K-Itoya2025年も個展はここから

2025 4月11日〜21日
松本里美銅版画展『Anywhere is fine』
銀座　伊東屋K-Itoya B1F

ここ数年で、暮らし方の価値観は人それぞれになりました。

全てが多様化すれば、人と比べるなんて気持ちも起こらない。

比べるって、なんだっけ？

だから、

「都会と田舎」と言う考え方も私の中で変わり始めているこの頃です。

どちらも好きだし、選ぶ必要もなく、ただ自分らしくあるだけ。

Anywhere is fine!

どこでも私は私

今年も春の伊東屋さんから個展は始まります。

　ところで、すっかりご無沙汰のブログですが、2024年は非常に忙しかった上にホームページのリニューアルという大仕事があったため、
ほぼ更新できなくて、不本意でございました。
９月の軽井沢ポッティングシェッドのお知らせの後は、恒例となっている新宿伊勢丹の個展が１１月末〜１２月にかけてありました。
多数の方に来て頂きました。ありがとうございます！！

　そして、月日は流れ〜〜１月の末に二男が結婚しました。
結婚式は親にとっても一大イベント。そして、この息子は美容師（今は美容室を４店、飲食店１店の実業家）なので、ゲストも半分くらいは美容師さんで、皆さんお洒落！
お嫁さんのお母様はビシッと留袖。私はというと、年々丸くなってきているので、留袖を着ると多分任侠映画風になるに違いない、とわかっていたので、伊勢丹個展在廊中に伊勢丹で全部揃えるのだ！と決めていました。

　結婚式はとても素敵でした。よかったよかった。しかし、バタバタしていたので自分の写真は特に撮ることもなかったのでした。
少しSNSにアップしたのですが、何人かの友人に「あの帽子はどうなってたの？」「服はどんな風になっていたの？」など聞かれたので、今回の新作にものすごく美化した自画像を描くことにしたのでした！

下の写真は外で並んでいた時のものです。
　帽子は、私の母が私の結婚式の時に被っていたものです。後ろにハリのあるストライプの大きなリボンが付いているのですが、これだけだとどうも地味だったので、結婚式らしく、中央に手持ちのチュールを盛り上がる感じに適当に縫い付けました。

　ドレスは細かいふわふわの羽根のようなものが全体に付いているもので、風で動きがでるものでした。これは伊勢丹で購入。
胸につけているのはハタキ、、、ではなくて、ちゃんとしたお洒落コサージュです。オーガンジーなどの透けている布なのですが、微妙なグラデーションになっていて、しかもビリビリなんです。これは一発で気に入って、ドレスと一緒に購入。
しかし、グラデーションがモノトーンだったので、これもどうも結婚式にしては地味だなあ、、、と思い、ベージュ系、シルバー系などのオーガンジー他数種類の布を買ってきて、長さもバラバラにして１０本くらい足して手縫いしたのでした。

　アクセサリーは、これも母の形見の本真珠のネックレスを。しかし、これも私にはどうも似合わない。
そこで、手持ちの長さのあるキラキラするソニア・リキエルのチョーカーを２段にし、真珠のネックレスの真ん中にチョーカーの紐をぐるっとさせてつまみ上げ、シックでファッショナブルな感じにまとめてみました！！

あ〜楽しかった
作品では結構忠実に再現しております。

そして、作品のシチュエーションは湖水地方で行ったティールームのテラス風がいいなあ、と下絵を書き始めていたのですが、その時の写真を見返してみたら、テラスの柱に「カラスが凶暴なのでエサをあげないで！」という地元のボス的カラスの写真も付いた張り紙の写真を発見。

あ、これ、結婚式の時の私みたいじゃん！
ひゃ〜〜カラスみたいだったなあ〜
てなわけで、この女性は「Ms.Crow」になりました。

カラス夫人は毎週４時頃やってきて、同じ椅子に座るのです。


伊東屋K-Itoyaの展覧会詳細は３月２９日以降にアップされる思います。
よろしくお願いいたします。