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31日のレコーディングの前日に、サボテンの練習しました。サボテンの練習は歓談に始まり涙まじりの爆笑に終わるパターンが多いため、それを知ってるプロデューサー/キャロサンプ野田氏より「歌えないほど笑わないよう」に釘をさされておりました。しかし・・・サボテンはおもしろいので笑わないわけにいかず。バカ笑いはしなかったのでセーフ。4日「円盤」で岐阜のジャグズというバンドとライブです。どうもご指名らしいのでそれなりのセットで臨むことにしました。フュージョンでもしようか・・と言っております。フュージョンというのはいまや死語だなあ。流行っていた時にもわたしの中では死語だったけど。昔どうしても弾けなかったものが、最近のギター特訓のおかげか突然弾けるようになっていることをこの日発見したために、いつものように短絡的に「フュージョろう」となった。うまい人がするフュージョンという概念を覆せ(???)るか(意味ないけど笑える。というようなことで笑ってしまうわけですね・・・)。
レコーディング二日目。 うまいなあ。うまい人の演奏を聞くと単純にためになるし気持ちいい。自分もグイッと引っ張られてうまくなれる。31日は『ROCK!の日』と定められました。@スタジオ246ギター&ヴォーカル/松本里美、ベース&発信器/ナスノミツル、ドラム/植村昌弘、オルガン、アナログシンセ、ほかいろいろおもしろいモン(CDを聞いた時に楽しんでくださいね)/近藤達郎で3曲。1曲目はギター、ベース、ドラムだけのシンプルなセット。シンプルなこのセットはサボテンと同じだけど、まったく違うのでおもしろい。音圧がまず違う。前日にはストスカシャカチャカとやっていたけど、この日はドスバスヴィヴィ〜〜ンヒョロピヨ〜〜ンとやりました。今回すばらしいと思ったし感謝しているのは、参加ミュージシャンのみなさんが、1曲1曲内容を丁寧に把握して(結構面倒な内容のものが多いので大変だと思うのです)くれて、リハから数日の間にさらによりよくなるように整理して整理してやってきてくれていることです。とても嬉しい。録音中も何度も音色を曲の雰囲気に合わせてくれたりして、良いものを作るということに対して飽くなき努力をする。こうやってうまくなるのね。1曲目はストレートなロックで、ベースは元はわたしの考えたものがあるのだけど、どんどんナスノさんらしいカッコよさになっていくのでした。ミキシングルームで聞いたらボ〜ッとなってしまった。特にナスノさんのベースは高音と低音の移動にインパクトがあって惚れ惚れします。「疾走感」があるといいなあ、と一言言ったことなどと共に、わたしがペラペラと話したことをみなさん「くだらん!」と思わず聞いてくれてありがとう!楽譜がちゃんと書けない分は、こうやって説明するしかないわたしですが、これで良いのだと思ってます。気持ちの良いロックになりました。(写真:モリゴン’ズ) ![]() 2曲目はソロを始めた当初にやってみよう、と思ったボサノヴァ風・・・とみんなに言ったら「どこがボサノヴァだ」と全員スッコケた(また死語)もの。でもこの曲ミキサーのかわいくて熱心な水晶さんに「いい曲ですね〜」と褒められたのよー、嬉しい!ソロをはじめるキッカケは、版画制作をしながらその絵に合わせて曲ができてきたこともあるけれど、単純に自然に湧いてくるわたしの好きな音楽をやってみよう、という気持ちがあったのでした。それがどんな音楽でもいいと思った。引き出しを一つ開け、また一つ開ける。いくつもの大きさも色も違う引き出しがくっついたわたしの箪笥は角が痛んでいたりはするし年代物の桐でできていたりピカピカの樹脂でできていたり。桐は削ってきれいにしてみたり、光りすぎてる樹脂にはマット加工なんぞ施してみたり、把手を南部鉄にしてみたりイミテーションクリスタルにしてみたりもできるのだ。ソロの曲数曲作ったあと、ではサボテンとはまったく対極にあるものもやってみようと思った。それは何か?と考えてみると、それはカフェミュージックでありました。ボサノヴァは大好きですが、カフェで聞くカフェミュージックはたまに具合が悪くなる。蕎麦屋で聞くジャズよりはマシだけど「わたしは何やってんだろう、脚組んでカフェオレ飲んでていいんかい?」と、いいじゃんかそのくらい、素敵ジャンか、普段青山も代官山も表参道も一番出没してる場所ジャンか、そんな風な格好もしてたりするジャンか、とも思うけど、時々足蹴りしたくなる時があるのだ。 んなわけで作った曲は、小野リサのようには到底ならず、しかも普通に最後までやり通せば良いものを、どうも我慢ができず、間奏部分甚だしく趣味を盛り込むことになってしもうた。これは画集の中の絵と完璧にリンクする詩であり、内容であり、その具現化のためにやれるだけのことをする。こうゆうのは本当におもしろい。お芝居を作るように音を作っていく。この曲では頭の中にいつも鳴ったり映ったりしている残像を表す。近藤さんの家で見つけたわたしの大好きなアナログシンセを是非使ってください、とリクエストしました。ピッチのヨレ具合がなんとも愛らしい。LOVEだ。嬉々として近藤氏演奏。続いてナスノさんもヴィンテージ発信器を・・・ブワッズズズ〜〜っと。 3曲目はドラムのセットを丸ごと交換。植村くん・・・。この誕生日と血液型が一緒のドラマーこそ終止嬉々としている。さらにドラムの音作りのため、もっと嬉々としていたと思われるのが、マイクフェチ・・じゃないマイクマニア・・・じゃない、音に厳しい近藤氏でありました。みんな嬉しそうでなにより。オランウータンのモリー・ゴング嬢の歌。こうやって大事に大事に色っぽくしてもらったよ。よかったね。 モリーは上野動物園の最長老嬢です。美しい赤毛。半世紀ほど前にやってきた。寂しいか、そうでもないか、それは誰にもわからない。結婚もした。子どもも生んだ。絵も描いていて個展までしているのよ。なんて話をリハの時にした。ナスノさんのベースはヒップな女がさっそうと歩いてる風になったし(モータウン風にしてくれたみたい)、近藤さんのオルガンも色っぽいジョセフィン・ベーカーの踊りを見るようだった。ドラムも勿論リンゴ方式で、良い音になりましたよ。リンゴなんだそうで。 ドラマーは実に時間をかけて音を作ります。主張や思い入れはたくさんあるのが当然だけれど、演奏はちゃんと曲の中にシックリと納めれていて、リンゴのようでした。 ![]() この日は長時間かかったので、みなさんともいろいろ話ができて楽しかった。「理不尽」とはどうゆうことかについてがなかなかおもしろかったです。それと機材ですね。いろんなものが出てくるのでおもしろいですヨ。それからかわいいミキサーの水晶(スジョン)さんの話。韓国から日本に来てまだ2年なのに、日本語がペラペラ。かわいいもんだからサ、男全員楽しそうだったな!あ、わたしも楽しかったですヨン。 3曲録り終えて、終電となりました。一日ヘヴィな音に入りこみ、呆然と寝るのでした。ROCK!はただただ楽しいな。(スジョンちゃんと) #
by eggdance
| 2007-09-02 23:39
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![]() 終わったばかりでもぁ〜っとした気分です。そのもぁ〜な気分を引きずるまもなく、きょうはまったく違ったスタイルのリハがありました。 5月に二日間近藤さんプライベィトスタジオでRough Mixを数曲やった時に決めたヴォーカルマイクを使う。ロシア人らしい。その時に好みの音、雰囲気、細かなところや大きくみた空気感など検証。特訓につぐ特訓の成果もあり(と思っている)わたしって結構いい感じのギタリストだなぁ〜と自画自賛して一日目を終える。楽器は地道な努力をせねばね。練習は好きだけど現実的に見ていつも時間が作れないのでヒジョーに辛いとこです。一日目はブリティッシュトラッド風あり、R&B風あり、変則アヴァンギャルロックありで終る。二日目はまったく違ったタイプの(というかどの曲も全然キャラ&アプローチが違うんだけど)曲2曲を録音してみる。一つは指でアルペジオを。一つはロケンローを。もっとやれるハズだ、と思った発展的反省を伴った二日目。手探り状態から、一歩抜けた感じ。この日、全曲エレキギターでやることが決定。また、ほとんどの曲を歌とギターと同時に録音することが決定。これまた練習が大変だけど、わたしの曲は一緒に録音しないとできないものばかりであることが判明。ちょっと笑える。でも、その方が雰囲気は良いのだ。 それから約3か月、画集と曲と両方すすめつつ、広島個展、直島&京都若冲鑑賞&飽食三昧旅、工房展、などのバタバタを経て、きのうがある。 わたしにとっては5年ぶりのレコーディングとなる。サボテン「つづく夢」ではギターはまだYAMAHAとチャンドラーと2本を使いわけていたけれど、今は愛するオレンジ色のチャンドラーのテレキャスター1本にしている。かわいがっているので段々良い音になる。楽器はかわいがっていないとまたヘソを曲げる。腕なのか楽器なのかよくわからない。@スタジオ246。 1曲目、近藤さんの変則ドラムセットを組んで始まる。部屋を3つにわけ、R&B。関島さんのチューバがブルーズする。ああ、おもしろいなあ。牧野くんは注文通り(好きにやって、と言いながら注文が多くて悪かった)のギターを弾いてくれた。本当にありがとー。孤独に一人部屋。マイクの関係上わたしも個室。何テイク録ったか忘れてしまったけど、スタジオの神様というのがレコーディングでは大抵現れて、今まで一度もうまくいかなかったところが、突然できてしまうことがある。この曲でそれが起こった。わたし自身が「こうしたい!」と言った(当初ブーイングあり)箇所なのに、自分ができないためにみんなもうまくついてこれない状態の箇所。それがスゥ〜ッと当たり前のようにうまくできていた。ミキシングルームに戻って聞いた時に、すでにうまく処理されているのかと思ったほどうまく『人力』でできていたので、感動してしまった。機械的なワザを使うことはきっと簡単なのだろうけど、極力「人力」でやる。実はまた急きょ演奏前に歌詞を変えた。この歌は、「別れた君とぼくの」歌ではなくて、「別れを決めたぼくの」歌、なのだ、とリハの時の演奏を聞いていて思ったのでした。というか、演奏の方がそんな方向に向いていたのだと思う。関島さんはこのあとフリューゲルホルンをふく。この楽器はホルンの仲間なのかトランペットの仲間なのかチューバの仲間なのか、そんな話も楽しい。結局何の仲間だったかなあ・・・。柔らかい音が郷愁をほのかに誘う。これまたいい感じ。(写真:「うなぎパイ島ブルーズバンド」) ![]() そのあと向島ゆり子さんがテンション高く登場。秋岡欧さんもズッキーニもって(持ってないよ)登場。 2曲目はソロを初めてからは春夏秋冬問わずずっとやっているクリスマスの曲。ゆり子さんは大きな天使になったつもりでヴィオラを弾いてくれる。相当大きな羽根だなあ。バサバサ。このワイルドな天使は、寒い風も吹かせてくれるし、暖かいおかあさんにもなれるのだ。かと思うと秋岡さんのバンドリンはキラキラと星のように鳴り、胸がキュンとなっちゃったなぁ。ミキシングルームで聞いた時、思わずみんな「うわ〜〜〜・・・」とため息まじりの声が出た。関島さんも近藤さんも音を入れる。どんな音が入っているのかは、想像してみてくださいね。でもって、そんな素敵でセンシティブな音の中、唯一わたしが一発ドヒャ〜〜ッとエレキギターをかましまして(こうゆうのが好きなんで、ゴメンナサイ)、わたしの厳かなようで騒がしい天使の奏でるクリスマスソングは終了しました。大きな天使、やさしい天使、かわいい天使、みなさんありがとうございました。そういえば、コレ、1テイク目だったっけ。 そのまま3曲目へ。これは声が出ないかもしれないと思っていた。「流しそうめん」でオバチャンたちと話していたせいではなく、しばらく工房通いがつづいたのが原因だとわかっている。ガソリン、灯油、松ヤニの粉、黒ニス、腐食液、これらを吸いつづけているのでどうしても喉が痛くなるのだ。明かに5年間よりハスキーになってると思う。前の晩から練習しても出なくて、当日の朝もいろいろやってみたのだけど結局うまくできない・・・。もう、考えても仕方がないな・・・と、気負わないでやってみたら出た・・・。不思議だなあ。年齢のせいもあるのかどうか、元々がんばって歌う感じも好きじゃないので、スルッとやれてよかった。気負わないでやった何テイク目か、3人が寄り添うように混ざりあった良い演奏になった。一緒に演奏するというのはこうゆうことを言うのだなあ。お互いの呼吸を感じながらやれてることが伝わる。この曲では例のズッキーニではなくて、カバキーニョが美しく入り、感動的です。ゆり子さんのヴァイオリンも伸びやかで、シンプルで味わい深い感じになったと思います。 すばらしいミュージシャンのみなさんに、本当に助けられた思いです。感謝! エート、名曲の数々ですね・・・。ジンワリと作っていた時のことを思い出そうと思ったのですが、どの曲も自然にスルッと迷うことなく短時間で作れた曲でした。ソロの曲といっても、作っている時には、同時に演奏できない(されない)音も頭の中では鳴っているもので、頭の中でだけ鳴っていたヴァイオリンのメロディが実際に自分の演奏と重なりあって現実に聞こえた時、なんともハヤ、嬉しいもんです。合ってないのじゃないか・・・でも頭の中では自然に聞こえてる、大丈夫なハズなのよ、そこがいいとこなのよ・・と思っていた数カ所が、確かな演奏によって(ここが肝心なんだと思った)響きを持ってくる時の感動をどう伝えればいいのか・・・本当にありがとうございました・・としか言いようがない。宗教裁判にあった自分の罪が晴れて無罪放免になった気分だ。(変なたとえだけれど、本気。)(写真:「天使’s」) ![]() たくさんの仕事を抱え込みつつ楽しそうな野田っちと近藤さんと、大きな天使ゆり子さんとわたしで遅くなった夕食をとる。お疲れさまでした。 さて、仮おとしの音をしみじみ聞く間もなく、気持ちを入れ替えるきょう。 わたしは音楽が好きだ。いろんな音楽が好きだ。だからいろんな音楽をやる。だけど、どれもわたしの身体のフィルターを通して出てくるんだからアプローチは違っても変わらずわたしらしいのだと思う。 きのうとはうって変わってROCK!をするのだ。 メンバーはベース、ナスノミツルさん。ドラム、植村昌弘さん。3曲やる。その内2曲は近藤さんのキーボードが入る。またまた注文の多いわたしで・・・・ブッカー・T・ジョーンズにしてくれとか・・・・ほかいろいろ。 とてもおもしろかったです。実は予想外に。しかし、一番おもしろかったのは、演奏よりもわたしの楽譜を解読しようとする3人の図で、きのうの方たちはそんなに悩んでる風でもなかったので(本当は頭の中??だったかもしれないけど)おもしろかった。どれもこれも結局近藤さんが解読しなくちゃならなくて、ヒジョ〜に申し訳ない!!サイズの方も頼りない楽譜になっていたのだけど、こちらは植村くんがキッッチリと解読してくれて(これはわたしも助けられた。ありがとー。しかもスピーディ)感謝です。初めてのセッションとは思えない完成度。わたしの間のとり方の揺れが、きのうのセッションにつづきネックのような気がするけど、これまたきのうにつづき適度に修正、適度に包含されるに至り、半分無罪となる。いつもと違ったグルーヴ感が心地よいですよー。なわけで、その中でわたしのまったくグルーヴ感のない部分が目立ちまして・・・。「アレ」と「ココ」と「コノあたり」はださいので変えてね、と言ったものの全てが「ソコ」が良い、と言われ結局どこも変えてもらえなかった。よくわからんのよ、コレが。どの人とやってもそうゆうことになる。ギリギリださい、これが肝なんだろうか??????? ![]() 楽譜解読終了・・したようなしないような #
by eggdance
| 2007-08-28 23:57
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![]() 1年前に年間イベントのプリントというのが回ってきて、とにかくどれかに参加せねばならないようになっている。どう見てもこの「流しそうめん」が一番楽しそうだったので「○」印をつけて提出していたのを数日前の連絡で思い出した。遅れて行ったために一番過酷な「茹でる」部門に配属される。でも、数人で2時間ビッシリと汗かきながら楽しくやってしまいました。途中少年野球の団体がやってきた時だけ必死&パニックとなりましたが、仕事のあとの冷たい麦茶はおいしく(ビールじゃないのが残念でした)、町の重鎮たちの様子を眺めるのもなかなかおもしろくて、来年もまた「流しそうめん」にしよ〜っと、と思いました。 昼には終わって、家族が誰もいない家で、ギターガンガン(するほど激しい曲ではない)、歌ギュンギュン、練習する。デスメタルでもないのに酸欠。 【Project-P-meeting 4-5】 今年3月2日の、ほんのりとうららかな春のような冬の一日、近藤さんのスタジオでミーティング。 この日まで籠ったきりでの作業をつづけ、譜面を書いたり、新たに曲を作ったりして、自分なりのアルバムDEMOを作っていった。この日までにちょっとづつ手直ししては作っていったPunch-DemoはNo,6までになっていた。曲数多い。 これを1曲目から順番に聞きながら検討していく。Demoに入っているのはほとんどがわたし一人での演奏なわけで、これをどんな風にしたいか、ということをあくまで理想として語りできる限りその実現をはかる。イメージしかわたしにはない。この曲はこんなギターがいいなあ、とか、途中で「ヒュルヒュル」言う、とか「頭がぼぅっとなるような」とか、「パッパカパッパー」というとか、ほとんどそんな感じだけれど、わたしのやれる限りの表現方法を駆使し説明するのでした。はじめにイメージが、そしてその次に言葉が・・・なのだ。あとでこれが結構伝わっていることがわかって、やってみるもんだなぁ、と思ってしまいました。 3月20日、レコーディングスタジオのある外苑前の発売元のオフィスにて、印刷屋と関係者数名のミーティング。やっとこサ本の方にとりかかる。しかし、この先の長いこと・・・・・紆余曲折艱難辛苦の旅がここから始まるのだった。 この日の後半は近藤さんをまじえてG舎の後藤さんに案内していただいてスタジオ見学。機材を見たり、広さを見たり、曲ごとに検討。いよいよ具体的になってきて楽しい。帰りに近くにある「G茶房」で近藤、野田、わたしでギネスを飲む。ここのギネスはおいしい。しかも壁にはわたしの赤い犬の絵が飾ってあったりする。なんか、めでたい。(G舎のG藤さんと。G茶房でGネスを。って、なんかおもしろい) そして、そのスタジオでいよいよあしたレコーディングとなります。 曲は3曲。わたしは身ひとつで行きますが、いろんな楽器が入り、いろんな人が演奏するので、セッティングは大変そうです。 野田っち、後藤さん、近藤さん、演奏を一緒にしてくれるみなさん、あしたはよろしくお願いします! わたしはこれから女子棒高跳びを見ながら練習します〜〜 ハァ〜、アスリートはかっこいいなぁ〜 (写真:ギターをザルにかえて) #
by eggdance
| 2007-08-26 20:52
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![]() 2月の第二回目のミーティング以来ほとんど家に籠って曲のおさらいなどしていました。 新たに4000円のカシオトーンを買ってアーダコーダと試す日々。何人かの人たちにスコアを渡さなければならないから、そのスコアの整理が一番大変なのだった。わたしの作り方はイメージだけで、それにシックリきた音を直接ギターのネック上で探して、1音1音押さえていく方式のため、コードというものはまるで考えてない。音符と絵が錯綜するスコア。それもあまり自分でもアテにはしてないのでまったくの丸暗記。練習していれば忘れることはないけれど、しばらく演奏しない曲になると一体どうゆうポジショニングだったのか、まったく謎なのだ。サボテンがずっとやっている短い曲が23曲つづくエリック・サティの「スポーツと嬉遊曲」も全部丸暗記で、スコアを書くといっても絵にしかしてないから、最終的には身体でもう覚えちゃってるだけなのだ。ずっとそうやってきたので、自分にとっては不思議でもなんでもないけれど、ヒトに言う時には困る。そうこうするうちに誕生日となった。ピアソラのタンゴを聞いた。また一つ歳をとってしまった。う〜む 第三回目のミーティング。シャチョーと担当者Gさんも交えての具体的な内容などについて。シャチョーが「楽譜入れてね〜〜。」とおっしゃる。つい口が滑って、「じゃ、版画でしますか?」と言ってしまったのは、後で思えば痛かった。先日汗水たらしてやっとできあがりまして・・・。なんで痛いかと言うと、版画ってのは鏡面になってるわけよね。楽譜を鏡面で書くのは頭痛いです。ちょっと間違っちゃった。でも「そんなの関係な〜〜イ!」だって絵だもん。 この翌日、浪速のロマブラスバンドのフレイレフ・ジャンボリーを初めて見にいったのでした。でもって、その次の日からさっそく1曲カシオトーンで作った曲が、きょうネット上で演奏を聞くことができている。約半年後、ということですが、アレンジされてからはアッと言う間に演奏されていて感動します。今まで、自分で作った曲を誰かが演奏してくれるという経験がまったくないから、ヒジョーに嬉しい。このバンドのために書いた曲なので、それをバックに歌えるなんてなんだか贅沢な気分。しかも最初のイメージ通りになっている。 さて、誰かのために書く、というのはなかなか楽しい作業です。きょうの曲はギターの牧野くんが参加することを想定して作った。牧野くんのちょっと毒気を放ちつつ気持ちが良いギターを存分に弾いてもらってるのでした。そして、もう一人絶対この人!と1年前から決めさせていただいてたのがチューバの関島岳郎さんです。いいなーやっぱり。チューバは大好きな楽器で、吹けたらいいのになぁ、と思う唯一の金管楽器なのです。関島さんのチューバは、クレズマー風もロマ風も良いけれど、ロックありアヴァンギャルドありで型にはまらずおもしろい。きょうの曲ではブルーズバンドのベース担当という感じ。これが暖かい雰囲気でもあるけれど、クールでもあって良いのです。だってチューバでロケンローですから。それにきょうは近藤さんの10年ぶりらしいドラム演奏というのが加わりまして、これまた思わぬ素晴らしさなのでありました。オリジナルのドラムのセットが良いのです。きのうに続いて初めて見る楽器、ボンボ。 パキパキのロッカーにはなれない雰囲気がこのブルーズバンドにはあり、文化レベル少しありぃ〜の場所でやってる感がでていたようで、それがいい感じだった。アメリカの南部でもないし、ロンドンでもないし、ヨーロッパのどこか小さな街のバンドマンのようなところがわたしにはシックリくる。 終わったあと、このバンドマンたちは昭和な喫茶店「ボア」に行く。 1947年創業だそうで、東郷青児の絵が飾られていたりするので有名な老舗の喫茶店ですよね。わたしは入ったのはきょうが実は初めてでしたが、ミントグリーンの壁と、赤のビニールレザーの椅子がなんとも昭和の香りで素敵なところでした。老朽化してるらしくなんと9月で閉店してしまうそうで、残念。きのうも普通の喫茶店に入って和みましたが、わたしこうゆう普通の喫茶店が好きです。そういえば、どちらもいい感じのおばさまとおじさまが珈琲を入れていた。 ちょっと田舎のブルーズバンドマン。なんかピッタリの喫茶店でした。 ![]() ![]() ![]() #
by eggdance
| 2007-08-26 01:15
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リハだよー、ワーイ!といってもそれ一つだけでは済まされない。
午前中に学芸大学にあるカメラマン本田晋一さんのオフィスに野田っちと行く。中庭にも屋上にも水がはられている場所がオシャレに作られていてゴージャスで気持ちが良い。画集に入れることになった立体作品などの打ち合わせ。デザイナーの江口さんと同じように、わたしのライブも個展も来てくれる人なので、ちょっと説明しただけでわたしの思っている雰囲気を理解してくれるので信頼しています。何かこのあたりの人たちはわたしを含めて共通した感覚があって、品良くクラシカルでありながら、発想の源がダダ的に奔放であり、硬質で未来的なメタリック感をも持ち合わせているように思う。これにデカダンが入り込み笑っちゃって仕方がない、というのがわたしの感覚なのであって、何事も笑えなければおもしろくない、と思っている。Jellyは美しく、なよなよして心地よく、その中に埋まって眠りたい、としばし思うのだった。 打ち合わせ後、ヴァイオリンの向島ゆり子さんのスタジオに急ぐ。今度はバンドリンの秋岡欧さんと待ち合わせて。 秋岡さんの楽器は聞いたこともなければ見たこともないものが多そうで、おもしろい。バンドリンは、わたしがある曲で「バンジョーでもなくマンドリンでもなくウクレレでもないけど、そんな感じで乾いたようなチャカチャカした音のものってないかしら?」と近藤&野田氏と話している時にほざき、教えてもらったのでした。バンドリンは8弦になっていた。さらに、どうしてもズッキーニとしか今も思い出せないそれに似た名前の楽器を持参してきてくれて、それはそれでまたかわいい音のでる4弦のものでした。両方ともブラジルの楽器だそうです。近藤さんもやってきて、2曲。わたしの曲の中ではゆったり目のやさしい感じの曲です。秋岡さんは考え考えベーシックな感じやアヴァンギャルドな感じなど試しながら。ゆり子さんはやるほどにワイルドになるのでおもしろかった。表情が豊かだなあ。音が伸びやかで小気味が良い。わたしの暗明るい音の選び方は、わたしとしては普通のものだけれど、聞いてる人はどう思っているのかはわからない。ひっかかりを感じながらも、もう一回聞いてみたい、あともう一回、と思っていただけたのであれば、それはとても嬉しいことなのでした。楽しいリハでした。本番よろしく!! 近藤さんと乗った帰りの電車の中、バイオレンスが!あんなに殴り合うケンカを見たのは久しぶりで、ドキドキしてしまった。胸騒ぎが・・・。帰宅後も精神的バイオレンスがあり、2時間何もできなかった。ヤレヤレ。遅くなってやっとあしたの予習。あしたはまた別のメンツでリハがある。できてない歌詞はもう考えられず。多分本番までできないだろうな。 新しく買ったレコーダー&MTRでMP3録音ができてよかった。しかし、コレってポーズボタンがないのよね・・・マニュアル見るのが面倒なのでなんとか自力でいろいろ解読してみているのだけど、どうしても疑問な点がある。あした電車の中でさらにがむばってみよう。 家族に見離される。今晩というか朝がたから数日キャンプに出かけてしまうらしい。「心おきなく練習できるでしょ?」と言われているけど、半分見離されているに違いない。 写真は向島邸のアート「ウニ」。ポップで良い。 ![]() #
by eggdance
| 2007-08-25 01:50
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いよいよ来週からレコーディングが始まります。あしたとあさってはその前のリハがある。だから、まずはその準備をしなければならないのだけど、そうは簡単にいかない狂気のスケジュールをこなしております。
きょうは画集の中に入れるための版画のチェックを午前中にする。島根のギャラリー「草花舎」から戻ってきている額絵の中身を見て、手持ちのものと比べ、刷りの良いものを選択する作業です。荷を解いて箱をあけてエディションを控えて、また戻して、という作業だけでお昼になってしまった。汗ビッショリ。慌てて工房へ行き、画集に入れたいが刷りあがったものがない(行方不明)もの6点の内の最後の1点を刷りおえた。この分だけで二日ちょっとかかってしまったけど、これで新作にとりかかれる。どんどん先に行かなければつまらない。 デザイナーの江口さんは果敢だ。新作があるのなら、ドドッと載せよう、アレもやろうコレもやろう・・・とやれることやれないことひっくるめて投げかけてくる。で、わたしにはもう余力はないのよ、と言ってはいたものの、結局言われたことのすべてをクリアできてしまった!やればできるもんだわぁ。無理かもしれないと思っても100%無理ってわけじゃないことは、やってみなくては話にならない。結局無理じゃなかったので、まだまだワタシやれるかもぉ〜〜、と、また真綿で首をしめつつ妄想癖に拍車をかけるのだった。 今はJelly。頭の中はJellyのことでいっぱいなのよ。工房ではJelly版画を。帰宅後はJelly立体作品を。段々どっちもイメージが具現化しつつあっておもしろい。 さて、あしたは2曲リハをする。ソロと言っても1曲1曲メンバーが違う、というやり方。あしたはヴァイオリンとバンドリンと一緒にやりまする。『Bronze & Willow』のWillowサイドの代表2曲、という感じ。 #
by eggdance
| 2007-08-24 00:38
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画集に入れるための絵が見つからない!!ピンチッ
しかも何枚もある。これはどうもファイルごとないような臭いがする。探すなら刷れ、せよ。6点もある。きょう3点できあがった。ふぅ〜。あと二日しか実は刷る日がない・・・。しかも新作まで作ろうとしている。いや、やる、やればやるときやれるっ!でも、今度ばかりは駄目かもぉ、とたまに弱気。やるべきことは減ってはいるのだけど、それと同時にもっと増えている感じがする。 きょう起きたら、近藤さんがアレンジしてくれた1曲が、もう演奏されてネットで聞けるようにされてました!素早いので感動します。ネットだから世界中どこにいても送ったり聞いたりできて良いですね。演奏しているのは大阪のバンド、フレイレフ・ジャンボリーです。 遡って2月のミーティングニ回目@阿佐ヶ谷。野田っちとわたし。凄くおいしいand凄いヴォリュームのケーキを食べながら。なんか、いつも食べてるミーティングのため太った。これじゃあヌード写真も撮れないわ〜。この日はわたしが作ったDEMO-CDRを検討。この段階でだいたいもう曲順は決まっていたと思う。少し遠くにひいて曲全体を眺めていると、硬いもの、柔らかいもの、さまざまで、一見とりとめがなさそうだったけれど、ちょっとしたアイディアでスパッとまとまった。とりとめがないと言っても、デドコロは同じなので「マツモトサトミ」ティストでまとまっているのには違いない。野田っちには初めて聞かせるものもあった。わたしのとっておきなのだ、コレが。わたしの基本はコレなのよ、というものを数曲入れておく。 その中でまるでイメージだけだけれど楽器と楽器の鳴ってる音だけはキチッと決まっている曲があった。それはブラスでやる。大好きだけど自分ではまったくやれないしやらない、という音楽がある。その最たるものがわたしの場合「東欧バルカン音楽」で、聞きに行ったりCDを聞いたりはずっと大好きなのだ。バルカン音楽をしようと思っているわけではないけど、クストリッツアの映画のようなイメージだけが頭の中で鳴っていて、昨年は版画の方でもそんな絵を数点制作した。と、ここまでは漠然としていたのでしたが・・・ 大阪の8人編成のジプシーブラスバンド/フレイレフ・ジャンボリーは、偶然にも友人がファンで、その少し前に「松本さ〜ん、この人たちって知ってますか?大阪で流れているのを聞いたんだけど、東京こないんでしょうかね?」と言うのでした。あ、それって野田っち企画でやってたような?と電話で聞くと、やっぱしそうじゃん。しかも丁度いい時期に来る。2月のミーティング三回目の翌日その友人と横浜エアジンにワンマンライブを見に行きました。明るくって勢いがあって楽しい。ワタクシ抽選会では見事にドリンク券が当たり、楽しい一夜だったのでした。でもって、この方たちが今わたしの曲を一生懸命練習してくれているってワケでした! 楽しみね。 夜、買い替えたばかりのレコーダーつきミキサー(また買ってしまった・・・micro-BR。なんと重量130g、手のひらサイズ!)に音源をとりこんで、それにギターなど入れてみるのでした。うわッ、ノリむずかしいな!(と、ノリのないわたしは冷たい汗をかくのでした) #
by eggdance
| 2007-08-21 23:42
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きょうは、朝早くネットに届いたDEMOを聞く。元曲はわたしのギター、ベースと歌のみになっていたもので、当初はアルバムの中で一番ロックな感じになるハズだったのを、ちょっと前のことだけど、ブラスでやりたい・・・と思い付いたのでした。ブラス大好き。演奏はどんな風になるのか本当に楽しみ。もうひとつ今朝はブックレットの中に納める作品の制作のための試作をば。もう相当ギリギリなんだけど、まだやってる。実は版画もまだ刷る。
現在銅版画をやってるとはいえ、昔は立体が多かった。センサーとオートリバースのテープを使ったもののほか、水が落ちてきて音の鳴るものなど作っていました。とはいえ、そうゆうちょっとこ難しいものを使っていても、表面に見えるものは軽くポップなものというのが好きなんです。いかにもこ難しいものからこ難しいものが出てきてもそれは当たり前だからおもしろくないし驚くこともない。音に対してもそうゆう感じが好きだなあ。じゃなければ、ウンとわけわかんないもん、というのが好きです。 一応先は見えた感じ。立体制作の方が版画より実はおもしろい。イメージを具現化するのはおもしろい。 さて、制作日誌もやっとこさ2007年に入ってからのお話となりました。 2月に入ってようやっと第1回ミーティング@下北沢。Y田社長と野田氏とわたしとの三者withジャック・ダニエルくん。随分最初の話しから時間がたってしまったので、今一度、整理。福井/武生の越前和紙を使いたいという社長の希望は少し叶えられると思う。思えばこの1年前、武生に行ったんですよねー・・・。和紙の工場見学もさせていただきました。武生クラシックスでライブも鑑賞。あの時に購入した和紙は、とても使い勝手が良く、今も注文して使ってます。和紙の件ほかいくつかクリアされてなんかスッキリ。やっと具体的に始動しだしたのでしたが・・・。この日はジャックくんにひきとめられてしまって、何話したっけ?タクシー帰り。 #
by eggdance
| 2007-08-21 00:06
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きょうはリアルタイム日誌。
きのうは深谷の駅内での「深谷ロックフェスティバル」にサボテンで演奏しに行ってきました〜。始まる前にひとつ打ち合わせ。「どこに行ってもキリがない〜〜」というのは『Eel Pie Island Song」の歌詞の一部。ライブに来てくれることになっていたデザイナーN島さんと来年1年間一緒にやることになった仕事について方向性などを簡単に話す。 いろんなバンドが出て久々に楽しかったです。でも最後まで見ることはできませんでした。17:40にサボテンの演奏が終わったあとみなさんにちょっと挨拶して、その足で18:10の特急電車に乗って渋谷へ。野田っちと待ち合わせしてデザイナー江口さんのオフィスへ。土曜日だお盆だ関係ないゾッ。とデザイナー小畠さんも休日出勤。 画集の方はなかなかやっかいな問題をかかえてドンドン進行が遅れているのです。 今回関わってくれている人たちの全員という全員が、半端じゃないソーハードなスケジュールを抱えています。そうゆう人というのは段取りが非常に良いのだけど、ここに一人だけ段取りの悪いのがいる。制作側には一人もいませんよー、そうゆう人は、言っとくけど。そのチンタラした仕事ぶりのおかげでここまで遅れているのだけど、昨晩はコヤツのことは忘れて楽しい構成作業を4人頭をつきあわせてアーダコーダとやったのでした。こうゆう作業は本当に楽しい。 ブックレットは結構なヴォリュームがありますヨ。そしてCDもフルアルバムだから、ヴォリュームありますヨ。だからどっちの作業もハードだけど、話しているといくらでもアイディアが出てくるのでとてもおもしろい。そのすべてのアイディアを実現させたいのはヤマヤマなのだけど、イカンセン、身体は一つしかないのでもうほとんど無理。と言いながら、自分のやることをメモしていたら、軽く7個ほど増えていた!!その内二つは文字を書くことで、その内二つは版画を刷ることで、その内一つは資料関係、その内一つは立体制作、その内一つは写真、という具合。こういった作業を必死にひとつづつクリアしつつ、ギター練習をする、というのがここんとこの生活パターンなのですよー。 今回のような本とCDを一緒にしたものの構成は簡単にはできない。むずかしい。でも、江口小畠さんならできるだろう、と最初から実はデザイナーはこの方たちに!と心に決めていたのでした。なぜなら、お二人ともライブにも来てくれてるし、個展も見にきてくれているし、両方知ってるから。でも重要なのはそれだけではなくて、これが大事なところなのだけど、わたしの版画の中で著しく反応してくれる作品が、どれもちょっと癖のあるもので、言ってみればわたしの本質的な部分なのだ。こうゆうものが好きだと言ってくれる人にこそ!というわけでいろいろ無理を言ってやっていただいてます。どの仕事もいつもセンスが良くて大胆で美しくて良いのですが、今回もいろいろと大胆なことをしてくれていて嬉しい。 そして予想通り、本人がなんとなく思っていてもカタチにできないでいることを、打ち合わせのたびにカタチにして提示してくれている。きっとすばらしいブックレットになると思います。 だいたいの構成と使う版画が決まったので、夜遅くみんなで近くのイタ飯屋へ。きのうの食事は、昼のハンバーガー1個だけだったので、ワインもバンバン料理もバンバンお話もバンバン。結局品川までは電車で帰れたけどあとはアウト!そこからはタクシーとなる。ギター持ってると走れないんだもーん。 #
by eggdance
| 2007-08-19 12:09
| 作品/art
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タイトルは過去形になってますが、まだできてませんよっ
ブログ書こうと思った矢先にいきなりハードなスケジュールとなったので、きょうは半分リアルタイム日誌。 きのうは1曲アレンジされた曲をWebで聞くことができました。最近はほとんどのことがネットでやりとりできてしまう。時差無し。アレンジしてくれたのは近藤達郎さん。今回、何曲かわたしの妄想につきあってアレンジをしてくれています。 この曲は今年に入ってから思い立って作ったもので、昨年11月の銀座「伊東屋」のギャラリー個展の際に新作として描いた『万華鏡の夜』という版画を制作しながら、なんとなく妄想。サイトの方にコラムを載せている通り、わたしの好きな映画監督エミール・クストリッツアへのオマージュみたいなもんが入ってる。浮遊する花嫁というのはクストリッツア監督のお得意とするところで、どの映画でも花嫁は飛んでいるのですよ。 ひとつ版画を制作すると、限りなくストーリーができてしまうので、次から次へと妄想実現のための作品を作ってしまう。そのため、版画だというのに、刷り増し点数が少ない。トホホ・・・。そして、きのうときょう、わたしは貴重な1枚しかない版画を探して家捜し状態なのだった。無い・・・・無いのだ・・・。しょっちゅうこうゆう事が起こるのだけど、今回ほど参ったことはないのよ〜。だって画集に使うんだもん。でため息をついていたら近藤さんからアレンジのための資料としてわたしが持っているハズのMIDIデータはありませんか?と連絡が。これはずっと前に一人で作ったインスト曲のこと。探し物が・・・。きょうは暑い一日だったので、家捜しも効率悪い。結局すべて行方不明だった。ガッカリ。データは見つかってもそれを再生する機材が今や存在しないので、無理ですよね、ということになり、スッパリ諦めた。申し訳ない!! とゆうわけで近藤さんがアレンジとCDサイドの共同プロデューサーをしてくれています。 Project-Pは、画集の方と合わせての総合プロデューサー野田っちにわたしの絵について、曲のイメージなど妄想を語り伝えることこそが、内容を固める上でまず大事なことであると思ったので、日々妄想を語り倒しておりました。ゆえに、多分ジンワリと嫌ってほど我が妄想ははびこったに違いない・・・。でも、もしかしたら勘違いってこともある。が、しかし、それはそれで良しとする。多少の勘違いが新たな可能性を導く場合が少なからずある、とポジティブに考えることにしている。いつも信じることにしている。その野田っちが近藤さんにお願いしよう、と随分早い時期に決めていたのでした。信じよ、さらば救われん。近藤さんのことは勿論存じ上げておりましたが、実際にはあんまり演奏聞いたことがないワタシ・・・だってわたしサボテンだし。あんまし遭遇する機会がなかったんだも〜ん。でも、そんなんでいいのか?それは良くない。というわけで、機会を見つけて何度か聞きにいったりなんかしたのでした。 新たな展開というのは思わぬところからやってくるものなのでした。まだまだ水面化での話だけをしていただけの昨年の6月のある日、わたしは西荻窪の「FALL」という素敵なお店でライブをしておりました。個展『Some Winding Shapes/絡みつくカタチ』開期中の一日、店主でミュージシャンでもある三品さんと美術家でやはりミュージシャンの大内さんの企画でソロライブとなったのでした。例によって家からケーキ作って持ってきたりしていたのでバタバタしていたら、な〜んか見たことある顔が・・・とは思ったんだけど、忙しくて考える間もなくスタート。対バンのひとつは『mama clio』で、4曲一緒にやっていただくことになってました。バイオリン(クリスチさん)、アコーディオン(ロケット・マツさん)、ウクレレ/ギター(植村くん)、ガイダ(大野さん)という編成。 彼等の演奏にわたしが参加したのは1曲『Sheebeg and Sheemore』で、メチャクチャなスライドノイズギターのみで参加させていただきました。「Eel Pie Island Song」が始まるとき、ロケット・マツさんがいきなり 「きょうはピアノのすご〜〜〜くうまい人が来ているので、演奏してもらいましょ〜〜よ〜〜」と(トイピアノしかないのに)ヘロヘロッとなりながら近藤さんを呼び出しまして・・・。エ!?アレ?どうなっちゃうの?とドキドキしていると、近藤さんはどんな曲かも知らずに床にすわり、トイピアノを弾きだすのでした。この曲の途中は臭いブルーズが延々演奏されるのだけど、ちっこいトイピアノでそれをやってるヨン。みんなの演奏もよくって、楽しい時間が過ぎたのでした。終わりたくなかったけど、延々同じコードのブルーズを聞かされるのは相当嫌気がさす(わたしは)ことだと思っているので、それぞれがソロをとったあたりでそんなに引っ張らずに終える。 最初のわたしの腹話術芸が長かったために、この演奏は録音途中で切れてました。残念だけど、概してこんなモンですね。 終わったあとで、もしかしてもうCDの話が野田っちから行ってるのかしら?とそれとなく聞いてみると、ただネットでライブを知って来た、とのことで、まったく何も知らずに偶然聞きにきてくれただけだったのでした。こんなことってあるんだ・・・と内心本当にビックリした一夜だったのでした。滅多にない奇妙な一夜だということはわたしのみぞ知る。まだ誰にも言えないので、ひとり盛り上がって笑いながら帰宅。 マツさんに感謝。 それから数カ月後、クロコダイルでの東京ナミィバンド&サボテンのライヴで、キーボードを弾いていた近藤さんに再度お会いした。その時もまだプロジェクトPの話しは内緒のままでありまして。ああジレッタイ きょうはCDサイドでは近藤さんといくつかのやりとりをし、画集の方ではデザイナー氏オフィスに寄って打ち合わせ&インディーズバンド話をしました。両方同時に佳境に突入で、あしたライブがあるわたしは結構パニックですが、帰りにあたらしいシールドを買ったのでちょっと嬉しい。シールドって値段「松竹梅」or「ピン」から「キリ」まであるなぁ〜。きょうはその中間くらいの「竹」あたりを買ってみました。 あしたはきっといい音が出るでしょう〜 ![]() #
by eggdance
| 2007-08-17 21:02
| music
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