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11日からのK-itoyaでの展覧会のDMの作品は、『Mr.Darcyの『我慢と尊厳』』というタイトルです。 子供のころから英国好きなのだが、どうもウルフは読んでもオースティンに手が伸びず・・・ ブロンテ姉妹の場合は映画『嵐が丘』『ジェーン・エア』を子供の頃にテレビの洋画劇場で見て、特に「嵐が丘』にはきゅ〜〜んとなった。 子供心にブロンテ姉妹のゴシック趣味、暗くて陰湿で怖さがあって嫌いじゃなかった。(結局小説では読んでないけど!) 紅茶の勉強をしていると、ジェイン・オースティン話に触れる場面によく遭遇してしまう。好きな人多いのだ。 それは、きらびやかな貴族の生活や、中産階級の女性たちの暮らしぶりが、紅茶、ティータイムを通して詳しくなっちゃうものだから、興味が付きなく、 オースティンを避けて通ることができなくなってしまうわけですね〜 わたしはというと、英国のティータイムの風景を見るのが好きなので、映画のティータイムシーンは目を皿のようにして見てしまうし、つい選んで英国の優雅な時代の映画を見ていた時期もあるのだけれど、お、お、覚えてない。途中で寝てしまっていることが多いかもしれない〜! それは、物語がほぼ恋愛中心だからなんだと思われます。 しかし、最近になって・・・・そうゆうのも楽しいじゃん!と少し思えるようになった自分にビックリ。 これはコロナ禍で韓国ドラマ50本見たせいかもしれない!いや、きっとそうに違いない。呼び覚まされてしまったのだ。きっと 韓国ドラマは奥が深く、丁寧なので、見続けてますが、恋愛ものはコロナ初期20年はいっぱい見た。イケメンを次から次へと追って見ていたから、必然的に恋愛ものが多かった。でも、21年からは犯罪モノや法廷モノなど、渋い俳優のものや、人間ドラマ的なものの方が多くなっている。 少女漫画とかハーレクイン小説といわれる女子大好きな恋愛ものは永遠で、オースティンはきっとその元祖なのだろうなあ。紫式部も堂々としたハーレクイン小説家! ハーレクイン小説というのは1冊も読んだことはない。少女漫画はわたしも高校生くらいまではわくわくして読んでいたし、「週間マーガレット」に投稿したことさえある。 それでそれで、最近になってオースティン『高慢と偏見』を買ったはいいが、ウルフ『ダロウェイ夫人』同様全然進まない。 そこでわたしは早々に諦めて、配信されているBBCのドラマで、イングランドの女子の半分(だっけ?)が放送時間になると家に走って帰ったと言われているコリン・ファースがイケメン貴族のミスター・ダーシーを演じたものを見ることにしたのだった。 永遠の「憧れの的」なんだねーダーシーは。このあと顎がしゃくれてきていても、ダーシーはダーシー。 コリン・ファースはいい役者だと思います。相手役の方は原作20歳なんだけど、30歳くらいに見えるので想像と違ったけど。 結局、楽しく見てしまいました。そしてダーシーはやはりかっこいいじゃん〜とこんなひねくれたわたしも思った次第です。 記念に描いてみました。 ちょうど2月の猫展の頃描いていたので、猫とダーシーなんです。 猫はテーブルの上に平気でのる。新聞を広げれば横にどでっと寝るし、食事をしているとジ〜〜っと見る。 あげたいけど、あげたらイカンと思う。でも、あげたくなる。 新聞からどいてもらいたいけど、動かすのは忍びない、と思わせる猫の威圧的な性格に、猫好きはいつのまにかひれ伏している。 ダーシーは貴族だ。プライドがあるのだ。ここは我慢せねばならないのだ。テーブルの上でローストビーフをあげてはいけないのだ。 尊厳を保ち、猫に見せつけねばならない!と思っている。 猫もしかり。 という作品です。 タイトルで韻をふむなんてバカバカしいいとお思いでしょうけれど、1ヶ月考えつづけ、ようやく「高慢→我慢」「偏見→尊厳」に到達。 オースティン様、どう? ちなみに、遠景はスコットランドの風景です。 以前訪れた時、ブリテン島で一番綺麗だと思った場所でした。 伊東屋個展在廊予定 11日、12日、13日お昼ころより 14日は2時まで 15日は在廊できないのです 16日〜多分在廊しています
by eggdance
| 2022-04-09 12:13
| 作品/art
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