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きょうのピンチを語ろう。
きのうときょうは「Bronze & Willow」の実作業ではなくて、最終段階の打合わせがあり、きょうの打合わせでは発売元Y社長に現在の進行状況など様々みていただいたのでした。Y社長といえばそりゃあもう、福井の武生出身ですからねえ、コレが今回の出発点と言ってもよいくらいのもんで、昨年社長につれられて武生の和紙の里やら、『公園通りクラシックス』の兄弟ライブハウス、『武生クラシックス』を訪れてますねえ(というかアレヨアレヨと連れていかれた)。ここの和紙を使って銅版画を刷ってですねえ・・・ということから始まったんですよ、実は・・。その時に購入した和紙がとても良い具合なもので、その後他の紙と組み合わせて、わたし独自の手法を開発。厚めの雁皮紙なので、水に浸けた時にも扱いが楽だし、別の濃い色の紙に重ねあわせるとうっすらと色を通すので、それを利用して何作か制作している。購入した武生の紙店に再度大量に注文したりもしている。 「Bronze & Willow」の画集にはオマケとして銅版画の原画がつきます。ここに、その武生の雁皮紙(和紙の種類で、とても薄いものです。銅版画の技法としてよく使われます)で刷ったものを使おう〜と誰からともなく(イヤ、わたしが言い出したような気がする・・うーん、自分で自分の首を絞める性格がいつもピンチを呼ぶのだなあ)出たのでした。お世話になっているYシャチョに感謝を込めて、買っていただいた皆様に感謝を込めて〜、という感じです。 これは、本ができたあとで、貼り込み作業をします(これもマニファクチャアで)、 レコーディングや画集の中身で忙しかったので、あまりそのオマケについてジックリ考えてなかったのだけど、ここにきて「小さいながらも1000枚以上刷らねばならないのか・・・一体一日何枚刷れるんだろう?あと何日あるのだろう?個展と発売日と重なってるんだけど、新作作りながらできるんだろうか?立体も数点作らねばならなかったんだけどできるんだろうか?あ、その前に横浜松坂屋でまた犬猫版画展があって、作品送らなきゃ・・作品あったっけ?」等々、走馬灯のように頭の中駆け巡りまして、ここ1週間くらいはレコーディングの合間にずっとこのオマケ版画の版の制作をしてました。結局ひとつの絵柄で1000枚以上というのは無理があるし効率も悪いので、9作作ることにしました。同時にどんどん刷っていきます。でも、お買い上げ時には中の版画は見れないので、どの絵柄になるかはわかりません。しか〜〜し、どれもオマケ作品なんて気持ちで作ってないですからね!リキ入った良い作品ばかりになってます〜〜自信作ですヨン。 でもって、自信を持ってきょうの打合わせでシャチョさんに「武生の紙」のクレジットを入れることを宣言したのでありました〜。 打合わせ後は真面目に工房へ。9個目の版もついに完成したので、さっそく福井武生の和紙の店に電話をいれ、必要枚数を注文。クレジット用にこの紙の正式名称も聞くことにしました。この店には少し前シャチョが別件で紙を注文していたりもするので店の方もわたしがシャチョのところから画集とCDを出すのだと言ったら大変喜んでくださいました。エエ、電話口で大変盛り上がりましたのよ・・・「武生の紙、とクレジット入れますね〜」と言った途端、空気が凍り付いたのでした・・。 「それ、ウチの紙じゃないです。ウチの紙はもっと高いんです。」 「・・・・・・エ?じゃどこのですか?そちらのじゃなくても、武生のですよね?」 「違います」 「福井は福井ですよね?」と、すがるように聞くわたし。 「わかりません・・・いや、違います」いよいよ氷河期。 何故にこうキッパリおっしゃるのかワケわからず。 どうやらわたしが買ったリーズナブル、でも使い勝手が非常に良いこの雁皮紙は、卸業者が持ってくるもので、どこのものかまで把握してないらしい。しかし、それは肌理は荒めながらも手梳きなのだ。そこが意外といい感じなのだ。何故に福井のじゃない、とそうハッキリ言えるのか?についてはもう聞かなかったけれど、できたら初志貫徹で行きたいではないか。武生の紙を使いたいではないか。武士として(常に武士)やり遂げようではないか!と決意。 「では、そちらのお店で、同じような紙を注文するといかほどでござるか?」と聞くと、 「ウチのは、た、た、高いですよー」と申し訳なさそうにおっしゃる。 たしかに高かったですが、東京の和紙専門の店で買うのとほぼ同じで、しかも気の毒がってくれて御勉強してくれたようでした。金額的には5倍かかることが判明!といっても、法外なわけではない。元々のものが超リーズナブルだったのでござる。 でも、問題は、高級な紙だからといって、刷り具合が良いという保証はどこにもないということなのですよねー。そこでとりあえず実験のためにこの紙を1枚、それとほかに推薦できるものがあれば数点を至急送っていただくことになったのでした。 ああ、一難去ってまた一難・・・こんなことばっかりやってる。 だって、入校の前日にしか実験できないことがあとで発覚したのですよね〜〜〜。この時点で工房のみなさんからはすでに匙を投げられていた。 「あんたは、いつもそれじゃのお・・・でも、いつもちゃんとできてるよのぉ」 「おおサッ!仕事に穴を開けたことはござらんっ!」と、サカヤキ(月代:武士の剃った頭のことだよ)に半分毛が生えてきている情けない武士のわたしは、みなの衆の顔を見ずに言い放つのだった。 とは言いつつ、 ドキドキ・・・・・ いや、でも、大丈夫な道をほかにもわたしは用意しているのだ、実は。ギリギリ女とはいえ、普段からのリサーチがこうゆう時にものを言うのだぞ。必ずや、初志貫徹!1000本(以上)ノックも貫徹よ〜〜、というか完徹間違い無し!ワーイ・・・・(めちゃめちゃハイな気分) しかし、しかし、やはり、武士である前にわたしはア〜チストとして、その作品に最上の紙を使うことを宣言します。その時は武士らしく(やっぱ武士)謝る。 こうやって綱渡りはつづく。 つづく #
by eggdance
| 2007-09-20 23:59
| 作品/art
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アッという間に数日が過ぎてしまいました。クタクタになったまま目が覚めると千葉の牛糞の匂いが漂う牧場のキャンプ場におりまして、1日目計13時間昏睡状態。2日目10時間爆睡したらスッカリ元に戻り、激走して夕方には東京に戻ってまいりました。またしてもどこに行ってたのか定かじゃなかったのだけど、どうやら千倉というところだったみたい。とれたての牛乳いただいたり、魚市場にいったり、ケーキ焼いたりとなかなか楽しかったです。慌ただしい感じでしょ?でも、結局は家事からまったっく解放されてるわけで、自然の中で寝て食べて絵を描いて空を眺めて・・・しかしてないから、とてもユッタリと贅沢な時間をすごすことができるのよん。ウシッ
その二日前には大阪からフレイレフ・ジャンボリーがやってきてました。彼等の大ファンの工房の友人と一緒にMANDA-LA2に行ってきました。リーダーの瀬戸さんがMCで紹介してくれたように、今回は翌日のわたしとのレコーディングのために東京に来てくれてました。オオ、なんて贅沢なんざんしょう。ありがたや。いつも楽しい彼等の演奏はオリジナルも良いけど(ちょっとレトロなジャズが好きです)、ブルガリア、ルーマニアなどの音楽をやるのがわたしとしては楽しめます。一口にジプシー音楽などとくくってしまいがちですが、国によって随分雰囲気は違うし、本当はクレズマーというのとも違っている。それらイロイロやってくれるので楽しめます。この日はわたしの好きなクストリッツア監督の「Life is a Miracle」からも2曲やってくれました。1曲はテーマ曲といってもよい「モルダビアン・ソング」で、これはこの映画の感動的なシーンで何度も雰囲気を違えて流れていた印象深い曲です。クストリッツアとその息子もメンバーのノー・スモーキング・オーケストラの演奏ですが、メンバーの編成がだいたい似ているせいもあるし、ちょっとコミカルなところも、なんとなくあっているんじゃないかな 終わってみたら関口義人さんがいらっしゃった。前のフレイレフと時にもいらっしゃいましたね。円盤での関口さんのブラス関連のイベントの時にハイナー・ゲッペルスの「ゾーゲナンテス」のことを知って、探しまわったあげく、やっと手にいれ、今ではわたしのフェイヴァリットアルバムになっているので、そのお礼なんぞをする。フレイレフがMCでわたしのことを紹介してくれたこともあって、関口さんにわたしがどんな音楽を普段しているのか聞かれてしまった。そりゃあ、きっとバンカンチックな音楽をやってる女だと思うにきまってるよねえ。でも、好きだからといってまったくやってることは違うわけで、その説明がヒジョ〜〜〜にむずかしかったです。やはりクストリッツアから好きになったのですか?と聞かれたので「いやぁ・・・そうではなくって・・・オスマントルコの軍楽隊で朝目覚めてたもんで・・・」とお話したので、「なんだ、もっと根っこの方じゃないですか」と、なんとなくそれで話はおさまったのでした。 勿論クストリッツァLOVEなのだ。 フレイレフ・ジャンボリーにきっといい!と思って作った曲もクストリッツア映画になくてはならない「結婚式」のシーンを思い描いて作ったのでした。この監督の全作品に出てくるあの楽隊がいて、おばちゃんやおじちゃんや動物たちがいる結婚式が良いのだ。服そうも、ウエディングドレスなんて仰々しいものではなく、ちょっときれいなワンピースに花の冠をかぶる。「ゴッド・ファーザー」もそうだけど、親戚が集まる外でやる結婚式ね。こうゆうのがいいなぁ。「ゴッド・ファーザー」のあの結婚式は、まぎれもなく移民のスタイル、というか南ヨーロッパ、ジプシーの流れが見られる。そんなわけで、どうしてもそうゆう雰囲気の歌詞と曲を作ってみたいという欲求があったのでした。これを作るその少し前に、姉の結婚式のことも思い出していた。これが、わたしがまだ十代の時だったせいか、記憶が美しいままで良いのだ。姉は長女だったので、両親も右往左往していたし、わたしも初めて振り袖着て具合が悪いばかりか親戚のオジサンたちにからかわれるし、ウチの車にギュウギュウ親戚が乗ったのだけど、出発するだんになり、ドアをバンッと閉めたら、コレがクストリッツァ映画のようにバタッと外れておっこちちゃったのよね。でも、式の時間もあるから、わたしと誰かがそのドアをなんとかくっついてるように見えるように持ち上げて、汗たらしながら式場まで行った。大暴れだし大汗なのでもう晴れ着どころの騒ぎじゃない。親戚はケンカするは大笑いするはだし、姉の化粧はおかしいし、花の冠がかわいいけどものすごく大きくてビックリしたり、姉とお婿さんは合唱団で知り合ってるからなにやら大きな声で嬉しそうに歌うし、とにかく大騒ぎだったのだ。そんな楽しくて美しい思いでに版画「柳ホテル」のストーリーに登場する花嫁と花婿、兄と妹、楽隊、そんな人物たちが記憶の中で交ぜこぜになってしまって、大団円。アルバムの最後を飾る曲になった。 全員集合〜(撮影はキヨピー。おかげさまでみんな満面笑み) 翌14日、門前仲町のホールで彼等とのレコーディングが行われました。遠く旅をしてきました。1曲は結婚式の曲、そしてもう1曲は旅をする腕ききのシェフの曲でした。ホールに近藤さんが持ち込んだマイクは今回はなんと18本!!フレイレフのメンバーは8人。ドラム、アコーディオン、ヴァイオリン、チューバ、クラリネット、トロンボーン。トランペット、サックス。これで17本。それとわたしが1本。お手伝いにきてくれたキヨピーとプロデューサー野田っちと、総勢12人、今回一番人数多い録音です。 結婚式の曲をまず録る。これはわたしヴォーカルのみ。近藤ダイちゃんにアレンジしてもらう時に「是非、ヴァイオリンのソロをフィーチャーしてね」と頼んだので、そうゆう場面があります。とても良いです。2曲とも大阪と東京で何度もメールでやりとりしてMP3で途中経過を聞きながら、意見交換をしてできあがった曲です。特に大変だったと思うのは、まったくジプシー音楽とは思えないシェフの曲をアレンジしてくれた(土壇場になってブラスでやりたい、と言ったわたしですが、思った通りの明るく素っ頓狂でありながら立体感がある感じで、本当に良かったと思ってます)近藤さんと、そのロックな曲を無理矢理演奏してくれたフレイレフのみなさん、そして、このわたしを含めて大人数全員のスケジュール調整をする野田っちだったと思います。本当にありがとうございました!ヒジョーにしあわせでございましたぁ。ブラス好きなんで。 長い旅をしてやってきてくれたフレイレフ・ジャンボリーの楽しいみなさま、出来上がりお楽しみに〜。MIX後は、もっともっとよくなるハズですので。 と、楽しい人たちとの楽しい録音は終わってしまいました。でも、来年1月には一緒にライブやることになりましたので、さらに楽しみが増えました。東京にまたやってきます。その時にご一緒させていただきます。そのあともどこかでやるかも・・・・。その時は、曲を増やして楽しいことができることでしょう〜 旅する楽隊は、車にギュッと入り込み、また大阪へ戻っていきました。お疲れさま〜〜ありがと〜〜 これで、10曲のベーシック録音が終わりました。まだまだありますねえ。でもって、11月発売なんですが・・・・1日も休めない状況になっております。多分、もう今年はキャンプなんてことはあり得ないと思います。 #
by eggdance
| 2007-09-17 21:46
| music
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Comments(4)
「Bronze & Willow」はわたしの初画集と初ソロアルバムがセットになっているという豪華!さであります。アルバムの方では参加していただいているミュージシャンもとってもすんばらしい方たちばかりだし、画集にはオマケもついてます。というかつける予定です。というかまだまったくそれはできてないのですが、原画が1点ついてます。というか、つけたいけどまったくできてない、というか・・・。というかというか、現在作ってる最中です。いつできるんでしょうか・・・まったく目処がたってませぬのよ、どうしよう。
これをハッキリいって1000枚以上も刷らねばならぬ。年賀状はいつもちゃんと刷っていて、毎年少しづつ増えて130枚は刷っているのだけど、鼻血出そうになるとですよ。最後の方は。インクをつめる。拭き取る。刷る。このミニマルな動きはやればやるほどにスピードUPしていき、高度経済成長期の有能野麦峠女工哀史か「メトロポリス」状態(?)になっていくのであります。もうそこには作品なんて意識はない。手足が無意識に動き、恍惚となり、成し終えた時には空虚な気分となる。・・・これが1000枚以上か・・・。鼻血の前に眼底出血するかもぉ〜。 数種類の絵柄の版画がついてますが、選べません。キモいのもあれば、かわいいのもあります。どれも愛して〜、というLOVEシリーズです。 きのうはデザイナーさんの事務所に行き印刷屋から送られてきた版画の色味についてアーダコーダ。版画はむずかしいです。エッチングの線だけだったらまだしも、わたしの場合は面が微妙でして、さらに、油膜を利用していることが多いので、そのあたりのニュアンスがむずかしい。デザイナーさんは次の日からロンドンに行くことになっていて、多分ここ数日は寝ずの作業だったハズなのよね。わたしにできることといえば、心和ます愉快な話をして差し上げることくらいで・・といってもいつもどうもここに来るとおかしな話をいろいろ思い出してしまうので、2時間も打ち合わせしつつおしゃべりしてしまった。もの凄く邪魔をした。いってらっしゃい〜、観覧車乗ってきてね〜! デザイナーさんは三日も家に帰ってなかったらしい。あのヒトもこのヒトも家に帰らず。しかし、どこで寝てようが朝の来ない夜はない。 ホラ、朝が来た。 #
by eggdance
| 2007-09-12 23:57
| 作品/art
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突如「インスピレーション&パワー」が聞きたいと思って調べてみたのだけど、アマゾンでは在庫切れになっていた。5月にもたしか調べた記憶がある。5月に高柳昌行さんと詩人、吉増剛造さんの『死人』発売記念公演を見た時に、副島輝人さんからそのレコードの話は出て、ウチにもあったらしいのに見つからなかったとその時の日記に書いてあった。残念。内容はどれもおもしろそうで、なんとか聞きたいものだなあと思っていた。その時は随分いろんなことを考えさせられた。詩人が銅版に刻まれた文字の輪郭をなぞるように釘をトンカチで打ち付けていたのだけど、なぜかとても平面的に見えたこと、一方高柳さんの演奏(ヴィデオです)は、音を作っては壊し作っては壊していくという作業がとても立体的に見えたことを覚えている。
わたしの新作シリーズは、柔らかいものの中に漂う重たいもの、なのだけど、頭の中にあるイメージを具体的するのはなかなかむずかしい。自己満足で終わるのは嫌なので、なんとか説得力のあるものにしたいとは思っている。版画にしたり立体にしたりいろいろやってみている。 立体的とか平面的とか、そうゆうことというのは実際のモノを見て決めることではないのだなあ・・・。見る人の意志も重要だとは思うけれど、それさえも凌駕する圧倒的力みたいなものが作品にある場合がある。それがグイグイと感じられることは、実は絵よりも音の方が多いということが驚きなのだけど、当然といえば当然だった。昔、絵を描いていた人がどんどんやったこともない楽器を持ってバンドを始めたのは、そこんところだったんだもの。「インスピレーション&パワー」ってタイトルは奥深いなあ、と急に思い、そのパワーってどんなものだったんだろうか?と、突如立体を作りながら思ってしまったのだった。頭の中のイメージは音の方が具体的にできるのかもしれない。あ、あ、あ、なんか見えてきたぞぉ〜〜、と思うのだけど、そこからいつも先にいけないのね。 きょうは工房で新たな版画制作をする。帰宅後練習。そして日常生活。あしたも同じパターンになる予定。 #
by eggdance
| 2007-09-11 23:07
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夜2時間ほど寝て、朝4時起床。4時半マツキヨに運転してもらって、たくさんの荷物を積んででかける。ギター2本、トランク・・・
旅に出るのだ、小鳥たちに見送られて・・・ というのは全然違ってて、午前中のきれいな光の中でPVを撮ろうってゆうのだ。 なんでまたこのワタシが!?という感じですが、やろうよ、と言う人がいて、やりたい、という人がいてそれ以外の何もない。6月の石井理恵子さんの本のイベントでソロライブをした時、目の前に座って聞いていたCFクリエイターのナカザワフミアさんが、その時にPVを撮ってくれるとおっしゃってくれたのが始まり。この際エ〜イ作っちゃえ!と思い、きょうに至ったのでありました。わたしも武士だが、ナカザワさんも武士だった(いつからそうなった???)。『いつかご一緒に何かさせてください』と心にもないことばをはきまくる人が多いなか、武士に二言はないのであった。しかも無償なのであった・・・。エ?あのCF作った方なの?と聞けばビックリの方だったので「いやあ、すまないですねえ」と言いつつお言葉に甘え、きょうに至る。8日以外はナカザワさんもわたしもやれる日がなかったので、台風がいっちまって、本当にラッキーでした。でもいきなりの暑さはちょっと撮影向きではなかったですけどね。 きのうは朝から晩までメールの山と戦い(数人とのチャットのような応酬だった)、工房で究極の時を過ごしていた身としては、何の準備もできない。なんとかギターを2本と着替えを数着考える程度で準備は精いっぱいでした。でも、アイドルタレントじゃないんだから、わざとらしい準備なんかいらないよねえ、アンプもないのに外でエレキギター弾くだけで十分日常を踏み越えている。 ナカザワさんお薦めのとある場所へ行きました。一度打ち合わせをした時に、どんな場所が好きか、どんなイメージが好きかなどたくさん話していたので、お任せしたのですが、それは巨大コンビナートの街でありました。 実はウチのそばなんですねえ、そこ。(写真:N氏撮影。子どもいわく「ママが少ない」) 工場、川、雑草、廃線、海、しかし、荒涼とばかりしているわけではなく、積み上げられたドラム管は意外にもカラフルだし、アシスタントで手伝いに来てくれた石井さんも「北欧の色みたい」と言っていたけど、たしかに実用的でありながらカラフルな北欧のような雰囲気があったのでした。そこでわたしはグループサウンズの映画のように、アンプも通してないのにエレキを弾いて歌うわけです。休日のコンビナート地帯なので人はそんなにいなかったけど、やっぱりいることはいる。米政府関連施設なんぞもあって、エレキもってこのクソ暑いのにコート着てる女やら、ヴィデオカメラ持ってる金髪の男やらがウロウロしてたら、やっぱし怪しいと思うのか、迷彩服のガタイのいいアメリカ男が建物から出てきた。ゲリラ的に線路を歩いたり(全然危険じゃないとこです)無人駅に入ったり、近い場所なのに旅した気分でした。たくさんのショットを撮ってナカザワ氏は午後には次の仕事に行くのでした。カメラマンの本田さんもそうだったけど、その場その場で臨機応変に想像力を駆使して頭の中にある理想に近付けていく作業がスピーディだ。約6時間で終了。あとは材料をつなぎあわせて作ってくれるわけだ。出来上がりが楽しみ。どこで流せるかなあ。まずは次の個展で流せるようにしたいと思います。徹夜だったナカザワさん、ありがと〜〜。石井さんもレフ版係お疲れさまでした! 帰宅後思い立ってフレイレフ・ジャンボリーが演奏してくれている音をMTRにとりこみ、それにヴォーカルとギターをオーヴァーダビングしてみた。彼等は13日に東京にやってくる。吉祥寺MANDA-LA2でライブがあります。勿論わたしは行きますよー。そして14日彼等とレコーディングします。凄く楽しそう。(でも、録音はとても大変そうです。近藤さんのマイク何本出る??) そして爆睡し撃沈。 #
by eggdance
| 2007-09-08 23:59
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