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普段と変わらない1月を迎える。
昨年末に義母が亡くなったので、20年くらい続いていた下田海辺のお正月はついにナシ。今年は恒例の姉の家族と母と我が家が集まっての、父のお墓参りと、レストランでの1月3日のわたしの母のお誕生パーチーのみで終わる。母は79才になるが、父は56才のままだ。その後実家に集まり蟹をむさぼり食うのだった。 年はとっているけれど、頭はいつも覚醒状態の母はわたしの5倍はしゃべる。だけど、足は弱っている。母いわく、「「千の風になって』は良い歌だ。お墓参りに行けなくても罪の意識がなくなる」。 今年も母からはたくさんのおことばを聞く。車の中で『Bronze & Willow』を聞きながら辛口トーク。「『千の風〜』の人が歌唱指導をしていたが、語尾はすぅ〜っと伸ばすと気持ちがこもって聞こえる。」と言ってわたしの歌唱について検証しだすのだった。「Wonder in Winter」と『ヒバリ』はいい感じだそうだが、あとは語尾がねえ・・・とうるさい。なんでそんなにハッキリ歌うのか、と言うので、「だって自分の作った詞だから、ちゃんと聞こえて欲しいじゃん」と答える。次は歌詞についてで、「よくこんなに書けるものだ」と言いながらも、「もの凄い恋愛とか不幸とか事件とか、そうゆうものを経験してないのかもねえ。そうゆうのがないわねえ」と言うので、尾崎某みたいのが好きなのか?と聞くと、そうは思わないけど・・・といいながらオペラ『リゴレット』の話やらスタンダールの話やらしだすので、これはどうしたものやら、と思う。リゴレットのような人生経験を一体どれだけの人がするというのじゃい・・・。『アイーダ』や『トスカ』のような人生を送っていたとしても(まさか!!)わたしはそのまま書くことはないだろうと思う。私小説のようなベタベタとした歌詞というのはわたしにはない。けれど、やはり、歌詞というのは必ずその人の経験や考え方はどこかにあるものなのだし、それが純文学のようなのかヌーヴォー・ロマンのようなのかSFなのか、表現が変わるのは仕方がない。ただ、母の言うように、一般的にはベタッとした告白本のようなものだと感情移入しやすいのかもねえ。勿論、まったくわたしにはその気はないけれど。だけど、そうゆうので好きな歌はいくつかわたしにもある。松尾和子の「再会」とか渡辺真知子の『かもめが飛んだ日』とか、ほかいろいろ。いつかわたしもそんな歌詞を書く時があるかしらねえ・・・『椿姫』のようなことが起ったのなら・・・(まさかねえ)。それから曲についても語る母。意外と実験的なものが好きなので驚くことが多い。 母や姉に『B&W』の紹介記事が載っているものを見せる。『CDジャーナル』2008年1月号(p144)の松山さんのについては(ほかp235)姉が「サトちゃんのこと、ちゃんと深いとこまでわかって書いてくれてるね」と感心していた。「主婦の友」2月号、『ミュージック・マガジン』2008年1月号P180〜181、『美術手帖』2008年1月号P211、シネマアートン下北沢「映画だより』1月号アートスペース、『ジパングニュース』12月号インタビューページなど。 ミュージック・マガジンの別のページで松山さんが2007年のよかったCDにグンジョーガクレヨンの組原さんのソロを選んでいて、ちょっと嬉しかった。その松山さんが印象に残ったことで エミール・クストリッツア『ジプシーのとき/Le Temps des Gitans』のオペラ(パンクオペラ)を見た、とあって、わたしはとてもうらやましかった。これは本当に見たいものだったからで、クストリッツアファンとして、『ジプシーのとき』は『アンダーグラウンド』と共に印象深い作品だったからなんです。サントラは穴のあくほど聞いたし、日本では何故かDVD化していない(今もそうかしら?)映像もビデオでなんとか手にいれ・・・胸の詰まる思いで何度も見た。ペルハン役の彼は自ら命を絶ち、今はいない。そのおばあさん役でクストリッツア映画に多数出演しているあのロマ役者さんも昨年亡くなった。でも、このノー・スモーキング・オーケストラとThe Garbage Serbian Philarmonia dirige par Zoran Komadinaが音楽をやっているオペラは、監督がそのまま監督をやっていて、映画の興奮がそのままだったらしいのだ。いつもの浮遊シーンもあったらしいし動物もワサワサ出たらしい。終わりの方では観客席が手拍子と共にスタンディングとなり、盛り上がったとか聞いてしまえば。パリで見た人が本当にうらやましかった。なんとか日本にこないものか・・・・モンティ・パイソンの『スパマロット』と共に是非是非来て欲しい。 クストリッツア作品が心を打つのは、民族と政治社会の根深い問題が監督自身の体験を通して身を持って表されているからなのだと思うけど、わたしが好きなのは、それだけじゃなくて、その過酷さが明るく突き放されて表現されていて、愛に満ちているところなのだ。ここが一番大事なところで、母が言うようなところのものだけのものでは、やはりわたしは好きにはなれないと思う。生きていくということは、何かアッケラカンとしたものなのだ。 父のお墓参りをするので、父との思い出話がいつも出るのだけど、今回初耳だったのは、我が家のクリスマスではデコレーションケーキが6個あったという話だった。『ジパングニュース』のインタビューでわたしの子どもの頃の音楽体験について少し語った。その子ども時代の楽しかったクリスマスの記憶では、ケーキはアイスクリームデコーレーションだけだったのだけど、実は兄妹が3人いる、というだけで、父は普通のデコレーションを3個とアイスデコレーションを3個買ってきていたらしい。これは札幌に住んでいた6才までのことで、その頃というのは冷蔵庫もドアはひとつで、製氷皿がついている程度のものだったから、アイスデコレーションはどうしたのか?食べてしまえたのか?と疑問が。やはりそれは札幌のクリスマスだから、外に出しておけばよかったらしい。今とは違ってクリスマスにはドッサリ雪が積もっていたから大丈夫なのだ。一人2個のデコレーションケーキといのは異常だと思うんだけど、そうゆう関係の会社に勤めていたので社内割引。それにしても6個のケーキともみの木をかついで帰ってくる父は信じがたい。こうゆう無茶なことだらけの父でありました。 その父が使っていたという国語辞典。これは『模範新辞典』と書かれているもので、発行年は書かれてなかったけど、多分60〜70年前のものと思われる。母はずっとこれをテーブルに置いて使い続けている。 この冬休みに子どもと漢字の復習をやろう、ということになり、小学4年生の漢字というのをネットでダウンロードしてやらせる。その中に『あんしん』というのがあった。子どもは『安心』と書いたが、答えが『案心』になっている。そんなバカな???と思ってすぐそこにあった父の『模範新辞典』を見るとナント!!『案心』になっている。エエ〜ッうっそ〜 どう考えても意味が違うのではないか?と思い1989年版の「大辞林』を出してみると、やはり「安心』となっている。ただ、漢字はああなったりこうなったり、としょっちゅうかわってるので、もしかしてまた『案心』になったのかしら?とわけがわからなくなってしまった。それから『模範新辞典』をもう一度よ〜く見てみると、ペン字(草書)の列のところが『安心』となっているのを発見。ということは、本当は『案心』だけど、普段使いは『安心」でOKよ〜、ということだったのかしら?70年前は。それからその草書の方が一般的になっていったということなのかなあ。そのへんのところはわからないけれど、結局昨年版の国語辞典を見た結果やはり今は『安心』で良いようで、このネットのドリルの制作者が、もしかしたら『模範新辞典』で育ったお年寄りなのかも・・・・??と思うのでした。母には、もうこの『模範』は『模範』にならないから使わないように、と言っておく。ネットのドリル、ハードは新しいのにソフトが古いのでした。 友人によると、わたしは今年大殺界なのだそうです。この友人と同じ星なのでいつもそうゆうことを教えてくれるのですが、だからどうなるんでしょうねえ。もしかしたら、オペラのようなもの凄いことが起るのでしょうか・・・・?母がわたしに望むようなオペラのごとき劇的なことが起るのかしら?昨年、相当いろいろあったので、こうなったら、エ〜イ、どーんと来い!と思う新年のわたしでした。 今年もよろしくお願いいたします!
by eggdance
| 2008-01-04 00:15
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