+P里美の『Bronze & Willow』Etching note
2024-03-10T12:12:07+09:00
eggdance
銅版画家Copperplate Etching Printer/松本"Punch"里美の制作日誌/music&art等々等々
Excite Blog
オフィシャルサイトが新しくなりました
http://eggdays.exblog.jp/33711556/
2024-03-10T12:00:00+09:00
2024-03-10T12:12:07+09:00
2024-03-10T12:00:11+09:00
eggdance
works
昨年4月に15年使ったiMacが壊れて、この機に長年愛着のあったホームページをリニューアルする決心をしました。
新しいサイトは
『銅版画と音楽・松本里美 Satomi Matsumoto』
https://www.satomin.jp/new/
こちらです。
今後ともよろしくお願いいたします!!
同時に、私が作っていた他の3つのサイトも昨年4月からはストップとなります。
ひとつは今までのオフィシャルサイト『Satomi Matsumoto』
二つ目はロックバンド「サボテン」のオフィシャルサイト。
三つ目は故松本清志(チェロ、システム、サウンドオブジェ)が故峰岸政春(システム)、関口孝(ギター)と作っていたバンド
『HIKUIYAMAヒクイヤマ』のオフィシャルサイトです。二人が亡くなってしまったのでストップしていますが、そのままの状態で今も見られるようにすることにしました。
今回の新サイトを作るにあたって、いくつかは『Profile』のところからリンクするようにしましたので、そのままご覧いただけます。
◼︎旧Satomi Matsumoto のオフィシャルサイト
https://www.satomin.jp/
◼︎SABOTEN のオフィシャルサイト
松本が20代からやっているロックバンドサボテンのサイトで、2013年までの活動(ディスコグラフィー)が見られます。
◼︎焚火楽団ヒクイヤマのオフィシャルサイトhttp://www.hikuiyama.com/
また、ティールームをやっていた時に書いていたブログもリンクしています。もしかしたらまた更新するかもしれないので、このままにしています。
◼︎『紅茶女ただ今漂流中』サイト
このエキサイトブログは、更新するとメインの新サイトの『Home』に順次リンクが載りますので、そちらからでも見られます。
時間が取れず、まだ不完全な状態です。やってることが様々なため、どこに何を入れるのかさえまだ決まってない!
こまごました部分はこれから、という感じです。
そのためまだ見にくいところもあるとは思いますが、以前のものよりはシンプルにできる予定で、最新情報は常に更新します。
ブログからの最新情報がメインです。
愉快な、あるいは面倒臭いどうでも良いようでどうでも良くない私の日常は、SNSで〜〜
作品の多くは現在instagramで更新しています。
instagramはふたつあって、worksの方です。が、あまり進んではいないなあ・・・こつこつアップしています
]]>
Bitter and Sweet/all about Satomi's days そごう横浜個展
http://eggdays.exblog.jp/33703979/
2024-03-04T13:05:00+09:00
2024-03-04T13:05:15+09:00
2024-03-04T13:05:15+09:00
eggdance
展覧会/schedule
怒涛の2月があっという間に過ぎ去りまして、次回の個展のお知らせです。
そごう横浜店、6階ミュージアムショップです。
2024年3月27日〜4月21日
10時〜20時
今回初めての場所です。ある日突然オファーをいただきまして、ありがたい〜!嬉しい!と思ったものの、
実はそごうのほうの最終日4月21日は、毎年恒例となっている銀座K,Itoyaでの個展の初日、というのが決まっていました。
これは困ったなあ、、、とは思ったのですが、横浜方面での個展が初めてということもあるので、「松本里美はこんな作家!」という感じはいかがですか?
とキュレーターの方が方向性を導いてくださいました。
この方、それまでそごうの方とは知らなかったのですが、何度か個展に来てくださり、さらに作品も買ってくださっている方だったので実はビックリ!
記憶を辿ると、私のことを結構前から見てくれていたんですねえ。そんなわけで、私がやっていることもよ〜くご存知でした。
「松本さん、いろんな事やってるじゃないですか。それらを含めて松本里美、なので、それらをご紹介する!「That's Matsumoto Satomi」でやりましょう!」
と提案してくれたのでした。
そっかー、それだったら考えられるかも。
4月の伊東屋K,Itoyaでの個展というのは、毎年新作と共にその年のコンセプトの方向性を決めているようなところがあって、
大事な春のイベントになっています。
だったら、そごう横浜店の方は、古いものから新しいものまで、様々な切り口の作品を出して面白いものにしよう!
ということになりました。
DMに書いたように、私の日常は甘くてほろ苦くて可笑しくて、素敵!
Bitter & Sweet Days
展示場所は、そごう美術館の中ではなくて、隣接しているミュージアムショップの壁面です。
ここは誰でも入ってアート作品のグッズなどがいつでも買える場所なので、マスキングテープ買ったりプレゼント買ったり私もたまに立ち寄ります。
壁は結構広くて、グッズも置けるので、現在新しいグッズを制作中です。
ショップ内なので、会期中とはいえ私は行ってません。いませんが、来てね
お買い物がてら覗いてみてくださいね。
横浜方面の方もそうでない方も。
初めての方もそうじゃない方も。
そごう美術館の「X」での紹介
https://x.com/sogomuseum/status/1760137741915025907?s=20
]]>
Willow Cats Pattern、ベル・エキップ赤ワインが完成
http://eggdays.exblog.jp/33657320/
2024-01-27T09:57:00+09:00
2024-01-27T10:02:28+09:00
2024-01-27T09:57:48+09:00
eggdance
works
山梨県北杜市のテレビでもお馴染み『ひまわり市場』のオリジナルワイン『ベル・エキップ』
5、6年ずっと私の猫作品がエチケットになっています。
毎回楽しみにしているお仕事です。
今回は初めての赤ワイン。
今まではフォレストサイド横森ぶどう園のもののみを使った白ワインでしたが、今回はひまわり市場のスタッフや仲間の方達自ら育てた
カベルネ・ソーヴィニヨンと横森さんのマスカット・ベーリーAを使用しているんだそうです。
世界の『サドヤ』でワイン造りを極め、ひまわり市場の顧問もされている萩原健一さん(ショーケンじゃない)が完全監修。
ぜひお試しください。限定336本。3500円(外税)
代引きだと思います。
⚫︎Willow Cats Pattern
さて、エチケットになった作品は、一見すると普通のWillow Pattern。
が、しかーーし、よーく見ると、猫だらけ!!!
これはこのお仕事のデザインを務めるMさんのまさに指令!
「Willow Patternに猫を入れ込んで欲しい!」という指令です。
Mさんと知り合ったのは、このエキサイトブログを見てくれて、だったと思います。
Willow Pattern好き同士で盛り上がった私たちでした。20年くらい前だったような。。。
それが、今こうやって実を結んだわけで、泣ける〜
パロディとは
パロディだからこそ、元々のパターンに忠実に描かねば意味がない。
Willow Pattern、私ほど意味も歴史も知っている人間はいない!と自負しているので、
最近は元のものを見なくてもこの絵柄を描くことができるようになっている。
しかし、そんなことではパロディにはならないのであります。
未だかつてないほど、真剣に描きました、ふざけたものを。
ここが大事だ。
「ふざける時でも、真面目にやろうよ〜』というのは手塚治虫の漫画(アニメ)『ワンダー3』のテーマソングの歌詞ですが、
子供の頃からの私の座右の銘です。
このワインは、『ひまわり市場』のみでの販売です。
お電話で配送はしてくださるので、ご興味のある方はぜひお早めにひまわり市場のお酒担当『世界の平出」さんにお問い合わせください。』
すでに私のインスタを見た方達が何人も平出さんに注文!もうおうちに届いているという画像も見られました。
嬉しいな〜
ひまわり市場は中位のスーパーマーケットですが、社長の那波さんの経営方針が素晴らしく、連日お客様で賑わっています。
昨年9月に軽井沢potting shedの恵さんたちとドライブがてら行った時には、社長の「今、ワインのラベルを描いてくれている作家の松本さんが来てくださっていまーす!!」というマイクパフォーマンスのおかげで、ワラワラと人が集まり、あっという間に「もち君」ラベルのワインが無くなっていくのを目撃してしまいました。
「公平であること」「謙虚であること」「食文化を通じて地域に役立つこと」「お客様もスタッフも大事に」
山梨県北杜市大泉町谷戸2008
0551−38−4744
です
ワイン担当の方は平出さんの他にもいらっしゃいますのでご安心を
#ひまわり市場 #松本里美銅版画 #willowpattern
]]>
大森在住38年にして水神公園を描く。MIRAI blanc 個展『inside,outside』
http://eggdays.exblog.jp/33652588/
2024-01-23T11:37:00+09:00
2024-01-23T11:53:44+09:00
2024-01-23T11:37:18+09:00
eggdance
展覧会/schedule
2024年最初の個展は地元大森のギャラリーMIRAI blancです。
『inside、outside』
1月26日〜2月4日
30日(火曜日)は休廊日です
31日(水曜日)のみ15時からの在廊となります。
地元なので、それ以外は基本在廊しておりますが、ずっとはいないと思います。
呼び出していただければ30分以内に行けます。
昨年自分の作品をざっと見渡してみたのですが、最近の私の描く女性は空に浮かんでいたり飛んでいたり、自由を満喫して幸せだわ〜〜なものが多いんですよねー
それと対比するように、男性は居心地の良い室内で本を読んでいたりスープを啜っていたりしている。
これもまた幸せだな〜と感じている。
作品は自分の趣味嗜好が如実に表れるものなので、これはもう、私は何も考えずに浮遊したい!という気持ちが強いのだろうし、
好みの男性は、書斎で犬や猫を撫でながら本を読んだり研究をしている人なんだな〜と。
丸わかりじゃん!
しかし、男性の好みで言えば、インドア派ながらもスポーツ万能!サバイバルができる!のが良くて、車の運転はできなきゃダメだし、ギターが弾けなきゃダメだし、何より創造的な暮らしができるというのが基本よね〜〜と色々とうるさい。
故松本清志はそうやって考えてみると理想的で、インドアでもありアウトドアでもあり、ギターも弾けて変なものも作っていて最高でした。
生きている時に言ってあげたかった、本当に。
『フローラの3分計』の一部
⚫︎大森水神公園
大森に住んで38年、その間犬も2匹飼っていたから、それなりに散歩は広範囲だった。
風景画は見るのはとても好きだ。その場所を知っていれば尚更のこと感慨深く絵を見ることができるからだし、
さらに作家その人の思い出が入り込んでいれば、奥行きも増してきて鑑賞はさらに楽しくなる。
なのに、私は大森を描いたことは1回しかない。それはマツキヨ氏が亡くなった後に遠景で我が家を少し入れ込んだものだった。
その頃から私が大森を描けない理由を考えていたのだけれど、最近になってようやくわかってしまったのだった。
それは、大森の町がほとんど和風だからだ!
人間を描いても、建物を描いてもどうしても『赤毛もの』になってしまう私には、描く場所がないのだ!
が、線路沿いにあるお花見の時には人がわんさか集う『水神公園』にバッチリ洋風なものがあることに今更ながら気づいたのでした。
パゴダの周りには人々が集う
30年前まではこのパゴダのような建築物は噴水でした。線路を並行して水が流れている場所で、駅付近には2つの大きな噴水があった。
そこは地下に大規模な自転車置き場を作ったために無くなってしまい、悲しい。夏は縁に座ってアイスを食べたりする人も多くて良い場所だった。
終点の水神社までの間に小さなプールのようなものもあって、ここでは子供や犬がバシャバシャと遊べていたが、今は水を貯めることはない。
今も水は湧いている。公園の中央付近に「桐畑踏切」トンネルがあって、線路を潜って北側に出ると、モース博士が発見したかの有名な『大森貝塚』となる。
そのトンネルの入り口に小さな池があって、今もずっと水が湧いているのを見ることができる。
問題のこのパゴダ(私はそう呼んでいる。仏塔と訳すのだろうけれど、シノワズリが流行った頃の英国では、宗教の事なんぞはわからないまま、
庭園にそれっぽいものを建てるのが流行っていたのだ。だから「それっぽいもの」としてのパゴダです)はこの写真のものです。
真ん中が噴水になっていて、四方に流れるようになっていた。奥の方へ人工的に流れる川ができていて、植え込みがあって素敵な場所だった。
ある時、中国人マフィアの抗争で殺人事件が起こり、茂みの中に死体が発見されたのだった!
それから隠れ場所を無くす方向になってしまい。公園緑地化の腕の見せ所も減ってしまったねえ・・・・残念極まりないですわ〜
⚫︎ソーントン『フローラの神殿』
毎日ここの前を通るので、ここを描くことにしました。
男でもない女でもない人が本を読みながらお茶を淹れています。
3分計(砂時計)をワンコが頭に乗っけていて、「そろそろですよ〜」を足に手を乗せて知らせているのですが、
ご主人は本に夢中です。
だって夢中になっちゃうわよ!ソーントンの『フローラの神殿』を眺めているんだも〜ん
ヴィクトリア時代にボタニカルアートは大流行りでした。大英帝国は世界各地から珍しい動植物をロンドンに持ってきていたからです。
貴族のレディたちもボタニカルアートを描く趣味が流行っていて、綺麗なお部屋に飾ったんですね〜
大抵は花そのもののみを丹念に描くだけなのですが、、、、
同時期に牧野富太郎が描いていた(リトグラフで)ものは、植物学の一環としてのものでしたね。植物のあらましがわかるように描くことが大前提。
ソーントンだけは違う。背景が描かれているところが全く他とは違うのだ。
私が初めてこれを知ったのは荒俣宏監修の植物図鑑に何点も紹介されていたのを見た時でした。
惹きつけられる。
あれやこれや書きましたが、その後大森に西洋風のものが全く見当たらず、悶々。
しかし!発見しました。
その話は次回に
ギャラリーでお待ちしております。
]]>
香港のホームズを読みアヘン戦争前後の世界を想う新年
http://eggdays.exblog.jp/33619965/
2024-01-01T14:19:20+09:00
2024-01-03T15:00:36+09:00
2024-01-03T15:00:36+09:00
eggdance
英国
あけましておめでとうございます🎍
お正月から長いです。
元日の夢は初夢ではないらしい。が、良く覚えているのでメモ。地元(大森ではない)に三省堂と紀伊國屋があると宣伝している私。その本屋から空港に行くバスに乗るのだが、パスポートを忘れてガビーんとなっていた。不吉だ
自宅近所の鹿島神社で小吉。すぐそばの水神社でもお詣りして、スタジオ側にある磐井神社に行き「吉」。
途中100円玉をゲットするためにコメダ珈琲で小豆入りの珈琲を初めて飲んだ。
去年5月に遊びに行った徳島の友達に「東京にもあるかどうか調べて!」と言われたからですがぁ〜。甘くて美味しいけど私は味には保守的なので、珈琲は珈琲で良いなぁ。紅茶に小豆ヴァージョンもあったが、多分飲まないと思います。スコーンもプレーンしか食べない。あんこはスコーンに挟まないで欲しい派だ
生麩と百合根だらけ
帰宅してお雑煮。今日はK太郎が今サッカーのタイとの試合を見に行ってしまったので、自分が好きな生麩と百合根と銀杏だらけ雑煮だ。満足。大晦日はいつもと変わらずカニ中心。K太郎作の角煮がニューカマーであった。
●アヘン戦争前後の英国と中国を想像する
こちらが台湾版。こちらの方が雰囲気が出ていていいね
香港では舞台にもなっているらしい
本を読むのが遅いです。電車に乗る時に読んでいた香港出身で英国ケンブリッジ大学で学んだというトレヴァー・モリス莫理斯の『辮髪のシャーロック・ホームズ』(辮髪の、は原題には無いが、確かに本屋で見つけた時に、オッ!と思って買ったのだから、コレで良かったのだろう)が漸く読み終わる。表紙は少女漫画風日本版のより台湾版の方が1880年ころの香港の写真が使われていて好み。4巻出るらしいので、もう少しコアなファン寄りに考え直した方が良いとおもうなぁ、、出版社の思惑があるのは重々承知だけど。
これはホームズ好きだけではなく、香港に想いのある人には面白いと思う。また、歴史好きには堪らない所が多い。私はアヘン戦争前後の世界の動き、主に「英国と世界」に興味があるので、ホームズの活躍した1880年頃の話を丸々香港の1880年に移しているこの本は素晴らしい資料だ!と嬉しくなった。
だって、知りたいじゃないですか❗️1842年のアヘン戦争前後、香港はどんな人々が生活していて、英国人と中国人の関係はどうだったのか?支配されていたのか?そうでもないのか?どんな街並みだったのか?
その辺りが、綿密な下調べのもと書かれている。所々にある(注)が細かくて、歴史が良くわかる。アヘン戦争のきっかけであり、儲けまくった英国の商社も実名で出てくるので、文字だけであっても想像力を満たしてくれる。
が、出来たらドラマ化してもらいたい。
当時香港では北京、広東、満州、英語色々な言葉が飛び交っていて、皆んなで通訳し合っていた様子も面白い。また、アヘン戦争から40年経っているので、英国人と中国人のハーフなんかもいるわけで、白い顔の辮髪もいたわけだ。
それを考えると、中国人に化けて紅茶の苗を盗んだ東インド会社のプラントハンターのロバート・フォーチュンは、「よくバレなかったなぁ」とずっと疑問だったけれど、案外当時の人々はあまり疑問に思ってなかったかもしれないよ。
あー楽しい
さて、本の中で『ジャーディン商会』傘下の保険会社の男がまさにそのタイプ。白い顔の辮髪おとこだ。
『ジャーディン商会』というのは、まさにまさに『ジャーディン&マセソン商会』というアヘンの貿易で嫌らしくも大儲けした会社だ。スコットランド人医師のジャーディンという人は、医師でありながらアヘンが儲かることに目が眩んだとんでもない人だ。
国もそれにのって清国をコテンパンにしてしまった。
長崎のグラバー園に一昨年行った。あそこはゾクゾクの宝庫だった。そのグラバーさんは何を隠そう隠してはいないがジャーディン商会の子会社の人だ。
開国時の日本も下手したらその流れで潰されていたかもしれないが、日本は多分みくびられていたに違いなく、内戦の最中武器商人として日本で暗躍したが、それ以外はお茶や織物の取引であった。英国やフランスのようなしたたかな外交上手に目をつけられなくてラッキーであった!
話は本にもどる。そのジャーディン商会傘下の保険会社の男が出したお茶がピールオチュン『碧螺春』で、緑茶だ。
先にお湯を茶碗にそそぎ、後から茶葉を入れる『上投法』で淹れるべきだと言うことを知っているとは、と香港のホームズとワトスンが見直すシーンがあったのでした。
飲んでみたーい!と早速年末にネットで購入。
今年最初のお茶はそんなわけでこのお茶です。良いお値段でしたが、柔らかい部分しか入ってない茶葉で、三煎目も美味しく飲めた。蓋碗で飲むと少し茶葉が口の中に入るけれど、これもまた美味しい。
てな感じのユルい静かなお正月です。
年賀状ありがとうございます!
少しずつ出します。
今年のは12年前のThe baby dragonの赤ヴァージョンとレースのタツノオトシゴを組み合わせております。
Bitter and sweet our Doragon road
厳しくて甘い道
今年もよろしくお願いします
]]>
アレッポの石鹸で銅版画プレス機のフェルトとラシャを洗う
http://eggdays.exblog.jp/33618084/
2023-12-30T15:30:54+09:00
2024-01-02T12:44:12+09:00
2024-01-02T12:44:12+09:00
eggdance
未分類
年末に、アレッポの石鹸で銅版画プレス機のフェルトとラシャを洗った。
これが済むとその年の銅版画作業は完全終了です。
某版画工房のサイトの洗い方を参考にしている。60センチ幅の割と大型のプレス機を使っているので、私はお風呂場でやってまして、浴槽に石鹸を削って溶かして、布を入れて足で踏み踏みして、ブラシをかけて、すすがずにそのままベランダに運んで雫タレ放題で乾かす。
フェルトの服を着る中東やアジアの人はアレッポの石鹸で洗ってすすがないやり方なんでしょうかねぇ
あとはアイロンをかけて終わる。
シリア、アレッポの職人はトルコに避難して石鹸を作り続けている、とラベルに書いてあります。石鹸をありがとう!
その後Instagramでのこの投稿に、アレッポの石鹸の会社の方からコメントをいただいた。
今もトルコに残って作っている人達が作っているアレッポの石鹸の会社もあるけれど、(株)アレッポの石鹸さんはシリアに工場が再建されて、次回入荷からシリア産になるそうだ。
なんにしろ、良い知らせで良かったです!
うどんのように足で踏む。昔ながらの洗濯方法だね
さらにブラシで起毛させる
すすがずにそのまま陰干しする
#アレッポの石鹸 #銅版画プレス機フェルト
]]>
聖と毒のクリスマス
http://eggdays.exblog.jp/33606582/
2023-12-25T09:29:40+09:00
2023-12-26T13:42:03+09:00
2023-12-25T09:48:10+09:00
eggdance
単なる日記
展示にあった赤いフェルトのスカートにアップリケ、これに黒のセーターの組み合わせ。
わーこれって私が3歳くらいの時に母が良く着せてくれた1番気に入っていた組み合わせ!黒のスコッチテリアのアップリケは赤のフェルトに映えていたっけ
かわいい
線が綺麗。だが、力強さもあるね
昭和な子供写真は私。スモックにアップリケなのか刺繍なのかがしてあったので載せてみた。2歳
その後紅茶教室で陶磁器の顔料の講座へ。
が、2時間半も時間を間違えた!講座の時間まで谷中、千駄木散歩。
緑色のレトロなビルや、朝倉彫塑館の屋上から見下ろす青年像を確かめ、魚屋を覗き、気づけば10000歩。モスバーガーで美味しいセイロン紅茶を飲みながら読書したのだった。ちゃんとしたセイロン紅茶キャンディーのティーバッグを使っていて、蓋も付いているところが最高です!磯淵さん監修
講座は陶磁器に使う顔料。下絵付け上絵付け、どっちが技術的に難しいだろう?
人工顔料は殆どが金属を触媒(?)として作られている。
講座とは関係ないけれど、色については面白いので様々な角度から調べる事が多い。
染め物を自力で少しやった時に錆びた鉄や銅の緑青やミョウバンなど「触媒」によって魔法のように色が変わるのが面白かった。
天然の染料から人工的に色が作られるようになるのは産業革命の頃だが、このヴィクトリア時代に人工染料の紫と緑はその鮮やかさゆえに貴族がこぞってドレスに使ったから、絵画でも強烈な紫色のドレスの女性の肖像画が残されている。が、どちらも毒性が強くお針子たちの身体を蝕んだ。
貴婦人は下着や手袋を付けているからそんなに被害はなかったらしい。
ナポレオンは緑色を好み島流しにあったセントヘレナ島の家の壁は緑色で、少しずつその毒で身体が弱っていった、とされている。恐るべし。
今は安全になってるから緑色バンバン使いましょう〜
様々な予定が決まっていき、頭がパンクしそうになりますが、懸案事項も少しずつ減っていくので何とか精神衛生は保たれております。
今日は、クリスマスでキラキラな目黒のジェオグラフィカにお邪魔して素敵なアンティークを物色したあと、誘ってもらって恵比寿の聖ミカエル教会のイヴの礼拝に参加してき
ました。キリスト教徒ではない(何の教徒でもない)人も参加できるのだ。
讃美歌を幾つも歌うのだが、知らなくても何となく歌えるメロディラインなんだよねー。皆んなが知っている『聖この夜』も歌う。最後にオルガン奏者の方が『グリーンスリーヴス』を弾いていた。讃美歌じゃないけど、古い曲だから教会に合っている。
司祭の話しは理解できたりできなかったり。久しぶりに「ロゴス」と言う言葉を聞いた。ギリシャ哲学用語と思っているけれど、ヨハネの福音書で重要な「言葉」についてこの哲学用語が使われているのですねぇ。
西洋の絵画や文学に触れる時、キリスト教やギリシャ神話について知らないと半分くらいしか理解できないはずなので、事あるごとに紐解くことにしている。
終わったあとはフレンドリーにささやかな会食を。静かなクリスマスイヴを経験させてもらいました。
とか言っちゃって夜はK太郎とご馳走食べながら漫才見て大笑いして過ごしたわけで、あまりの違いに頭の中ぐるぐる🌀
ヤーレンズも令和ロマンも面白かった🤣
最後の写真のダビデ像は恵比寿の某会社の前に建っていたもの。立派な肉体だ。
]]>
11/15伊勢丹新宿個展始まります。今年のまとめ&作品の紹介もどぞ!
http://eggdays.exblog.jp/33534736/
2023-11-14T10:11:00+09:00
2023-11-14T10:14:50+09:00
2023-11-14T10:11:35+09:00
eggdance
展覧会/schedule
毎年恒例となった年末の新宿伊勢丹個展が始まります。
11月15日〜28日
6階のアート&フレームです
伊勢丹アート&フレームのお知らせ
今年も相変わらず個展が多かった!
2月 目黒ジェオグラフィカ・・・・・銅版転写の講座、紅茶と自家製お菓子の提供
4月 銀座K.ITOYA・・・・・・・・・『スカート』。タイトルに合わせてスカートで行く。勝手にドレスコード『RockTシャツ』
9月 銀座+notion・・・・・・・・・『猫脚の下』。タイトルに合わせて毎日凝った靴を履いて行った。お客様も参加してくれる方多数
9月 軽井沢potting shed・・・・・ジャポニスムに因んだアフタヌーンティーの提供、ジパングレーベル繋がりでコントラバスの佐藤洋嗣さんにガーデンで演奏していただく
どの個展もファッショナブルであり、紅茶、お菓子あり、音楽生演奏ありなどで、非常に濃かった、うん
だんだん自分がやりたかったことができるようになってきた感じがします。
今年は8月には私自身がライブをすることができたので、一年を通してやりたいことをやって楽しかったな〜〜という感想!
8月25日新宿ロフト
一人で4曲やりましたー
版画と音楽ができるのが一番です。
そして伊勢丹では、今年の総まとめとでもゆうか80点ほどの新旧作品、伊勢丹の方が選んでくれたレアなもの珍作品などが揃います。
『21世紀のシュザンヌ』
メインヴィジュアルになったので『21世紀のシュザンヌ』です。
ピンとくる人は今のところ一人だけだったのですが、サティが唯一恋した人、ルノアールらのミューズ(モデル)、
ユトリロの母、画家のあのかっこいいシュザンヌです。
縦長のダンスの構図は、ルノアールの描いたダンスの作品の3部作にちなんでいます。
当時ジャポニスムの影響で、掛け軸のような縦長の作品を描く作家が多かったんです。
なので、私も縦長の銅版で制作しました。
シュザンヌは労働者階級。貴族は基本ナチュラルメイクなので、当時はこんな頬紅をつけることはなかったのですが、
21世紀のシュザンヌは堂々と頬紅をバッチリつけています。
コロナも治ってきて、マスクもだんだん取れるようになりましたね。
私も新しいチークを買いました。
お化粧して外へ出よう!
これも新作『Willown Cats Pattern』
『Willown Cats Pattern』
Willow Patternの変化球も今年は作りました。
物凄く精密に描くことで、中にいるたくさんの猫に気づかなくなる、という錯覚に陥ったら成功、というパロディです。
先日初めて念願の清水ミチコさんのコンサートに行ったのですが、本当にうまい!
パロディとは、ご本人よりもうまいくらいできることで成り立つのだよね〜本当に素晴らしかったです
その後このスタイルのカップ&ソーサーの作品も作りましたので、お楽しみに
在廊予定
水曜、土曜、日曜日の午後1時〜5時頃まで
とDMに載せています。
が、本当は毎日でも行けなくないので、ご連絡くださいませ。
ご飯を食べにいく、飲みに行く、もありです。ほぼ夜の予定がないのです
では、皆様のお越しをお待ちしております!
今年の総まとめ、見にいらしてくださいね
ホームページについて
現在、パソコンの事情によって、長年続けていたホームページは休止となっております。
新しいホームページはまだできていないので、ブログとSNSのみでさまざまなお知らせをしております。
今までのものはずっと見られるようにしますので、今後ともよろしくお願いいたします!
]]>
銀座+notion 個展『猫脚の下』9月13日〜19日
http://eggdays.exblog.jp/33423803/
2023-09-04T19:55:00+09:00
2023-09-04T19:55:20+09:00
2023-09-04T19:55:20+09:00
eggdance
展覧会/schedule
9月13日〜19日
銀座+notion個展『猫脚の下』
もうすぐです
14日の木曜日は夕方NHK文化センター青山校で銅版画の講座があるので、15時までの在廊です。
そのほかは12時頃から19時頃まで一応毎日在廊している予定です
前回こちらでは4人展に誘っていただき、その時は『座れない椅子』というお題でしたっけ
『足元を見る』という言葉はネガティヴな感じがしますが、実はとても理にかなっている言葉。
以前ソムリエ氏のエッセイ本に挿絵を描きました。読んでいると、足元がいかに大事かがわかる。
まず入り口にお客さまが現れた時に全体を何気なく見る。
歩き回って疲れているか、事務職でずっと座っていたか、デートか、家族か、緊張しているか、和やかか、、、、等々
靴が埃に塗れていたら、きっと歩き回って疲れている営業マンかもしれない、、、となれば疲れを癒すとか濃いめとかのワインを選ぶんだそうだ。
その後3年間ティールームをやっていた時に、よくそのことを思い出していて、
私も真似してその方に合った紅茶を選んでみよう!と思ったものです。楽しいです
子供の頃から、紳士になりたい、と思っていまして、これが高校生くらいで伊丹十三も洒落者の話が多く出てくるエッセイを読んだ時から
本気で「私の夢はおじさんになること!」になった
ロンドンのサヴィルロウでスーツを仕立て、犬の柄のステッキを持ちたい。
朝はまず通りで新聞を買って、いつもの靴磨きにささっと靴を磨いてもらうのが日課。オフィスで一仕事したら11時にその日の2回目のお茶を飲む。
紳士にもなれないし、オフィス勤めもできないので、全くの夢です。だから、絵には紳士がたくさん登場します。夢です
女の子が椅子に座って足をぶらぶらさせているのも好きです
かわいい
男の人はビシッとしているのが好きなのに、女の人はちょっとだらしないのが好きかもしれない
何もつけずに、何にも頼らずに自力で空を飛んでみたい
イヴ・クラインみたいに
頼りない脚元 が好きだ
小さい子のバレエも好きだ
まだトゥシューズは履かせてもらえない頃の
私も小さい頃バレエをやっていた。発表会になると練習用の普通の白いシューズに、教室でみんなに配られたピンク色のサテンの布を母が縫い付けてくれた
さらにピンク色のリボンがつけられると気分はお姫様だ
バレエシューズのワクワクはこの足首に巻き付けられるリボンにあるかもしれない
そんなこんなの様々な切り口の足、脚元に因んだ作品が30点ほど並びます。
]]>
またライブに出ます。そしてホームページ更新不可中のお知らせです
http://eggdays.exblog.jp/33395755/
2023-08-18T14:21:00+09:00
2023-08-18T14:21:53+09:00
2023-08-18T14:21:53+09:00
eggdance
music
久しぶりにライブに出ます!
8月25日金曜日 新宿ロフト
17:30から
詳しくはこちらがとてもわかりやすく書かれていますので、ご覧ください↓
4月に9年ぶりに『七針』に出演させてもらって、その時にNRQのギターの牧野くんにギターのメンテナンスでお世話になったのでした。
チャンドラーのテレキャスターのエレキギターです。
ずっとサボテンの時から使っているもので、愛着はあるのにちゃんとしてなかったので、全部完璧に直していただきてスッキリしました!
やはり可愛い私のエレキ
今後は大事に使おう!と反省しました。
その頃にブラジルからサボテンの!stアルバムがリイシューされたのがきっかけでした。
現在もデイスクユニオン他で販売されています。
これはなかなかの事件でした!
だって、40年も前のものなんですからねー
やはり、今聞いてもとんでもないレコードだと思います。バンドを始めてすぐにレコーディングした爆発力とでも言うのか、、、
何にも似てない何にも寄り添ってない音、でした。
そういったオリジナリティは40年経っても世界のどこであろうと引っかかる人はいるんだなあ、と思うと、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
ブラジルのレーベルの方、ありがとうございました!
今回のライブでも数枚持参する予定です。
ソロの画集&CDやサボテンのCDも持って行けたらと思います。
それにしても9年は長い。曲を思い出すのに苦労してます。
しかし、私の場合は、すべての曲はちゃんと楽譜でとってあるんですよ〜
だから、なんとか解読することは可能です!
楽譜には音符の他に、ギターの指使いもところどころ書いています。
実は私のギターは普通のコード弾きの部分はとても少なくて、音がきまってからどの音を抑えるかが決まる為、抑える部分を書いておかないと
絶対にわからんのです。
だから、誰かに弾いて〜と頼むことも不可能。
一人でやるしか無理、と言うことです。
ここ10年は、ずっと銅版画で生きていて、個展が年に3回とか4回とかあるため、常に私は制作をする日々。
音楽というのは、そんなものをドバッと脳みそから抜き取ってからではないとできない。
そのため、圧倒的に時間がなく、音楽活動ができないままです。
バンドは楽しいけれど、時間も心も余裕がないので、一人活動のみです。
誘っていただいたからには頑張りますね!
お盆返上で現在4曲目を練習中です。
蔦木さんの追悼なので、それに因んだものもやります。
良かったらきてね〜ドキドキ
9バンド出ます。
移動したロフトには行ったことないのですが、ホールとバーに会場は分かれているそうで、
私は最後から2番目らしいので、少し遅めですね、バーの方でやります。
ずっと使っていたiMacが天国に召されまして、全く起動不可能となったのも春。
ホームページの更新ができなくなりました|
それは、HTMLで作っていたからなんですね〜すごいですね〜ホームページをみなさんが作るようになったのはいつ頃からですか?
我が家は、松本氏が専門家だったので、1996年頃からあったんです。
しかし、現代ではもうこういった作り方は更新も面倒だし、SNSでもできることなので、私ももうやめることにしました。
現在は、新しいホームページを作るための準備中。
なので、私のホームページでの更新はしばらくありません。またサボテンの更新ももうできません。
良い機会なので、新たな気持ちでやり直し!
新しいホームページができても、以前のものは見られるようにしますので、サボテンのディスコグラフィなどぜひ見てやってくださいね
コツコツと詳しく資料を私が作ってきたものなので、消すことはありません。
では、みなさま、熱中症にはお気をつけて
私は俄然元気です!
]]>
英国のヘンな場所に行ってみたい
http://eggdays.exblog.jp/33391637/
2023-08-15T06:22:13+09:00
2023-08-15T06:32:19+09:00
2023-08-15T06:27:16+09:00
eggdance
英国
注文していた本が届いてワクワク!
ロンドン在住で音楽と美術とを紹介し続けている清水晶子さんの本です。『英国ヘンな旅先案内』平凡社
私はジパングレーベルでの音楽関係で知り合いなのだけれど、彼女は長年そのジパングで出している小冊子に英国のヘンな場所への旅についても書いていて(ブログにも書かれています)、これはいつか本にするべきだ!と思っていたら、やはり本になったのでした!良かった〜
映画、文学、音楽、歴史に詳しいからこその面白ガイドになっていて、ツボの人もいれば、「英国は好きだけど、こうゆうのは興味ないわー」とゆう人も多そう。
私は好きだけど。
で、ザッと目次を見たところ、行った事があるのは『ブリスツ・ヒル・ビクトリアンタウン』とその近くにある産業革命の堂々たる鉄の象徴『アイアン・ブリッジ』だけでした。
行った事があるからというわけではなく、ここは本当に良かった。アイアンブリッジの目の前のパブが付いてるホテルも風情があったし、ブリュワリー付きのホテルも良かった。その周辺にある興味深いビクトリア時代のミュージアムも紹介されている。タバコ、石炭、鉄、これらに纏わるミュージアムは行ってみたいぞ。
昨日「踊り子」内で「砂糖の世界史」を読んだ後だけに、功罪含めた英国の【超貪欲】を(スペインも仲間)噛みしめに行きたい。
表紙の帯の写真に載っているビクトリア時代の格好のお巡りさんは、私たちが行った時にも大活躍していたビクトリアン・タウンの芸達者な役者さんだよ!髭が白くなってる〜
興味のある方は是非。新刊です。
清水さん、お疲れ様‼️
]]>
松本里美銅版画展『スカート』4月1日~10日
http://eggdays.exblog.jp/33080173/
2023-03-17T13:01:00+09:00
2023-03-17T13:01:48+09:00
2023-03-17T13:01:48+09:00
eggdance
展覧会/schedule
2023年4月1日(土)〜10日(月)
10時~20時(日曜のみ19時まで)
最終日18時まで
松本里美銅版画展
『スカート』
今年もK-ITOYAミニギャラリーの春が来ました。
今年は春らしい作品を集めたい、と思いツラツラ考えてみたら、
わたしは春が好きだった、と気づきました。
それも、寒い時期から春になる寸前の、ひやっこい頃
『春は夕方突然降りてくる』
家路に向かう遊歩道の街灯が、点くか点かないかの夕暮れに
モヤッと降りてくるのだ
見上げると、そこには柑橘色のスカートをひらひらさせた
ミモザの女神が漂っていたりする
ひらひらスカートを穿かなくなって久しいのに、
気がつけば作品の中の女子は大抵スカートを穿いている
可憐さよりも凛々しさを感じるスカート姿
男も女もスカートを穿けば軽やかに世の中の様々な垣根を
飛び越えられるのではない?
と、時々思う
今年はスカートで!
新作、旧作『スカート』にちなんだ作品を大小40点ほど展示します
とはいえ、ドレスコードはありません
在廊予定は、詳しい時間などはその都度SNS上でお知らせいたします
ブログ: http://eggdays.exblog.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/satomiinjelly
インスタグラム:https://www.instagram.com/satomiinjelly/?hl=ja
Twitter: https://twitter.com/satomiinjelly]]>
Willow Pattern と銅版画を語り倒した
http://eggdays.exblog.jp/32919256/
2023-02-15T12:17:00+09:00
2023-02-15T12:17:19+09:00
2023-02-15T12:17:19+09:00
eggdance
willow pattern
楽しい講座になりましたよ〜
講座の後半にお出ししたお茶とお菓子。
参加者お一人様セッティングもちろんケーキ皿もカップ&ソーサーもウィローパターンこれは、日本製「ニッコー陶器」の「山水」です。現在は「SANSUI」に変わり、カップの内側の金も模様が1本線になりました。多分カップ&ソーサー以外は製造しなくなったと思いますので、今後ケーキ皿などはなかなか手に入らなくなるかもしれませんね。すでにティーポットは滅多に見かけなくなりました。
でも、昭和のお家には今も食器棚の奥にあるんじゃないかなあ、良くおばあちゃんの家にあったからあげる、などと言われ、ホイホイいただいているので、びっくりするほど我が家には増えちゃってるんですが、、、
それと、今回わたしが作った英国菓子と選んだ紅茶のメニューカードをつけました。
表紙は「ヘンリー8世」がメイズ・オブ・オナーを食べて、美味しくて飛び上がっている銅版画作品よん
後半はこんな風にお菓子と紅茶でるんるんしながらの講座でした。
銅版画紙芝居は9枚。自作の木製BOXの中の原画を捲りながら、この物語が作られた英国、ヨーロッパの背景や銅版画の説明などかなりの寄り道をしながら語るのが特徴です。
完全版は、劇伴音楽付きですがなかなか難しいので2回しかやった事ありません。1回目はmamaclioに手伝ってもらった国立『ギャラリー亀福』での個展でのイベント。
全10曲。
2回目は新宿区のイベントで一人でエレキギターを持ちながら数曲だけ。
ほぼ画集&CD「Bronze&Willow」からの曲となっています。
これはわたしの銅版画カップ&ソーサーシリーズの中の『Willow Pattern』の銅版
描画のための道具です。
上のはビュランと言います。これを使った技法を「エングレービング」と言います。
シルバーポットなどに施されている豪華な模様は、熟練の彫刻師さんが
丁寧に一つ一つ彫っています。
下のはニードルと言います。
これを使う技法が「エッチング」です。
これは、腐食液によって溝を作っていくもので、
力はいらないので「彫る」という言葉は使いません。「描く」または防食剤を「剥がす」が当たっている。
銅版の左側は、そのままの銅版で、溝がついていますね。ここにインクを詰めていきます。
右側の濃い茶色のものは、銅版に「グランド」と呼んでいる「防食剤」を塗った状態のものです。
ここにニードルで描画していきます。
ひと通り終わると銅版画の技法と銅版転写がどうやって作られるかを道具をお見せして、使い方を実際にやりながら説明。当時の英国社会事情などと合わせて、銅版画についても語ります。
産業革命の時代の功罪を語ればキリがないけれど、やはり英国におけるこの革命時期は面白いのだ!
その中の交通機関の発展とともに、陶磁器の発展、印刷技術の発展があり、組み合わされていく歴史のダイナミズムにワクワクしてしまうわたしです。
学生時代もこの時代の世界史が大好きだったな〜今あの世界史の教科書をもう一度読み返したい、と思うのよね、、、実家の天袋にまだあるかなあ。
わたしはいつも銅版画からおこした『銅版転写』のお皿の絵を見ると、当時の職人に想いが飛んでいきます。
上手なのもあれば、下手くそなのもあります。
スポードが発明した銅版転写の最初のパターンだった「Willow Pattern」。
同じくスポードの最も有名なブルーイタリアンは50年後くらい後に完成しましたが、その銅版画の技術的クオリティは比べものになりません。ただ、絵の内容やパースペクティブ無視のヘンチクリンならではの愛おしさが、わたしをWillow Patternラブ!にさせているのです。
これがきっと世界中の沢山いるファンの共通認識ですね💕
今後もライフワークとして愛し続ける所存でございます。いつかちゃんとまとめないとねー
もっとちゃんとブログに書いていけばいいんだろうけど、なかなか難しい今日この頃です。
今回ジェオグラフィカさんからは、私が作った英国菓子を私が淹れた紅茶と共にいただく講座、との依頼だったため、前日2種類のケーキを作りました。
ヴァレンタイン月に因み「ギネスチョコレートケーキ」とヘンリー8世愛してやまない「メイズ・オブ・オナー」。ほぼ一人でセッティングせねばならないので、ギネスケーキの方はいつもと変えてカップケーキタイプにしました。
紅茶はチョコレートに合う「ウヴァ」が一杯目。今回のウヴァは特有のサルメチールが驚くほど効いていて美味しい。二杯目はアッサムセカンドにしました。こちらもコクがあってお菓子にピッタンコでした。
次の日のティータイムもこんな感じでした
お茶とお菓子があると、参加者同士のコミュニケーションも広がっていい雰囲気になるし、楽しいお茶会となりました。
スタッフの皆さんにも本当にお世話になりました!
この日の夜は渋谷「公園通りクラシックス」で、ギターの佐藤紀雄さん、ヴァイオリンの原田亮子さん、朗読清水紘治さん、写真高木真希さんのコンサートへ滑り込み。「『ロルカ夢幻紀行』高木真希の写真と朗読劇と音楽」です。
真希ちゃんはジパングレーベルでいつもお世話になってます。素敵な写真ばかりでした。次は写真展かな?生の清水紘治さん、、ファンです。
BAR希望、でジパングレーベルY会長や音楽家の方達とワインを飲みながら音楽の話三昧でした。
良い一日でした!
久しぶりにちゃんとブログ書きました!またがんばりまーす
]]>
ジェオグラフィカ銅版画展の特別講座は銅版転写ガッツリ!
http://eggdays.exblog.jp/32847013/
2023-02-03T13:10:00+09:00
2023-02-03T13:10:53+09:00
2023-02-03T13:10:53+09:00
eggdance
展覧会/schedule
2年ぶりの目黒ジェオグラフィカ銅版画展です。
2月4日〜3月5日の『あったか紅茶フェア』内での個展です。
すばらしいアンティーク家具やカトラリーのある店内に一体化して飾られるので、楽しくご覧になれると思います。
期間中は紅茶やお菓子やジャムなども様々販売されているので、プチ英国展みたいな感じです。
わたしは次の個展が恒例の4月の銀座伊東屋K−Itoyaになりますので、ジェオグラフィカでの在廊は2月19日日曜日までは頻繁に行きますが、
その後はスタッフの方たちにお任せし、作品も少し減ることになりますので、ご了承くださいませ〜
◎銅版転写と紙芝居の特別講座
今回は館内のお部屋で特別講座をいたします。
Willow Patternのラブストーリーは9枚の銅版画紙芝居として制作しました。これは何回か公演していて、1回目はバンド付きで、音楽劇でした。
今回はどうするかまだ決まってないですが、「五感で楽しむ」がわたしのモットーでもあるので、なにかしら音楽も入れたいと思います。
「五感」ですから、紅茶も淹れるし、お菓子み作って行きますよ!
今回はどんな英国菓子にしようかな〜考え中です。
後半は『銅版転写』についてお話します。
Willow Patternは、18世紀の末くらいに発明された陶磁器に絵をつける画期的な技法です。
それまでは手描き絵付けでしか美しい絵付きの食器はなかったわけですから、この銅版転写の発明は廉価に絵のついた食器を手にいれることができるようになったので、世界中で大ヒットしました。
その銅版転写の最初のパターンなんです。
陶磁器に詳しい方、英国に詳しい方、アンティークに詳しい方はたくさんおられますが、わたしのように銅版画家が語る陶磁器のお話というのは珍しいと多分ないと思いますので、ぜひ、専門的な知識による陶磁器の魅力、英国文化の魅力についてのお話を楽しんでいただけたら!!と思います。
何回かこのパターンの講座はやっていますが、わたしも常に情報はアップデートされているわけで、年々その深みは増していくので内容も濃くなっています。
ジェオグラフィカのサイトに詳しいご紹介と申し込み方法が載っていますので、こちらをご覧くださいね。
日時:2月11日(土・祝)14時〜15時30分講師:松本里美(銅版画家)定員:12名(最低催行人数・4名)料金:¥5,000(講座費、お茶、お菓子付き)内容:銅版画家・松本里美さんは大のイギリス好き、紅茶も大好き。イギリスやウイローパターンを題材にした作品も数多く制作されています。その中でもご自身がお好きな「ウイローパターン」の物語を紙芝居にしちゃいました!!講座の前半はオリジナル紙芝居を鑑賞していただき、後半は銅板転写について松本さんからお話いただきます。紅茶好きが高じて紅茶教室へ通い、紅茶アドバイザーでもあるのです!また今回はお奨めの紅茶に合う英国菓子も、松本さんご自身で焼かれて当日お持ちいただきます。紙芝居と銅版画についてのお話の後に松本さんを囲んでのティータイムを行いますので楽しみにご参加ください。
展覧会の方はこちらにもページを作っています。(松本のホームページ内です)
冬の思い出は、札幌の家で過ごした子供の頃の記憶です。
外は雪で寒いけれど、家の中にはストーブがあって、子供達はみんな半袖一枚でもポカポカ。
家族そして犬も猫もみんなで一つの部屋で過ごす楽しくて暖かな記憶です。
そんな雰囲気の新作を含めて50点ほどの作品を展示いたします。
在廊はまちまちですので、SNSでご確認いただけると良いかと思います。
毎日は行けないのと、多分午後からになると思います。
初日はお昼ころから16時くらいまでいる予定です。
よろしくお願いいたします!
]]>
伊勢丹新宿個展『いつか仲良しになろう!/Be friends, not enemies』お知らせと最近のことなんぞ
http://eggdays.exblog.jp/32451533/
2022-11-01T23:22:00+09:00
2022-11-01T23:22:35+09:00
2022-11-01T23:22:35+09:00
eggdance
展覧会/schedule
伊勢丹新宿6階アート&フレームでの個展があしたから始まります。
11月2日〜15日まで、いつもより長めの2週間です!
在廊するのは土日の14時〜16時くらいです。
ほかにも行くと思いますが、全然決まっていません。
できるだけSNSには書こうと思っていますので、在廊日はSNSで見ていただければと思います。
ホームページに詳細を書いていますので、重複しますが、こちらもご覧くださいませ!
本当にしばらくぶりになってしまいました。
6月に宇部で展覧会をしたあと、長崎グラバー邸や出島にでかけ(最高でした)、7月にフジロックに行き、8月にソニックマニアにスパークスを見に行き、とガンガン飛ばしていたせいか、8月末ころから体調が悪くなってしまいました。疲れなのか歳なのかコロナなのか今もって不明です・・・
9月の軽井沢ポッティングシェッドでは土日のアフタヌーンティーにたくさんの方が来てくださって、いまいちの体調ながら頑張っちゃって、その後さらにぐったり。伊勢丹で出すつもりの新作が何作も下絵のままで止まってしまいました。こうゆうことは今までなかったので困ったもんでした。
普通の生活は全然できていたのだけれど、大きな作品は気力や集中力がなければできないので、小さい作品ばかりが出来上がっていくのでした。
次回ブログで書こうと思っていますが、そんなわけで大きめ作品は2ヶ月も進まなかったため、当初の内容からだんだん変化していくのでした。
元気は元気なのですが、メンタルに来た感じですねえ、元来まったく健康に問題がなかったため、ちょっとした不具合でメンタルに来て集中力がなくなった、ということでしょう。
それでも、まあまあ復活のきざしは見えてきて、ギリギリになって大きな作品にのめりこんでいける体力が戻ってきて良かった!!
メンタル(脳みそ)にも体力は必要と知る。
DMにするはずだった大きめの作品はギリギリまでできなかったのですが、その前に『手強いメアリー』ができあがったので、こちらをDMに使っていただくことになりました。
伊勢丹での個展では、数ヶ月前にはコンセプトを決めなければならず、その後はそこへ向かって制作しつづけることになるのですが、気分がちょっとそこから離れていたので、これもまた困りながらソファでゴロゴロしていたら急にこの作品のシチュエーションが降ってきました。
降ってくることはよくありまして。
『頑固なのかシャイなのか、近づきがたいが、君との緊張感は嫌いじゃない。
なにしろ僕には敵なんか一人もいないのだから。いつか仲良しになろう。
そのタイミングを計っている。』
嫌いな人、というかいけ好かないヤツというのはいるもんで、たとえばわたしはうまく立ち回って(ずるく)「うまいことやった。楽できてラッキー!」と思っている人は「大嫌い」です。そうゆう価値観の人とは仲良しになりたくない。それでも敵ではないので、緊張感を持ちながら一緒に生きていくことはできると思う。
人と人との関係はちょっとした一言でぶち壊しになったりするもので、そこを修正することは難しい。ドラマのようにハッピーエンドにはなかなかならないものですが、それこそがドラマな人生の歩みとも言える。後悔を背負って生きるのがいいんです!傷ついて生きるのがいいんです!
なんでもクリアになんてできないし、しなくていい。
その緊張感のままブンガクテキに生きれば良いのだ。
などと、仕事以外はスタジオと自宅との行ったり来たりだけで過ごしていたここ2ヶ月、ソファーに涅槃像スタイルでいることが多かったわたしは、様々な悟りを開きましたぞ!!
そうそう、その間に宗教問題もありましたね。今も続いていますが、ワークショップをやっていた時にその話が出て、一人が「僕は悪魔が好きだから何も怖くないもんね〜」と言ったことから始まった。わたしも「地獄の何が怖いのかわからん。そんなに天国に行きたいのか?死んでもなお、なんとか気持ちの良いところに行きたいなんて、なんてずうずうしいんだ。」と思うので、宗教団体に頼ることは100%無いと思う。だいたい「地獄に落ちるぞ」という「脅し」をすること自体が最悪だ。「脅し」は、昔話に多い。「〜〜をしなければ〜〜になるぞ」という言い方は卑劣だ。そして大抵そんな事実は無いのだ。
6月に宇部個展を行った時、念願の壇ノ浦に行った。安徳天皇が祀られている赤間神宮には「耳なし芳一」も祀られていて(その舞台になったということで)、わたしは子供のころNHK教育テレビ(と言っていた)で影絵でこの物語を見て以来ずっとトラウマでありました。本当に怖かった。耳にお経を書き忘れたため耳をとられてしまうなんて・・・・ヒ〜。平家の亡霊怖いし、ヒ〜。中学2年生くらいまで、夏でも顔までスッポリ布団をかけて寝ていたのだった。「〜〜しなければ〜〜になるぞ」は最悪な言い回しだ。
それらは弱いものに響く。年寄りや子供、教育の無い者に響く言い回しなのだ。そこがまた卑劣なのだ。
子供に対しても親はそんな言い回しをしてはいけない。
とかなんとか、ソファーで寝転がって過ごすのも悪く無いのだった。
さて、2日初日はちょこっとだけ伊勢丹に行きます。時間は未定です。
普段のことは今やインスタグラムが中心になっています。ほぼ毎日更新しています。
また、インスタグラムから自動的にフェイスブックにシェアしているので、どちらかで見られます。ブログとツイッターは最近少なめになっております。
たくさんのよくない事件が起こっている2022年。
気持ちがみんな塞いでいる。わたしの作品はそうでもない。まあまあ明るいし、楽しめる作品ですので、気分転換に伊勢丹へ!!
ではまた〜
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/