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![]() 今週17日水曜日は定休日です。 複数枚売れている作品が何作があるのですが、この『アップルパイ・コンテスト』が思いの外人気で、先週また刷り増しをしました。 次はもうエディションnoは6/50です。 昨年秋に長野からブラムリーアップルを箱で買ったのがまだ数個残っているんですよ。前の年はティールームをやっていたので、アップルパイ、ドーセットアップルケーキ、サイダーケーキ(これにもたくさん入れていた)、タルトタタンもどき、アップルクランブルケーキなど作って、あっという間に使い切ったのにな〜 アップルパイは息子も大好きで、たくさん食べてくれるため、ティールームが終わったあとのリンゴお菓子はもっぱらアップルパイです。 とにかくブラムリーが腐る前につくらなきゃ!と思い続けていたので、アップルパイをたくさん作るシチュエーションを考えてみた。 そうだ!コンテストを開けばいいんだ! 物語はこうだ。 お屋敷のキッチンメイドが一年に1回腕試をするコンテストで、大きなお屋敷の庭に大きいお屋敷小さいお屋敷関係なくメイドが自慢のアップルパイを持って集まってくるのです。優勝者への商品は何がいいかなあ。刺繍入りのハンカチとか・・・シルバーのティースプーンとか。いや、肉の塊の方が嬉しいかも。それとアップルパイのピンバッヂ。3年連続チャンピオン、なんて人もいるかもしれないから、コートの襟に3つのバッヂをつけているなんて、これはもうそこのお屋敷の奥様も鼻が高いことでしょう! 彼女たちのファッションはダウンステアーの住民ならではの質素なもので、若いおしゃれな子は少し長めのコートを着ています。髪は大抵シニヨンで、小さめの帽子をかぶります。お出かけなので、小さな造花が飾られているものがいいでしょう。毛皮はどうゆうのをつけていたのでしょうねえ、この時代。 ラッコ? (銀河鉄道の夜のジョバンニのお父さんはラッコを捕まえる人でした) ![]() 鹿の剥製を別の作品で描いていて、途中で思い立ってこれを描いた。 首のところから描いているので、生きている鹿か首から壁に飾られている剥製かは判断がつかないようになっています。どちらでも「可」。 「喋っちゃダ・メ・ヨ」 とうつろな目をした女。多分夜の女。画像ではわかりにくいですが、濃い紫色のドレスを着ています。 うつろな目には理由がある。ヴィクトリア時代に発見された「モーヴ」。エタノール、コールタールなどからできるアニリン染料と呼ばれるもので、洋風、靴、手袋、帽子着用からその有毒物質が皮膚を通し血液中に流れ込み、頭痛、めまい、炎症をおこし、死に至るのでした。 これはこの時代発明されたグリーン、オレンジなどでも起こりました。 幸い毒性があることはしばらくすると解明されて、流行は長くは続かなかったようですが、この時代の絵画にはよく紫やグリーンのドレスの女性が描かれていて、狂っていく様子など想像してしまって、そうゆう絵をみるとクギ付けになってしまいます。 壁の鹿にも不吉なものは感じられたことでしょう。
by eggdance
| 2021-02-15 17:35
| 展覧会/schedule
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