カテゴリ
全体 作品/art music art&music foods 展覧会/schedule works 版eqip画展示企画ユニット willow pattern movie MaskingMask 単なる日記 NHK文化センター 紅茶/Tea 『B&W』Shopping 英国 松本清志 その他 BOOKS 検索
最新の記事
フォロー中のブログ
エキサイトブログ向上委員会 a+ discovery 「英国と暮らす」 R.ECHO帽子製作所 Hello from P... ハナトモのベルギー→スウ... 亀福物語 Antiques&Jun... ギャラリー・バザレ / ... Kirinji-KeiK... クリスチの栗捨てる日々 mamaclio more orange… EX LIBRIS BO... 最新のコメント
以前の記事
2024年 09月 2024年 08月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 09月 2023年 08月 more... ライフログ
出版してます
銅版画
CD
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
最終日最後のお客様が『街の卵』を連れて帰りました。 暫く見て、「復活ですね」と、胸を熱くして下さった。 わたしはかつて「イースター」に思い入れがあったことは無かった。けれども、世の中は天災人災が繰り返され、街は破壊されそしてまた再生されて来た。この涙の歴史を思う時、西洋の人々がクリスマスよりも大事にしている「イースター」の意味を八百万の神信奉のわたくしも理解することができる気がしてきたのでした。 単に兎だ卵だと楽しげなイースターは未だ理解ができないわたしです。 打ちのめされても打ちのめされても人は生き、また街は再生されるでしょう。その無念さ挫折感と、立ち上がる気力は人間として無くなることはないし、それが人間の素晴らしさだ。 大きな事件や天災が起きた時、表現する者は試されている。全くそこに反応しない事を選ぶ人もいれば、ダイレクトに意思表示をする人もいる。また、祈りを表現する人もいる。 さて、わたしは、と考える。『Think!』とした今回の個展のタイトルは、わたし自身に問いかけるものでもありました。 わたしはどうこのカオスな世の中に表現する者として立つのか?これは表現しようとしまいと、誰もが考えるべきだ。 こんな事を考えながら毎日在廊し、時々皆さんにそんな事を語り、返ってきた言葉からまた考察する。 最後の方が、わたしが語る前に同じような事を語りこの作品を持ち帰ってくださり、終了時にストンと腑に落ちて一人感動してしまった。 99年に制作した時にはそこまで考えてなかったこの作品。ただ、危ういながらも立ち上がる卵に「何故キミは立っていられるのか?」とHPの作品紹介コメントの最後に書いていたのを発見した。この時には意味ありげだけれど意味は無い、とうそぶいているものの、自分で描いているのにもかかわらず、「何故」こんなのを描いているの?と疑問を投げかけて終わっている。 作品は生きているのだな、と感じた。 ワインを買って帰る。 素敵なデジュネもした良い一日でした。
by eggdance
| 2022-04-21 09:22
| 作品/art
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||