様からメールが来たり、また次の伊勢丹の個展に来てくださったりで、充実。ただ、この時に指の大怪我をしたので、後半からは年末までの大きな個展2つをどうやってがんばるか???で頭の中は実はいっぱいでありました。いやー本当にどうなることかと思った〜 ![]() 10月は『OneDay銅版画ワークショップ』の初めてのスタジオ展をやっちゃいましたね!これは本当に楽しかったです。近所の大森アートポジション内での展覧会で、自分が出すわけではないし、こうゆうグループ展は慣れているから楽勝〜と思いきや、そんなわけにはいかなかったのでありました!!なぜって、参加者全員がこのような展覧会、、、どころか額に作品を入れるというのも初めてのことだったからです。さあ、初心に帰ろう!そして、長年やっている経験者でありみんなの先生であるわたしがやはりちゃんとせねばいけない!と気を引き締めることに。さらに、途中から参加者たちの意識が急激に上がったことがわたしにとっても嬉しい驚きでありました。「人に見られるということを考えてね」と途中途中で言いました。人に見せない作品と見せる作品とでは気持ちに大きな違いが出てきます。それまでは単に楽しんで制作していただけの人も、もう一度自分の作品を見直して刷り直したり、また手を加えたりと、今自分の技術でできる限りのことをするようになりました。さらに進めば、「こんな風な完成形」に近づけるために、技法の勉強をするようになるのでありますね。こうやってみんな前へ前へ進んでいき、今までの自分とはまた違う自分を発見してとてもみなさん生き生きとした様子だったのが印象的でした。そんなポジティブな様子を見られるのがこれまた「先生」冥利! 終わってしまえばわたしは先生なんかではなく、楽しく打ち上げ!そう、わたしは打ち上げが一番好きなの〜 ![]() 10月の最後の日から11月は新宿伊勢丹個展『肖・像・画』。毎年伊勢丹の『英国展』と同じ時期にやらせていただいている楽しい個展です。今年は英国とは特に関係ないコンセプトでしたが、まぎれもなくわたしの作品はヨーロッパなので、英国展から下の階に降りて来て見る方にとっても流れがあるのではないかと思います。今回は何故か夏に打ち合わせをしていた頃から、肖像画っておもしろいなーと思っていた。また、リュートを弾いているのがどうしても描きたくなった。 昔は画家は宮廷おかかえ画家というのが普通なわけで、王族がすましている物、偉そうに見える物、お姫様が綺麗に描かれている物が多かった。その後レンブラント(レンブラント展も良かったですね〜)は市井の人々も生き生きと描いた。楽器を持つ人の肖像画は結構ある。ルネサンスでもそうだし、秋に見たフェルメールでもリュートは何枚もあった。リュートが一般的だった、ほかにそんなに楽器が使われてなかった、等々理由はあるだろうけれど、形も綺麗だし、静けさが漂うその雰囲気が良いではないですか〜 そこで、「リュートの練習』という作品ができた。これを描いている時に、これと対になる作品を描きたくなった。しかし、前述通り力が尽きはじめていたため、その作品はMAYAまで取っておこう、と思っていたのだが、思いついたらつくるのは「今でしょ!」なわけで、勢いそのままに「若き日のレディ・ウィロー』を仕上げた。仕上げてしまったものはもうその時出さねばやはりイカンよね。というわけでこの対になる2枚の作品が伊勢丹のファサードに飾られることとなった。出し切ろう! ![]() 伊勢丹個展には今年は2回行くことができ、その間たくさんの方とお話しすることができて本当に良かったです。毎回伊勢丹の時だけ来てくださる方がいらっしゃる。楽しみにしてくれているのがわかるので、来年ももっといいものを作ろう!と思う。「ファンです」と言ってくださる方、「応援してます!」と言ってくださる方、みなさんがわたしの作品についていろいろ語ってくれるのが作家冥利につきます。それぞれの方がハマる部分というのがあるわけで、その話を聞くのは本当に楽しいのだ。わたしの方はそんなことは関係なく、我が道を行ってるわけで、その時に一番興味のあることや、溜まってきた想いを描いているだけなのに、どこかで誰かの心をキュンとさせているんだな・・・・と思ってみてください。なんて素敵なことでしょう!ステージで歌ってる歌手の気分になります。(わからないかも〜でも、わたしはステージで歌っていたこともあるのでわかるんです。こちらを見ているお客さんの表情がガッカリ顔で無になったかと思うとキラキラする瞬間もある) 伊勢丹個展は伺った2回とも英国展でビール飲んだりしているので、毎年ルンルンで終わります。が、終わった瞬間に次の青山ギャラリーハウスMAYAの個展『柳ホテル/恋愛編』のための制作に突入。3週間で一体どのくらいできるのか〜!?!?描くものはだいたい決まっていたので、あとは銅板作業。下絵のあるタイプなので、そうゆうことになる。 ![]() 伊勢丹で前面を飾った2枚の作品を挟んで、新作2枚が並んだ正面。この並びに意味があったのでした。 ![]() つづく というわけです。 ザッとですが、9月からの展覧会のアラマシをまとめてみました。 次回はティールームのことを書こうかな〜 ちなみに1月は23日から葡萄やギャラリーにて地元作家の3人展。26日からは目黒のアンティークショップ「ジェオグラフィカ』での紅茶フェアに合わせた個展があります!お楽しみに〜
by eggdance
| 2019-01-03 19:54
| 単なる日記
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