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![]() 昔は悩んだ末に本屋で本を買うと、おいしいコーヒーの飲める喫茶店にさっそく行って、袋から本を出してザッと拾い読みをしたりしたものだ。ずっと立って本は選ぶものだったから、当然疲れるし、それを癒すための喫茶店は重要だったわけだ。今は買わなくてもジックリその場で読めてしまうような本屋の造りになっているけれど、やっぱりそこでジックリ見てしまう本というのがあった場合は、結局は買ってしまうのだろうと思う。 絵本もブーム。古本もブーム。雑貨もブーム。だけど、微妙に色合いが店によって違うわけで、男子が多かったり、女子ばかりだったり、硬派だったり、ダークだったり、「カワイイ〜」400連発するような女子がいたり、いろいろ。 おととい書いた「FALL」は大人っぽい雰囲気がする。 きのう訪れた「ポポタム」は奥に立派なギャラリーを持っていて、本も難しいものからかわいいものまである。絵本はやはり小さい子向けというよりは、大人が好みそうなものが多かった。前にも書いたけれど、わたしは小さいころ絵本を全然見なかったので、読んだり買ったりするようになったのはずっと大人になってからだった。子供が生まれると、どんどん買いまくり、どんどん読み聞かせまくった。子供は字が読めない間は耳で聞いたものをどん欲に覚えている。口承文学であります。ウチの子は中でも「スイミー」はわたしが読んだままにソラで3年生頃まで覚えていたので、教科書にこれが載っていた時には、教室でヒーローだった(その後は低迷の一途)。そのほかわたしはトミー・ウンゲラーのものが絵も物語も好きだったので良く読んであげた。子供の頃好きだったハズだけど、大人になって絵が素敵だから、と買ったもので嫌いになったのが「ブレーメンの音楽隊」で、あの動物たちは結局初志貫徹せず、泥棒が奪った家をそのまま横取りして「楽しくくらしましたとサ」という結末になっていて、疑問だけが残ってしまった。子供のころの記憶はまったくアテにならない。この楽隊たちはブレーメンに行って立派な演奏家になった、と信じていたのは、いったい何だったのだろうか??絵だけは魅力的だけど(動物がかさなってるシルエットだけが好きだった)、ほかはな〜んか嫌な感じが残ってしまったなあ。 ![]() そしてやっぱり本を買ってしまった。 古いアメリカの2色刷りの科学絵本(知育絵本)で、「Wheels」。「観覧車に乗ろう」というサボテンの曲の最初の歌詞は「わたしの好きなもの、ただただ回るだけのもの」だ。これはわたしの趣味だけれど、歯車が表紙のこの本はドツボで、即決してしまった。中を開くと、「観覧車」と「メリーゴーラウンド」が見開きになっているところがあって、これもドツボであった。簡素な2色刷りがちょっとズレてるあたりもドツボであった。多分、この先、何回も繰り返して見る絵本だと思います。 この日はそのあと神保町の版画専門店「文房堂」のバーゲンへ。チラシに、廃盤になったと聞いていたフランスの紙「ベランアルシュ」のクリームが書かれてあったので、おかしいなあ?と思いながらも買えるのなら・・と思っていってみたら、やはりミスプリントだったようで、この紙は廃盤。ただし、小さいサイズは製造はしているらしいとのことだった。しかし、店員さんによれば、アッという間にそれも買い占められているもよう、とのことで、思わず「それって、Yさんでしょうかねえ?アルシュのクリームばっかり使ってるから」と言ってみたら、「十分あり得ますね、情報聞いて即大人買いかも・・」と答えるのでした。わたしもアルシュのこの色を使っているシリーズがある。だから、いきなり廃盤になると困ってしまう。フランス製のものはよくそんなことがあるので恐ろしいわー。 なんちゃって・・・・この紙が数日前ゴソッと天袋から出てきた。わたしも数年前に大人買いしてたのだったっ、実は!これは大事に刷り増しに使うことにします。大きな額を1枚セールで購入。ものすごく重かった。きょうはそのせいでひどい筋肉痛なのだった。 毎日いろんな人に会う機会があるわたしは、きょうも仕事先などで「B&W」を見せるのでした。CDはすぐに聞ける状況にある場合は少ないけれど、画集はたいていその場で開いてみるわけで、この画集がハッキリ言って相当きれいなのでどこで見せてもシッカリと見てもらえます。そんなわけできょうも数冊行商してしまいました。この方たちが家に帰ってCDを聞いてくれた時に、CDもよかった、と言ってもらえると嬉しい。本よりもCDは積極的な意思がないと体験できないもののような気がする。最近の本屋さんは本も読めるし、音楽も聞けてよい。『B&W』は今あるべき姿なのかもしれない。
by eggdance
| 2007-12-15 01:10
| 『B&W』Shopping
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