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5日目は、実際に2版多色刷りの方法をスタジオで実演しました! 個展中一番多い質問は「色はどうやってつけてるのですか?」「あとから色を塗るのですか?」というものだ。 それはほとんどしてません。 線の部分だけ版画で制作して、乾いてから手彩色をする作家の方もたくさんいるし、全然わたしは否定しないのですが、 「同じもの(まったく同じとは言えないが)」を作るという銅版画の特徴・魅力をわたしは尊重したいタイプなんですよ。 版画の特徴・魅力の一つに 「同じもの」を何枚も作ることができる!ということがある。 (もちろん「モノタイプ」といって自由に作って1枚きりの作品を作る人もたくさんいるし、わたしもやらなくはない) ほぼ同じものを刷りあげ、インクの盛り上がり(これは今や3Dプリンターやジクレーでできるガ)、匂いも感じられるもの(これはまだできてないと思う)を、多くの人と共有できたらいいな、と思っている。 1枚しか存在しない作品の「重み」が好きな方は多い。 わたしも父が描いた油絵は大好きだ。けれど、飾られている実家で見ているとだんだんその重さに潰されそうになる。 感情がその筆を持つ手を伝わってダイレクトに訴えかけてくる。「ドリアン・グレイの肖像」のように苦しくなってくることもある。 この重みをすべて受け入れることがなかなかどうしてわたしには無理があるのだということは、薄々感じていて、銅版画に出会った時に、解放(開放)された気分になった。(油絵は美術館で見るのが一番好き) 版画はその手の感覚がダイレクトではなく、プレス機を通して他人事のように「表出」するのだ。 さらに細かく言えば、銅版画の中でも「直接法」と呼ばれている「エングレービング」「ドライポイント」「メゾチント」でさえその手の感覚はおぼろげに感じるが、「腐食液」の化学作用によって線を作り出す「エッチング」は「間接法」と言われるだけあって、なんてクールなんだろうか! これがわたしには合っているのだ、とつくづく最近思うのだ。 内容に込められた思いは熱いが、制作工程は計算され、そして化学的であるということが、向いているらしい。 銅版画の作家はそうゆう人が多いにちがいない。 さて本題に戻そう。 色の付いた作品は1枚の銅版の上に複数のインクを乗せて、丁寧に拭き取っていく「1版多色刷り」と、 重ね合わせた色が混ざり合わないように2枚の銅板を用意して、別々にインクを乗せ、2度プレス機を通す「2版多色刷り」がある。 薄い銅板を使って5版くらい重ねる人もいるけれど、わたしは2版以上は使わない。 こうやって2枚の版を使うと、動画でも話しているように、違う絵の版と組み合わせてまったく別の作品を作ることができて、 それはそれで、一種のモノタイプとなり、面白いものができる。 数年前の個展『カーテン』の時に、実はそれをたくさんやったのでした。 『CRISPS』カーテンの版を用意して、カーテンのあるシチュエーションと無いシチュエーションのものを作ると、まったく違うものになった。 音が変わる、という発見もあった。 単純な2版刷りであれば、この動画で見られるように簡単です! 版がちゃんと出来上がっていれば、あとは職人としてガンガン何枚も何枚も刷るだけです! 浮世絵と同じです。リトグラフやシルクスクリーンも同じです。 たくさん刷って、たくさんの人に見てもらおう! 今回の動画では2005年に出版された『英国フード記AtoZ』に載せたものを選びました。 AからZまでの26点、すべて同じ手法で刷っています。 限られた予算で作られる出版物のため、色は実際のものとは全然違います。 これは仕方のないことですね〜 「英国フード記AtoZ」三修社より 110mm×160mm 2版多色刷り エッチング/アクアチント ![]() 「英国フード記AtoZ」三修社より 110mm×160mm 2版多色刷り エッチング/アクアチント ![]() 100mm×154mm 1版多色雁皮刷り エッチング/アクアチント 額付き参考価格税抜き¥22,000.- #
by eggdance
| 2020-04-20 12:55
| 作品/art
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4日目は毎年お世話になっているGWのラ・フォル・ジュルネ関連のお仕事をご紹介。 クリックしてyoutubeをご覧ください(きょうはうまく貼り付けられず!) が、やはり中止になってしまって残念でした!! わたしも悲しかったけれど、大きなイベントには多方面大人数の方が関わっているわけで、本当に辛い! 海外からのミュージシャンが多い音楽祭。これに合わせて日本でほかのコンサートも入れる人も多い。 モチベーションがガタガタになるだろう。それは精神面。そしてなにより、 音響、照明、印刷物、セキュリティー、フォーラムの広場にたくさん出るお弁当屋さん、CDショップ。 多くの人々が苦しい状況に瀕しています。 補償問題がゴタつく日本。なんとかしてえ〜〜〜 4年間「バロック」「ダンス」「亡命」「旅」という抽象的なものが続いて難しかった。 ところが今年はベートーヴェン生誕250周年で、「ヤッター!!」 音楽室の強面の肖像画からの脱却。みんなが思ってもみなかったベートーヴェンを描くんだも〜〜ん! と、今年は張り切ってました。 ⚫︎ああ見えてモテ男だったベートーヴェン ⚫︎自由人として生き、芸術とピュアに向き合った最初の音楽家としての悩める姿(汚い部屋で) ⚫︎メトロノームを活用した初めての作曲家 毎年ラ・フォル・ジュルネの開催場所東京国際フォーラムと、上野の文化会館のアートショップと、池袋芸術劇場のアートショップで額入りで販売されています。今年はクリアファイルやポストカードもできる予定で、レイアウトまで出来上がった状態だったのに、中止になってしまって、う〜〜ん、わたしもクリアファイル欲しかったのになー、Tシャツもあったら絶対かわいいのにな〜とブツブツブツ 一応1点づつ納品はしたので、多分国際フォーラムのショップで販売はされると思いますので、ご興味ある方は是非落ち着いたら見にいってみてくださいね。無かったらスタッフにお尋ねください。 こうやって、展示できるだけわたしは幸せだと思っています。 ![]() 140mm×184mm 1版多色雁皮刷り エッチング/アクアチント シート価格税抜き¥18,000,- ![]() 140mm×184mm エッチング/アクアチント シート価格税抜き¥16,000,- このあと今までこの音楽祭で制作した何点かをご紹介しました。 今日はその最初に関わった時の「バロック」の何点かを紹介します。これらはポストカードになりました。 まだあるかどうかはわかりませんが・・・ わたしのホームページのWORKSのところにグッズの紹介があります。 ![]() 122mm×162mm 1版多色 エッチング/一部手彩 ![]() 『追いかけてfuga』 122mm×162mm 2版多色刷り エッチング/一部手彩 ![]() 『ORATORIO/うわの空少年合唱団』 122mm×162mm 2版多色刷り エッチング/一部手彩 ほかのものも映像ではチラ見せになっていますが、いずれこちらでバンバン紹介します! #
by eggdance
| 2020-04-19 10:54
| 作品/art
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3日目はアブサンの飲み方もご紹介。 実家にあったアルコール度数68%のサントリーのアブサン(多分60年代購入)使用。 アブサン用のフランス製のグラスと専用のアブサンスプーンを使います。 道具は楽しいのでつい集めてしまいます。はーーーーこうやってモノが増えていくのよね 美しいお酒をご覧ください。 今回のDMに使った新作中の新作で、若い女性がセントラルステーション内にあるカフェバーで夜行列車を待つ間に 試しているお酒が、コレ。 ベルエポックの芸術家の間で爆発的に流行った。ニガヨモギの薬草のような味がミステリアスです。 当時は安酒だったので、隣に座っている労働者風男性は 「君が飲むような酒じゃないよ・・」といぶかっている。 でも、彼女は変わりたかったのです。 ![]() 220mm×332mm 2版多色刷り エッチング/アクアチント/シュガーディープ シート価格税抜き¥30,000 ![]() ![]() 205mm×285mm 2版多色刷り エッチング/アクアチント シート価格税抜き¥28,000 ![]() ブリティッシュマンのシリーズは2009年の個展で発表。 英国紳士のスーツスタイル、ジャケットびしっのスタイルが好きなんだな〜 #
by eggdance
| 2020-04-18 10:17
| 作品/art
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2日目は寸劇から始まった! その前日にSNSで拡散された一国の首相の腰砕けになる能天気な動画には、腹が立つ、を通り越し匙を投げそうになりましたが、こんな地球の一大事!投げちゃいけない。言うべきことは言わねばちっとも世の中良くはならないので国民の義務と権利を行使して、自分にやれることはやらねばね〜 とか言っちゃって、心の中で「噛みつかれればいいのに・・・」って悪魔のささやきです。 この日は犬のお話。 スタッフォードシャードッグという、ビクトリア時代に大流行りした犬の対の置物の話から始まり、 カップ&ソーサーシリーズも2点ご紹介しました。 最後は1月の個展の時のDMに使った大きな猫2匹の作品です。 ビクターのワンコ「ニッパーくん」のお話もしています。8分くらいです。 184mm×250mm 1版多色刷り エッチング/アクアチント 額付き税抜き¥30,000,- ![]() WEDGWOOD 125mm×165mm 1版多色刷り エッチング/アクアチント シートのみの価格税抜き¥18,000,- ![]() 290mm×365mm 2版多色雁皮刷り エッチング/アクアチント/ドライポイント 額付き税抜き¥54,000,- 5月のバス旅行がキャンセルになっちゃった〜寂しい・・でも我慢我慢! ゴールデンウィークはしっかり家にいます。 スーパーにはほぼ1週間行ってない。できるだけ人のいるところは避けているので、ちょっとしたものはコンビニで済ませてます。 考えてみれば、元々葡萄屋ギャラリー喫茶室仕事のない平日は引きこもりで版画制作してる身なので、そんなに大変じゃないなあ 美術館と映画館に行けないのが寂しいくらいだ。 引きこもってるから洋服もいらないし、ちょうど衣替えの季節に入ってきたので、断捨離したり、忘れていた洋服を着てみたり。 お子さんのいる家庭はそうもいかないだろうから、ホントお察しいたします。 ゆったり犬抱いて本読んでテレビ見てコーヒー飲んでなんてできないよね! がんばれ〜!と単純な言葉しか今はないです。 結局そうなるのね #
by eggdance
| 2020-04-17 11:50
| 作品/art
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K,Itoyaでの中止になった個展の代わりに、13日月曜日からネット展覧会を始めています。 結構おもしろいですよ! 今わたしは便宜上「銅版画家」と言ってますが、もともと立体も映像も音楽も同時進行的にやっている「アーティスト」なので、 表現方法としてyoutubeは灰色の脳細胞をちょっと刺激してくれて楽しい! SNSではライブ配信ができて、その場で見ている方のコメントが聞けるが良いですよね!たまにわたしも見ています(参加は滅多にしないけど)。 ただ、今回は作家のペースでやりきる、出し尽くす、を目的としたいので、ライブはあえてやらないことにしました。 そのかわり、 編集無し! 1発撮り! 台本無し! でやることにしましたので、すべてアドリブ。 これが新鮮 Facebookやインスタグラムでは感想をたくさんいただけているので、それで十分嬉しいです! Facebook、インスタに動画をシェアするのが一番簡単ですね、現代は。なのでまずそちらにアップロードしています。 そのあとyoutubeにアップして、それからツイッターにシェアしています。 ブログは最後になってしまうので、 早く見られ、コメントも見られるSNSの方をよかったらご覧ください〜 左側のバナーのところから簡単にみられます。 または、 「satomiinjelly」で検索、です。 こちらのブログでは、動画で紹介した作品をゆっくり見られるように添付します。 (*額付き税抜き価格を表示しています。ご希望の方はメッセージでご相談お受けします。) ![]() 『暖かいね』 135mm×180mm 1版多色雁皮刷り エッチング/アクアチント 額付き参考価格¥25,000 ![]() 『新しいクッション、来た!』 (Spring come with a new cushion.) 140mm×184mm 1版多色刷り エッチング/アクアチント 額付き参考価格¥23,000 ![]() 『紳士の聖域』 140mm×206mm 1版多色雁刷り エッチング/アクアチント 額付き¥22,000 個展がなくなっちゃったので、こういった販売方法もやってみることに! 暇なので、すぐ刷れます。。。 次回もお楽しみに(もう3回目までyoutubeはみられます) #
by eggdance
| 2020-04-16 10:28
| 作品/art
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![]() 報告がバタバタして遅れてしまいましたが、皆様ご承知の通り、「緊急事態宣言」が出て伊東屋さんも百貨店に習って休業に入りました。 国と東京都ではいまだに意見が合致してないのがイラッとなりますが、百貨店が休業要請に入るのか入らないのかどちらになっても、 休み、人が集まることは中止が当然ですね。事態は「緊急」。家にいましょう! 個展はできなくなりましたが、始まる前で実はホッとしてます〜 すでに中止を考えて事前に自撮り棒とミニ・コンデンサーマイクを購入してました。 これでスタジオから展示予定だった作品の解説なんぞをするネット展覧会に切り替えようと思ってましたので、 あしたからやることにします。19日までの会期だったので、そこまでやろうかな、っと。 いつアップするか決めてないので、残せるようにしていつでも誰でも見られる方が良いと考えて、 ライブ配信ではありません。1回くらいやりたいけど SNSとこちらのブログにもわかるように載せますので、是非見てくださいね〜ドキドキ ********************************************************** 今感染している方、お見舞い申し上げます。早く治りますように。 家にいよう。 これの目的は「おしゃべりして飛沫が飛び感染することを避ける」ということに集約されると理解しています。 海外の都市のロックダウンの様子を先に見ていたわたし(たち)は、休業、STAY HOME によって都市機能、人間心理の変化について予備知識を得て、 その大変さは少なからずわかっているとは思う。 そのことで起こる思ってもみなかった問題が待ち受けている、ということも。 でも、情報というのは満遍なく共有しているものではないし、持っていても、このSNSの時代ではかなりの人が自分の「好み」の情報しか受け取らない。 一つの方向しか見えなくなると危険だということは、歴史を振り返ればわかることだけれど、人間は放っておけば大抵は怠ける生き物で、忘れてしまう。 (大林宣彦監督が肺がんで亡くなりましたね。「忘れてはいけない」と、常に反戦と平和を訴えていた。) しかし、ウィルスとは単に病気になるということではなくて、不安、猜疑心を生む恐ろしいものだ、ということを、歴史上幾度となく繰り返しているのに、やはり人は忘れて「自分は大丈夫」と思ってしまう。 今またカミュの「ペスト」が本屋で平積みされて、爆売れしているそうだ。 ![]() カミュは「異邦人」が有名だけれど、ほかにもすばらしい小説やエッセイが何冊もあり、「シーシュポスの神話」「幸福な死」も是非どうぞ! そして今「ペスト」です。 舞台はカミュの育ったアルジェリアの街オラン。鼠を1匹・・・・ここから始まるペストが生み出す恐ろしさは、最終的にロックダウン解除のあとに実は頂点を迎える。昔読んだ時も、この最後の方でゾッと・・・カミュってすごい。と思ったのでした。 それはそれとして、様々な立場の人が出てくるのですが、今周りをみてもやはり一人として同じ立場の人はいないわけで、それぞれが「わたしはどうすれば良いのか」と自分で考えることをしなければいけないということなのだと思う。 これはウィルスだからというわけではないが、ウィルスほど自己と向き合うことを要することはないのではないか?と思わざるを得ない。 「メメント・モリ」 死はいつもそばに寄り添っている。だから生き生きと生きたいものだ。 カミュの時代は敬愛するサルトルの時代でもある。 週末の喫茶仕事をしながらわたしがこのたび一番思ったことは、人間とは他者との関わりでこそ「存在」できている。ということだ。 (サルトルも今読もう!!) 一人でいることが上手な人もいるだろうけれど、一人ではやはり生きてはいけない。 誰かと会って話をすることで(認知症にもなりにくくなると確信している!)安心もするだろうけれど、 他者と関わることは自分を見つめ直すことにつながることが大きい。なんていい方は今は綺麗事かもしれないけれど 今の状況ではいつもの喫茶店に行っておしゃべりしたいんだな〜みなさん でも、あしたから喫茶は2階のギャラリーの休業に伴って当分の間休業に入ります。 お客様のため、わたしのためです。 いつ自分も感染するかわからないし、感染させてしまうかもわからないですが、 今一番思うのは、ちょっとしたことでも良いので、弱い立場の人に手を差し伸べられる自分でありたいということかなー ここが崩れた時にはもう世も末だ! さて、みんなが給付金もらえますように!早くお願いします! わたしも伊東屋個展とラ・フォル・ジュルネが無くなったので、ガ〜〜ン!です。 不安はいっぱいですが、家で絵を描き、料理して過ごします。 でも、言うべきことは言わなきゃいけないので、おとなしく家にいて、口は出す、という感じですね。 それから、表現活動をしている人はこの時代のことを表現していくことも大事だと思う。 また、書きます! #
by eggdance
| 2020-04-12 10:41
| 展覧会/schedule
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![]() 4月は恒例の銀座伊東屋K.ITOYA個展です。 最近わたしはグリーンの虜です グリーンと言えば、、、草原ですか?自然ですか? わたしにとってそれは、自然の色ではなくて、危ない薬品であり、人工的な染料であり、 人を狂わす欲望の色。 赤やショッキングピンクや黄色も好きな色で、周期的に全身がこれらの色になってしまうのだけれど、 グリーンもその一つ。 ブーツと手袋、バッグとスカート、手帳とマフラー ほかの色とは違って、ため息が出るのだ、グリーンは。 今回のDMの作品は「夜行列車を待つ間」 待っている彼女はセントラルステーション構内のカフェバーで アブサンを試してみようと思った。 アブサン。ニガヨモギから作られるアルコール度数の高いリキュール。 19世紀から20世紀初頭、多くの芸術家がこれの中毒になった。 ヴェルレーヌ、ゴッホ、ロートレック、ランボー マネ、ドガ、ピカソが絵に描いた、幻覚症状を起こす魅惑の飲み物。 当時のポスターには緑色の悪魔がよく描かれている。 ほらね、素敵でしょ・・・ 彼女に何が起きたのか。こんな安酒を飲むようには見えないな、、、と隣席の男も訝しんでいる。 「いいの、わたしは変わるの」 こんなに大変な時代 すべてのルールや価値観を引きずるのはもうやめよう! 本当は今回の個展のタイトルは「デユエット」だった。 明るく歌う人たちの絵を描いていたのです。 でも、新型コロナウィルスの世界レベルの感染によって、まったくそんな気持ちは吹き飛んでしまった。 でも、暗くなっていても仕方ない。 そう、人間はもともと「死」に向かって「生きている」んです。 だから精一杯生きるんです。 だったら、戦いましょうよ! 負けないように巻き込まれないように、既成概念にとらわれず、すべての事柄を根っこから見直して、 前を向いて生きましょうよ! 自分が今何ができるか考えよう。 人間は儚い存在なのだと認め、奢らず、ひとのことをとやかく言う前に自分を見つめよう。 真剣に考える人にはきっと手を貸してくれる人が現れる。 一人で生きていく覚悟を持つことがその始まりだ。 と、わたしは考えている。 アブサン一杯飲んで、 ガツンと行こうぜ!!! 空いてる銀座にようこそ 大森「葡萄屋ギャラリー喫茶室」の週末仕事があるので、今回も金曜日と土曜日は在廊できません。 なんとかほかの日は午後から在廊できるはずです。 お待ちしております。 いつ、何時から在廊できるかは、ツイッター、ブログ、フェイスブックで随時書きますので、 どうぞ、チェックよろしくです! ![]() 詳しくはコチラでも! #
by eggdance
| 2020-03-24 22:12
| 展覧会/schedule
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![]() 個展2週目です。15日は1階ティールームはイベントの日なので15時まで貸切です。ご迷惑おかけします! 『Willow Pattern』につけられた悲恋物語の紙芝居を中心にお話しします。 どうしてこんなに魅力的なのかなぁ・・・それはやはりヨーロッパと中国のハイブリッド!これなんだと思います。 きのう急遽神戸ファッション美術館「アフタヌーンティーのよそほひ」展を見に行ってきました。行き帰りの新幹線の中で復習をしていたら、またいろいろな疑問が湧き上がってきてしまいました。 実は起源がハッキリしていないこの模様。作った人もて定説はありません。 ただただ、中国のこの風景に誰もがみな見入っているだけです。 あしたは定員12名を2名越えまして、14名。柳模様のカップ&ソーサーはなんとか揃いました。 コレクターではないのでそんなにたくさんは無く、気に入ったものが2、3あれば満足なわたしですので、すごく良いアンティークはないですが、気分だけでも味わっていただけたら、と思います。 一番変なのは裏に「落成記念 松竹」と書いてあるお皿。 ![]() 15時に終わります。そのあとは普段通りのティールームとなります。水曜日ですので石澤さんが紅茶を淹れてくれます。 わたしはギャラリーの方へ参ります。 よろしくお願いいたします1 ケーキ5ホール目焼いてるところです〜いやー大変大変! でもこんなことする人いないだろうから、楽しいわよん #
by eggdance
| 2020-01-14 21:36
| 展覧会/schedule
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![]() 15日と22日にイベントがあります。15日の方は満席を少しオーバーしてしまったので、これで締め切りとさせていただきます。 22日の方は、まだ余裕があります。スリランカの紅茶の試飲と基本の紅茶の淹れ方もお話しするのですが、15日の「紙芝居」がどうやら人気らしいので、ショートヴァージョンをやることにしましたので、15日ご予約できなかった方も、是非お申込みくださいね! この日は月一でわたしの作れないような英国菓子を作りにきてくれているTommyがスリランカのお菓子「ワタラッパン」を作ってくれます。スリランカのおいしい紅茶とともに、ゆったりと過ごしましょう! <休廊日のお知らせ> 月曜日、火曜日 13日の月曜日は祝日ですが、カレンダー通り休廊ですので、 お間違いないよう、お願いいたします。 <喫茶室のスケジュール> ●15日、22日(水)は喫茶室は15時まで貸切で使えません。 (その後は紅茶屋です) ●16日(木)はコーヒーと松本のケーキの日です。 ●23日(木)ワークショップで使っているので喫茶室は使用できません。 よろしくお願いいたします! #
by eggdance
| 2020-01-11 10:04
| 展覧会/schedule
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![]() ![]() 2020年最初の個展です。 タイトル通り、わたしは隅っこに幸せを感じるわけで、その隅っこ愛を描こうかな〜と新作を数点。 『好きだから語らせて!』1/9~26 大森葡萄屋ギャラリー&喫茶室 思えば、中学生ころから日の当たる輝かしい場所よりも、隅っこに陣取って、自分だけの楽しみに耽っているような子供だった。 かといって目立たない子供ではなく、常に遊びの面ではリーダーで目立つ。 教師からはとても嫌がられるわけです。
というイベントをやります。 ![]() 今回は長いので、イベントを二つ行います。 トークイベントとか良くありますが、なぜトークイベントをするのか?と考えてみるに、それは 「好きだから語りたい!」わけで、うるさいかもしれないけど、お願いだから語らせて〜って感じなんだろうなーと思うに至る。 そこでまずわたしが「語らせて〜」と思っている1番目ということで、第一弾はWillow Patternの紙芝居(これは10年くらい前のものだけれど、かなり画期的でした)をお見せしながら、いかにこの柳の模様に魅力がてんこ盛りか??ということを語ります。 お茶と自作のケーキをお出しします。 脱線することでしょう。でも、面白いと思います。 第二弾は、スリランカの紅茶についてです。葡萄屋ギャラリー喫茶室で週末のみですがティールームを開いていて感じることは様々ですが、なによりスリランカ紅茶についてほとんどの人が「セイロン紅茶」で一緒くたにしていることを感じるのでした。せいぜい「ディンブラ」くらいかなあ。知ってるのは。ミルクティーが好きな常連の方はルフナを知っていることもあるけれど。 わたしはいろいろ飲んでみて、スリランカ紅茶それぞれの個性と風土や気候に魅せられてしまっていたので、実は、ダージリンもアッサムも最初はティールームに置くつもりはなかったのです。が、ほとんどの人はこの二つしか知らないということがわかり、一応置くことした。そんなこんなの経緯もあって、2年半のティールーム稼業で普通の人よりもたくさん紅茶を飲んでいるわたしは、いよいよスリランカ紅茶の美味しさをさらに知るようになったのでした。 第二弾では5種類の(今7種類が出回っていますが、代表的な5種にします)スリランカ紅茶の飲み比べをしたり、スリランカ愛を語り(?)、喫茶室での基本的な紅茶の淹れ方もお教えします。 おうちでもおいしい紅茶を淹れてくださいね! さて、葡萄屋ギャラリー&喫茶室での個展において大変難しいことがあります。 それは、金土日はこの建物内にわたしはいるのですが、1階のティールームで働いているので、ほとんど2階のギャラリーには行けない、ということです。1階ティールームでも展示しますので、1階でもゆっくりご覧になってくださいね。お客様がいなければご説明いたします! 次に木曜日ですが、木曜日はコーヒーとわたしのケーキをサヨコさんが出してくれている曜日となっているので、わたしは在廊予定なのですが、3回ある内の2回(9日と23日)は、不在、あるいは14時までしかいられません。というのもこの二日は今年からNHK文化センターの青山校で銅版画を教えることになったからです。これについてはいずれまた書く予定です。頑張ります! 次に水曜日です。2回あります。2回とも13時〜15時まで上記のイベントがありますので、わたしが2階にあがってお客様とお話しできるのは15時以降ということになります。ティールームは別のスタッフが担当しているので、紅茶も飲めるし(わたしも) 月曜と火曜、13日の祝日の月曜は休廊日です。 となると、16日の木曜日のみがミッチリギャラリーに在廊できる日ということになります。紅茶は出ません。 と、なかなか面倒なスケジュールになっておりますが、是非大森へいらしてくださいね!! ●イベントですが、各々12名の定員です。3500円の参加費です。紅茶とケーキ付き。 ご予約は葡萄屋ギャラリーのメール、電話、Facebook(葡萄屋ギャラリーで検索願います)のメッセンジャーでお願いいたします。 miz-firstlight@nifty.com 03-6429-7331 ホームページの詳細ページはこちらです。 長々と失礼いたしました〜! まだ制作中・・・・ #
by eggdance
| 2020-01-03 23:30
| 展覧会/schedule
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